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2014年04月15日 13時55分

タスマニアの養殖サケ、持続可能性で高評価獲得

オーストラリア最大の養殖タイセイヨウサケ(アトランティックサーモン)生産者のTassal Operations Pty Ltd. (Tassal)は、養殖海産物の環境・社会的持続可能性認定プログラムではもっとも厳しい水産養殖管理協議会 (ASC)規格を取得しました。
Perth, Australia, 2014年4月15日 12時55分 - (JCN Newswire) - オーストラリア最大の養殖タイセイヨウサケ(アトランティックサーモン)生産者のTassal Operations Pty Ltd. (Tassal)は、養殖海産物の環境・社会的持続可能性認定プログラムではもっとも厳しい水産養殖管理協議会 (ASC)規格を取得しました。世界的に高い評価を受けている認定機関のSCS Global Services (SCS)は、2014年初めにタスマニアのマッコーリー湾にあるTassalの主要サケ養殖場に、ASC認証を与えました。

「TassalがASC認証を取得したことで、Tassalや顧客が市場でその恩恵を得るだけでなく、タスマニアの海洋生態系への影響が最小に抑えられます。」と、SCS執行副社長のRobert J. Hrubesは述べました。「ASC認証の取得により、Tassalは、サケ養殖業界でも特に社会的責任を重視する企業であることを内外に示しました。」

この認証は、Tassalの養殖サケ事業が、ASC規格の中核的原則7項目に適合していることを意味しています。これらの原則は、周辺生態系における種の多様性維持、水質保護、持続可能な資源利用への取り組み、地域社会の利害関係者についての透明性などの問題に対応しています。

Tassalは来年中にサケ養殖場6か所すべてで、ASC認証を取得することを確約しています。同社はまた、サプライチェーン全体で認証済みサケが適切に追跡され、認証未取得のサケ製品と分離されていることを示すために、加工施設でASC CoC (Chain of Custody)認証を取得する予定です。

「SCSはオーストララシア地域の海産物養殖場と緊密に協業することに、誇りを感じています。」と、SCSの持続可能な海産物プログラム部長で、オーストラリア出張所を拠点に活動するSabine Daumeは述べました。「Tassalが認証取得を達成したことにお祝いを申し上げます。また、Tassalとさらに協業してすべての養殖場でASC認証の取得を目指していきたいと考えています。」

「オーストラリア企業にとって環境と収益の面で意味のある持続可能な製品を求めるお客様はますます増えています。」と、Tassal CEOのMark Ryanは述べました。

ASC認証に加えて、Tassalは環境への影響のプロファイルを完全に理解するために、業務のライフサイクルアセスメント(LCA)を実施しました。LCA調査結果は、海水400トンの富栄養化による汚染を軽減し、周辺の生態系の健全性を向上するためにTassalが使用する基本データを、確立しました。Tassalは今回のASC認証により、持続可能性に向けたアプローチのカギとなる要素を洗い出し、社会的責任を重視した養殖サケのメリットについての消費者教育による恩恵を得ます。

Tassalについて

TassalはASXに上場している株式会社で、従業員数は850人以上です。同社はタスマニアの6地域で2か所のサケ孵化場、3か所の加工施設、2か所の小売店、および海洋牧場を運営しています。

SCSについて

SCS Global Servicesは30年間にわたり、サードパーティ環境維持の認定、監査、規格開発で世界をリードしてきました。そのプログラムは業界の垣根を越えて多岐にわたり、食糧農業、林業、グリーンビルディング、製品製造などの分野での達成内容を評価しています。SCSは、ASCの養殖サケ規格の認可を受けており、市場ニーズに応じてさらに多くの認可を取得する予定です。詳しい情報は www.scsglobalservices.com をご覧ください。

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