AEROPRES

2017年10月01日 15時11分

香川県の伝統工芸「漆芸」と地場産業「手袋」の新しいコラボ レガンが女性向けファッショングローブのデザインに漆塗りを採用

手袋製造販売のレガン(香川県木田郡三木町 社長/砂川泰三)は、女性向けの革製ファッショングローブに、香川県の伝統工芸である漆塗りの技法を取り入れた新製品を企画。秋冬のシーズンに向けて商品化します
手袋製造販売のレガン(香川県木田郡三木町 社長/砂川泰三)は、女性向けの革製ファッショングローブに、香川県の伝統工芸である漆塗りの技法を取り入れた新製品を企画。秋冬のシーズンに向けて商品化します。

■讃岐漆塗りの伝統技術を伝える老舗、中田漆木が協力
新商品は、漆器や家具などを製造販売する中田漆木(高松市松島町 社長/中田充)がデザイン、着色した羊革素材を手袋のパイピングやサイドのマチ部分に使った、鮮やかな色合いが印象的なファッショングローブです。
レガンではこの手袋を国内で販売するだけでなく、海外の展示会などにも出品し、香川漆芸の技術の高さや漆の多様性をアピールして、手袋と共に地場産業を盛り立てていきたいと考えています。

■革と漆は好相性。多様な色の表現が可能
香川の漆芸は、伝統的に多くの色漆を使用し、多彩な表現ができることが特徴とされています。
中田漆木はこれまで、丸亀うちわや庵治石、アクセサリーや自転車などに漆で絵付けした品を作ったことはありましたが、手袋とのコラボは初めて。中田漆木によると「羊革は漆が浸透して硬化しやすく、塗っては乾燥させ何度も塗り重ねるという工程が効率的にでき、相性が良い素材」とのことです。また、表面の色つやが徐々に透明感を増し、美しい色合いが経年によって鮮やかに変化していくのを楽しむこともできるそうです。

■中田漆木の高い技術力で革手袋にアクセント
今回漆塗りを採り入れたデザインは「ストライプ」と「グラデーション」の2種類。その彩の多さと鮮やかさが特徴の一つです。
「ストライプ」(写真右)は、赤・黄・青・白などの鮮やかなラインを一本ずつ手描きした革のパーツを甲側の裾にパイピングとして使用することで、手袋全体を引き締めるアクセントとなっています。
「グラデーション」(写真左)は、革の表面で色を混ぜ合わせたもの。色漆が浸透して硬化する前に手早く作業する必要があり、刷毛で塗ったあと指先で叩いて境目の色をならすという熟練の技を要します。横マチ部分にこのグラデーションを使うことによって、縦のラインで色の変わり目を楽しめるデザインになっています。

■ふるさと納税でテストマーケティング
今年11月から、香川県三木町のふるさと納税返礼品としてWebサイト「ふるさとチョイス」に掲載するほか、自社のWeb通販サイトでテスト販売を実施。正式には来年の秋冬に向けて商品化に取り組みます。販売価格は12,000円~15,000円程度となる見通しです。

【中田漆木】
〒760-0068 高松市松島町3丁目17-35 
TEL/FAX:087-861-6496
URL:http://www.nakatashikki.com
Email:dnakata@crocus.ocn.ne.jp

【(株)レガン 企業概要】
本社所在地/〒761-0613 香川県木田郡三木町大字上高岡356-1  
創業/1962年11月 設立/1965年
電話/087-898-1211 FAX/087-898-1217 
代表者/代表取締役社長 砂川泰三 資本金/9,000万円
従業員数/約70名 事業内容/スポーツ・ファッション手袋の企画製造
事業所/東京店 工場/日本(香川)、フィリピン、ベトナム、カンボジア、インドネシア、中国
URL/http://www.lesgants.co.jp

【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:株式会社レガン カジュアル事業部
担当者:玉木 三鈴 
TEL:087-898-1211
FAX:087-898-1217
Email:m-tamaki@lesgants.co.jp