2012年06月04日 18時27分
計測エンジニアリングシステム株式会社

COMSOL Multiphysics(R)バージョン4.3を販売開始

米マサチューセッツ州バーリントン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- COMSOL, Inc.は、物理現象を基本とするあらゆるシステムのモデリングおよびシミュレーションが可能なソフトウェア環境として業界最先端のCOMSOL Multiphysics(R)バージョン4.3の発売を本日発表しました。COMSOL Multiphysics(R)バージョン4.3は、技術者、科学者、研究者が用いることのできる強力な新モデリングツール群および高速なシミュレーションエンジンを特長としています。これらは電気、力学、流体力学、ならびに化学シミュレーション分野のイノベーションリーダーとしてのCOMSOLの地位をさらに確固たるものにしています。バージョン4.3で追加された主な機能には、3つの分野別アドオンモジュール、強力かつ高速なメッシュ生成機能、力学的接触や非線形性が高い場合のシミュレーションに用いる「ダブルドッグレッグ (Double Dogleg)」ソルバー、膨大な数のユーザー提案を反映した機能拡張などが含まれます。COMSOL Multiphysics(R)バージョン4.3は全世界のCOMSOL販売店・代理店でお買い求めになれます。

※ご参考:文末「画像1」を参照

機能拡張および機能向上の範囲は、COMSOL製品全体に及んでいます。「非線形構造材料モジュール (Nonlinear Structural Materials Module)」、「パイプ流れモジュール(Pipe Flow Module)」、および「腐食モジュール(Corrosion Module)」の3つの分野別アドオンモジュールの追加により、マルチフィジックス現象のシミュレーションに関するCOMSOL, Inc.の製品ラインアップは30製品に達しました。最新モジュールによる拡張で、COMSOL Multiphysics(R)シミュレーションプラットフォームはユーザーインターフェースが刷新され、これら各分野に固有の設計課題を正確かつ効率的に計算できます。

※ご参考:文末「画像2」を参照

ユーザーの提案に基づく開発
新バージョンの開発では、COMSOLのユーザーが極めて重要な役割を演じました。COMSOL Multiphysics(R)4.3は真の意味でコミュニティ全体の努力の成果です。最終的に実装された諸機能には、ユーザーからのリクエスト、様々なご提案、フィードバックが非常に大きく貢献しています。

「シミュレーションツールは技術者や科学者の皆さんの日常業務に大きく影響します。信頼性の高いシミュレーションツールを提供することは我々の使命です。従って、ユーザーから寄せられるご意見は弊社製品にとって重要かつ不可欠な要素です。」とCOMSOL, Inc.副社長・製品管理責任者のBjorn Sjodin氏は言います。「COMSOLの社風としてよく知られた『イノベーションへの情熱』を追求するのと並行して、我々はユーザーベースからのフィードバックを募集しており、実際に数多くの意見が寄せられています。」

本バージョンはCOMSOLの社内開発者とユーザーの才能の融合によりメジャーリリースになりましたが、それに留まらず、ユーザーからのリクエストがあった機能拡張の多くがきっかけとなって、さらに大きな枠のCAEコミュニティとCOMSOL Multiphysics(R)との統合が進みました。たとえば、バージョン4.3ではコアモデリング機能が更新され、大幅に拡張されています。メッシュ生成機能がさらに高速かつ強力になりました。特に仮想形状の作業を行う際、自動メッシュ作成エンジンによって不必要に細かい情報が取り込まれることを防ぐことができるようになりました。インポートしたメッシュで作業を行う場合、既存のメッシュ要素を新しいドメインまたは境界としてグルーピングすることができます。これによって、境界条件や物性を割り当てる際の作業が楽になります。

※ご参考:文末「画像3」を参照

ユーザーは1つ、2つまたはそれ以上のパラメーターを簡単に指定して、マルチパラメータのスイープを実行できるようになりました。すなわち、全パラメーターまたは一部のパラメーターに限定してスイープを実行させることができます。これらパラメータスイープの計算結果は、簡単に可視化することができます。複数パラメータの複合スイープを1つの画面に表示することができます。新インターフェース「クラスタースイープ (Cluster Sweep)」および「バッチスイープ(Batch Sweep)」により、並行性、独立性の極めて高いパラメトリックスイープを定義できるようになりました。

