2013年11月21日 14時10分
Ivanhoe Mines Ltd.

Ivanhoe Mines、Kamoaの銅探査プロジェクトのPEA(予備的経済性調査)の最新情報を発表

LUBUMBASHI, DEMOCRATIC REPUBLIC OF CONGO, 2013年11月21日 12時20分 - (JCN Newswire) - Ivanhoe Mines (TSX: IVN)の創設者会長であるRobert Friedlandと、CEOのLars-Eric Johanssonは、コンゴ民主共和国南部のカタンガ州、コルヴェジの鉱業地帯の中心近くにある同社の大規模なKamoa銅探査プロジェクトのPEA(予備的経済性調査)に関して、有望な結果報告を発表しました。

「この調査により、Kamoaが未開発な大規模銅山として最大規模であり、世界的に見ても比類のないものであることが確認されました」と、Friedlandは述べました。

「Kamoaは非常に高品質かつ大規模な埋蔵量の銅を擁するという点において際立っており、世界のどこよりも低コストでかつ充分な量の銅を供給する生産者となる見込みです。我々はKamoaプロジェクトを世界クラスの銅鉱山へと発展させる計画を進めていますが、今回の経済性調査により、さらなる確信を持つことができました。」

PEA(予備的経済性調査)のハイライトは以下の通りです

-- 大規模な鉱山及び製錬所は二段階のフェーズを経て開発される
-- 小規模なスケールで生産を開始し、その後の拡大を後押しする基盤を作る
-- 初期段階は高品位の銅精鉱を販売し、キャッシュフローを早い段階から確保する
-- 生産までに必要とされる資本コストは低く、最大でも14億ドル
-- 生産ターゲットは年間粗銅30万トンであり、品質の高さと共に世界有数の銅山となる
-- 銅1ポンドあたりの生産コストは1.18米ドルであり、これは世界的に見てもっとも低い生産コスト
-- 税引前のNPVは43億米ドル(ディスカウントレート:8%)
-- 税引後のNPVは25億米ドル(ディスカウントレート:8%)
-- 税引前のIRRは18.5%、税引後のIRRは15.2%

PEAはカナダのNational Instrument 43-101の要件を満たしており、AMC Consultants、AMEC E&C Services (AMEC)、SRK Consulting、Stantec Consulting International、HatchおよびGolder Associates Africaにより準備されました。技術報告書全文はSEDAR ( www.sedar.com )に提出され、このニュースリリース発行後45日以内にIvanhoe Minesウェブサイト( www.ivanhoemines.com )に掲載されます。

大規模な鉱山および製錬所の開発における二段階のフェーズ

PEAには、Kamoa Project開発における二段階のフェーズが反映されています。採鉱の第一段階は、地下の浅い部分にある高品位銅鉱化帯をターゲットにし、高品位の精鉱を産出する予定です。第二段階では、鉱山と選鉱場を大きく拡張し、粗銅を生産するための製錬所を建設します。

PEAでは、Kamoaの従来の銅鉱山と選鉱場の複合施設の建設について、年間300万トン生産のキャパシティーを持つ選鉱場及び採鉱率について検討しています。当初の選鉱場への供給はKansoko Sud鉱化帯から行われ、その後Kamoa鉱化帯の中央部へと移行します。

当初の銅精鉱を作るための鉱石は年間300万トンで、その後5年後にコンセントレーターのキャパシティーを年間800万トンに追加し、鉱区内に製錬所を建設し、粗銅生産量年間300,000トンを目指します。さらに銅製錬処理の副産物として、1日あたり約1,600トンの硫酸が生産されます。PEAではKamoaで生産される硫酸をカッパーベルト地帯で酸化銅を生産している事業者への販売を検討しています。現在、こうした事業者はザンビアや海外から酸を購入しています。

生産シナリオでは、3.26億トンを採鉱し、30年間の鉱山寿命で平均銅品位3.0%の銅を選鉱し、780万トンの粗銅を生産し、(また、初期のコンセントレート段階では販売可能な銅精鉱50万トンを)生産します。

PEAは元来予備的なものであり、一部は予想鉱物資源量に基づいた経済分析を含んでいます。予想鉱物資源量は、経済的考慮事項を適用し、鉱物埋蔵量として分類するには、地質学的に投機的すぎると考えられています。また、結果が実現する確証はありません。鉱物資源量は経済性実行可能性が証明されたものではなく、鉱物埋蔵量ではありません。

