AEROPRES

2015年07月28日 16時41分

川崎市と昭和電工、低炭素水素社会実現に向け協定を締結

川崎市(市長:福田紀彦)と昭和電工株式会社(社長:市川秀夫)は、低炭素水素社会の実現に向けた連携・協力について合意し、2015年7月28日に協定を締結しました。
TOKYO, July 28, 2015 - (JCN Newswire) - 川崎市(市長:福田紀彦)と昭和電工株式会社(社長:市川秀夫)は、低炭素水素社会の実現に向けた連携・協力について合意し、2015年7月28日に協定を締結しました。両者で使用済プラスチック由来低炭素水素を活用した環境負荷の少ない低炭素な水素社会の実現を目指します。

協定に基づく取り組みの一つとして、使用済プラスチック由来の水素を川崎臨海部の需要者にパイプラインで輸送し、純水素型燃料電池を活用しエネルギー利用する技術実証を行います。これは環境省が公募した「平成27年度地域連携・低炭素水素技術実証事業」において、昭和電工の「使用済プラスチック由来低炭素水素を活用した地域循環型水素地産地消モデル実証事業」が採択されたことから、今回、川崎市と昭和電工が連携・協力し、本水素を活用した統合的システムの地域実証を行うことになったものです。

川崎市は実証事業に参加する各事業者間等の調整、許認可取得関連の支援、実証事業への助言等の役割を担い、昭和電工は使用済プラスチック由来の水素の製造・供給を行うとともに、サプライチェーンの実現に必要な技術実証を行います。

【参考】

昭和電工は、川崎事業所におけるアンモニア製造工程において、原料となる水素を使用済プラスチックから取り出す製造方法を2003年から導入しています。

本製造方法では使用済プラスチックを原料とすることで化石燃料の消費を抑えるだけでなく、製造工程で発生する二酸化炭素をドライアイスにリサイクルするなど副生物を資源として有効活用しており、従来の製造方法に比べ、環境負荷の低減に大幅に寄与します。こうした取組は、川崎市が推進する「川崎エコタウン事業」の一環として導入したものであり、川崎市と昭和電工はかねてよりアンモニア製造用途以外での本水素の活用の可能性について検討してきました。

川崎市は、本年3月に「水素社会の実現に向けた川崎水素戦略」を策定し、多様な事業者等と連携したリーディングプロジェクトの創出・推進を通じて、水素エネルギーを積極的に導入し利活用する「未来型環境・産業都市」の実現に向けて取り組んでいます。昭和電工は、豊かさと持続性の調和した社会の創造に貢献する「社会貢献企業」の実現を目指し、CSRを企業活動の根幹においた経営を進めるとともに、地球環境への負荷低減に寄与する事業活動を行っています。今後も両者の連携・協力を通じ、循環型社会と水素社会の構築に貢献してまいります。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.sdk.co.jp/news/2015/15098.html

昭和電工株式会社

詳細は www.sdk.co.jp をご覧ください。

お問い合わせ先
川崎市 総合企画局スマートシティ戦略室
044-200-2095

昭和電工株式会社 広報室
03-5470-3235

リリース配信代行:
JCN 株式会社
Tel: 03-5791-1821
Email: info@japancorp.net