バージョン4.3では、電気、力学、流体力学、および化学シミュレーション向けのすべてのモジュールが更新され、エキサイティングな各種新機能が追加されています。ユーザーから寄せられた複数の要望にお応えして、AC/DCモジュールに3D回転機械のモデリング用ユーザーインターフェースが実装されました。この新機能は、発電機、ブラシレスモーター、ブラシ付きモーターの半径方向、軸方向の流束メカニクスを取り扱う場合に役立ちます。

※ご参考:文末「画像4」を参照

構造力学モジュールおよびMEMSモジュールのユーザーには、力学的接触を含む場合や非線形性の高い場合のシミュレーションに、新ソルバー「ダブルドッグレッグ」が追加されました。新ツールの追加で負荷ケースをタグ付けできるようになり、詳細な構造力学シミュレーションの設定を簡単に行えるようになりました。「CFDモジュール (CFD Module)」に使いやすいインターフェースが追加され、乱流による混合を考慮した質量輸送のシミュレーションが可能になりました。また、「粒子トレーシングモジュール (Particle Tracing Module)」は非常に多くの機能がサポートされていますが、新たに粒子-粒子の相互作用およびブラウン力が追加されました。

※編集用注記: 本文中に記載のご参考画像ファイルの高解像度版は下記URLのWebページより取得できます。詳細は文末をご覧ください。 http://www.comsol.com/press/imagegallery.php


COMSOLについて

COMSOL Multiphysics(R)は、物理現象を基本とするシステムのモデリングとシミュレーションに使用するソフトウェア環境です。最大の特色は、マルチフィジックス現象の取り扱いが可能なことです。オプションのモジュールでは、音響、バッテリーと燃料電池、化学反応、電磁気学、流体力学、地質力学、伝熱、MEMS、粒子トレーシング、プラズマ、および構造解析のシミュレーションを目的とした分野別ツールが追加されています。組込みの機能またはアドオン製品を使用することにより、COMSOL Multiphysics(R)および全関連モジュールは各社のCAE製品と簡単に統合できます。これには各種CADツールで設計された形状の組込みやポストプロセス(設計の最適化、画像生成、レポート生成など)が含まれます。COMSOL, Inc.は1986年に創業されました。米国では、マサチューセッツ州バーリントン、カリフォルニア州ロサンゼルス、カリフォルニア州パロアルトを拠点とします。同社の海外での活動は、ベネルクス諸国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、インド、イタリア、ノルウェー、スウェーデン、スイス、英国と、成長を遂げてきました。COMSOL Multiphysics(R)は、日本、イスラエル、エジプト、オーストラリア、ギリシャ、韓国、スペイン、台湾、チェコ共和国、中国、トルコ、ハンガリー、ポーランド、マレーシア、南アフリカの各国に販売代理店が置かれています。その他の会社情報については、http://www.comsol.comを参照してください。

COMSOLおよびCOMSOL Multiphysicsは、COMSOL AB社の登録商標です。
Capture the ConceptおよびCOMSOL Desktopは、COMSOL AB社の商標または登録商標です。
その他の製品名またはブランド名は、各社・各団体の商標または登録商標です。

[発売元]
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1 New England Executive Park, Ste 350
Burlington, MA.01803 USA
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Fax: +1 781-273-6603
URL: http://www.comsol.com
E-Mail: info@comsol.com


連絡先
◆本件のお問い合わせ先:
[販売元・COMSOL, Inc.日本国内総代理店]
計測エンジニアリングシステム株式会社
代表取締役社長  岡田 求
Tel: 03-5282-7040
Fax: 03-5282-0808
URL: http://www.kesco.co.jp
E-Mail: comsol@kesco.co.jp


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