建設的な予備経済分析によりKamoaの卓越した性質を実証

予備経済分析における長期的な価格の予測は、1ポンド当たりの銅価格3.00米ドル、1トン当たりの硫酸販売価格250米ドルを基準にしています。経済分析の結果の税引後正味現在価値(NPV)は、割引率8%で、25.5億米ドルとなっています。税引後内部収益率(IRR)は15.2%で、回収期間は8.4年となっています。鉱山寿命平均の合計生産コストは、クレジットを加算後で、銅1ポンド当たり1.18米ドルです。

6年目以降の平均生産量は、粗銅年間306,000トンで、これによりKamoa Projectは世界最大級の銅鉱山となるでしょう。国際業界リサーチおよびコンサルティンググループのWood Mackenzieのデータによれば、Kamoaの銅はまた、現在生産中または生産予定の20か所の大規模銅鉱山の中で最高の平均品位です。

Kamoaプロジェクトの鉱山寿命平均生産コストは銅1ポンド当たり1.18米ドルで(硫酸のクレジット計上後)、世界の銅鉱山の2013年生産コスト曲線の最安値近くにあります。

Kamoa探査プロジェクトは、中央アフリカカッパーベルト地帯の拡張部分に位置

Ivanhoe MinesのKamoa銅プロジェクトは、最近発見された非常に大規模な層状銅鉱床で、コンゴ民主共和国(DRC)カタンガ州に位置します。中央アフリカのカッパーベルト内の有名な探鉱区域の中にあり、コルヴェジの町の西約25km、州都ルブンバシからは270kmにあります。

IvanhoeはKamoa Projectの権利の95%を、子会社のAfrican Minerals Barbados Limited SPRL (AMBL)を通じて保有しています。コンゴ民主共和国の鉱業法に従って、AMBLの5%の希釈不可権利は、2012年9月11日にコンゴ民主共和国政府に無償で移管されました。

同社はまた、コンゴ民主共和国に対して、追加15%分の権利販売のオファーを行いました。販売の条件については交渉予定です。

コルヴェジからKamoaプロジェクトまでのアクセスは未舗装道路です。プロジェクト地域の道路網は、確実に採掘および物流が行えるよう、Ivanhoeにより整備されました。ルブンバシからアンゴラのロビトの町までをつなぐ1,500kmの長さの鉄道路線と電力線の一部は、プロジェクト地域の約10km北を通っています。

Kamoaは2008年に、コンゴ民主共和国にある中央アフリカのカッパーベルトの当時の西端でIvanhoeにより発見されました。鉱床の地表は覆われており、露頭部はありません。Kamoaで見つかっている銅鉱化帯は、典型的な堆積岩内の層状の銅鉱床で、ポーランドのKupferschieferとザンビアのOre Shale鉱床に類似しています。Kamoaで発見された鉱床は、地域の北東部から南西部へと続く構造体にあり、この構造体は約35km続いていることが確認されています。Kamoaの銅鉱化帯は、20km x 15kmの区域にあると確認されました。鉱化帯の傾斜はKamoaドームの地表近くで0度~10度、ドームの側面で15度~20度です。

2012年8月にコンゴ民主共和国は、IvanhoeによるKamoaの3か所の探鉱許可から開発許可(採鉱ライセンス)への切替申請を承認しました。Kamoaの採鉱ライセンスは合計400平方kmをカバーし、同社は30年間(更新可能)銅山の開発と採掘ができます。

現在は地域をカバーする探鉱プログラムを実施しており、カタンガ州のさまざまな地形にまたがる、Ivanhoeが探鉱権を保有する9,000平方km以上の地域内における有望なターゲットでドリル探査を行う予定です。

Kamoaにおける推定鉱物資源量

推定鉱量は約400mのドリル間隔を採用し、予想鉱量は約800mを採用しています。

次のリンクをご覧ください。
http://media3.marketwire.com/docs/IVANFIGS1118.pdf

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。(PDF版)
http://www.acnnewswire.com/clientreports/598/1121.pdf

お問い合わせ先:
Ivanhoe Mines - 投資家担当
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+1-604-331-9834

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Ivanhoe Mines - メディア担当
南アフリカ:
Jeremy Michaels
+27.11.088.4300
www.ivanhoemines.com

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