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2012年07月19日 21時16分

スカイコム、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)からの正式要請に協力 ~国家のPDFによるサイバー攻撃対策に一助。GPKI対応製品リリース!~

スカイコムは「内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)」から正式に“政府機関を装ったPDFファイルによる「サイバー攻撃」対策”へ協力要請を受けPDFビューワ機能を有するクライアント製品においてGPKI機能に対応し提供を開始しました。GPKI認証局の「官職認証局自己署名証明書 (一般にはルートCA証明書)」と「失効リスト(CRL)」をダウンロードすることによって“電子署名検証”を可能にしました。
株式会社スカイコム(本社:東京都台東区、代表取締役社長 荒武 捷ニ、以下:スカイコム)は、国家の情報セキュリティ政策の遂行機関である「内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)」から正式に、“政府機関を装ったPDFファイルによる「サイバー攻撃」対策”への協力要請を受けました。「安全・安心な電子社会の創造」をミッションとするスカイコムは、国民・社会を守るこの使命に即決賛同しました。

この要請を受けスカイコムでは、PDFビューワ機能を有するクライアント製品「SkyPDF® Viewer」「SkyPDF® Standard」「SkyPDF® Professional」において、GPKI機能に対応し提供を開始しました。
上記SkyPDFの3製品において、GPKI認証局の「官職認証局自己署名証明書 (一般にはルートCA証明書)」と「失効リスト(CRL)」をダウンロードすることによって、“電子署名検証”を可能にする機能を実装しました。
また、高度なPDF生成・編集機能を有する「SkyPDF Professional」においては、日本の政府認証基盤(GPKI)を用いた官職認証による“電子署名付与”も実行可能となりました。
このスカイコムのGPKI対応支援により、政府機関がGPKIを用いて電子署名を付与したすべてのPDFファイルは、SkyPDFビューワ機能で閲覧すると、その入手経路とは無関係に、(1) 「政府発行証明」(PDFファイルの発行者が政府機関であること)、(2) 「完全性証明(非改ざん証明)」(PDFファイルが改ざんされていないこと)、が簡単操作で確認できるようになり、電子文書の取り扱いに関する安全性と利便性が大幅に高まりました。

PDFファイルはビジネス文書の配布等で広く使われており、政府機関でも文書のやり取りやWebによる資料の公表に多用されています。一方PDFはCode実行、Plug-In、電子フォーム等の利便性の追求を続けた結果、セキュリティへの脆弱性が浮き彫りとなってきました。これはPDFファイルそのものがセキュリティに弱いことを意味するのではありません。目先の利便性のみを追求したPDF閲覧ソフトメーカーの機能拡張が、セキュリティに対し脆弱化を招いてしまった結果です。
これに対し、スカイコムのSkyPDFビューワ機能には、安全性・信頼性重視のポリシーのもと、製品の基本設計からセキュリティの脆弱性を排除した設計を施しているため、過去1度もサイバー攻撃に合った報告を受けていません。これにより安全・安心なビジネスツールとして、現在、セキュリティ面に厳しい防衛省をはじめ、その他官公庁・関連団体・自治体・大企業・中小企業で、SkyPDF製品シリーズの採用が加速しています。スカイコムは、今後も増長していくサイバー攻撃を見据え、さらなる対策強化に努めてまいります。

<政府認証基盤(GPKI)とは> 「総務省行政管理局」サイトより引用  http://www.gpki.go.jp/
国民等から行政機関に対する申請・届出等や、行政機関から国民等への申請・届出等に対する結果の通知等を、インターネットを利用しペーパーレスで行うことを目的として、申請・届出等やその結果の通知等が、真にその名義人 (申請者や行政機関の処分権者)によって作成されたものか、申請書や通知文書の内容が改ざんされていないかを確認する行政機関側の仕組みとして整備されたのが政府認証基盤(GPKI: Government Public Key Infrastructure)です。

【内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)から受けた協力依頼の経緯および今後】
10数年来、PDF技術を追求し高速・高圧縮・高品質・高セキュリティとクオリティの高い製品群を自社開発・販売しているスカイコム。意外と知られていないのが国内ではPDFの老舗であること。そしてトップクラスの性能および安全性を実現していると定評があるPDFメーカーであること。
これらの好評価により、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)のご担当者様から、GPKI対応のご依頼をいただき快諾しました。そして、GPKI機能に完全対応した「SkyPDF製品シリーズ」を揃えたという経緯です。
これにより今後各府省庁では、GPKI対応推奨製品として「SkyPDF製品シリーズ」を選択肢に加えることが可能となり、PDFのサイバー攻撃対策として準備が加速するものと、両者間で喜ばしく思っています。NISCおよびスカイコムは、官民一体となって日本の安全な電子社会を共に築く方向性で意見が一致しています。
今後も継続的協力関係のもと、進化形サイバー攻撃対策を講じ、日本の政府機関が発信するPDFファイルの安全性並びに真正性を高め、国民の皆さまが電子文書をより安心してご活用いただける環境整備を遂行します。

<参考>
◆「SkyPDF Viewer」
「SkyPDF Viewer」は、複数PDFファイルもスピーディーに表示できる高速タブ機能や検索機能を備えた無償のPDF閲覧ソフトです。PDFの技術仕様ISO32000-1に準拠しており、セキュリティ対策を施した安全・安心なPDF閲覧環境を提供しています。
→弊社ホームページより無償ダウンロードしてご利用いただけます:  http://www.skycom.jp/free.html

◆「SkyPDF Standard」
PDF閲覧機能に加えて、PDFファイルの作成、結合や分割、アノテーション捺印、タイムスタンプ、ハイブリット署名といった簡易的な編集・加工が可能となったPDF作成・閲覧ソフトです。

◆「SkyPDF Professional」
PDFの閲覧・作成・編集・加工等「SkyPDF Standard」の機能をベースに、トリミングや注釈ツール等PDFファイルの高度な編集・加工機能を搭載。共通鍵暗号方式AES128bit/AES256bitや、長期保存を目的とするISO19005(PDF/A)に対応し、高度なセキュリティ面でも万全を期したビジネスツールです。

→「SkyPDF Standard / Professional」製品概要:  http://www.skycom.jp/professional_standard.html


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