2014年01月07日 11時40分
アステラス製薬株式会社

アステラス、ワクチンポートフォリオ構築のためにClearPathと戦略的パートナーシップを締結

TOKYO, JAPAN and ROCKVILLE, MD and EPALINGES, SWITZERLAND, 2014年1月7日 10時55分 - (JCN Newswire) - アステラス製薬(アステラス)とClearPath Development Company (ClearPath)は、感染症を標的にしたワクチン専門の開発会社のポートフォリオを形成する戦略的パートナーシップを本日発表しました。このパートナーシップは、グローバルワクチンフランチャイズを構築し、2013年12月に最初の企業のRSV Corporation (RSVC)を設立するというアステラスの目標をサポートするために確立されました。RSVCは、フェーズ2bヒト概念実証研究の完了まで、呼吸器合胞体ウイルス(RSV)用のウイロゾームワクチン技術開発を行い、アステラスは開発資金を提供します。戦略的パートナーシップに基づいてアステラスは、RSVCの買収や、ワクチン製品のさらなる開発と商用化を行う独占的な権利を得ました。

「今回のパートナーシップは、弊社がグローバルワクチン事業確立に注力していることをよく示しており、革新的なワクチンを市場に出すための非常に効果的なモデルとなっています。また、アステラスにとって、2013年5月に発表した『新薬創出力の強化に向けた研究体制の改革』の一環として革新的薬剤を創出する能力を強化するために社外の最先端科学技術を活用するユニークな機会でもあります。」と、アステラス製薬上席執行役員兼最高戦略責任者の安川健司は述べました。

RSVは、すべての年齢の患者が感染する呼吸器病原体です。特に慢性肺疾患または循環器疾患の子どもやお年寄りで、重篤になることがあります。世界各国で毎年6400万人がこのウイルスに感染し、160,000が死亡しています。現在、このウイルスを予防できるワクチンはありません。

「我々はこの有望な早期アセットの開発期間短縮のためにリソースを結集し、将来のポートフォリオ会社全体に拡張可能な転帰推進型モデルを展開していきます。」と、ClearPath Development Company会長のChuck Finnは述べました。

MymeticsはRSVCと協業してワクチン開発を行う予定で、非臨床的評価、製剤開発、製造などの前臨床業務は、Mymetics CSOのToon Stegmannが引き続き実施します。RSVC開発チームのリーダーは、35年以上の経験のある高名なワクチン専門家のGeorge Siberです。1996~2007年にSiberはWyeth Vaccines Researchの執行副社長と最高科学責任者を務め、Prevnar、Meningitec、Rotashield、FluMistなど小児期ワクチン6種の認可とマーケティングの監督をしました。

「アステラス製薬からの資金援助と商用化ノウハウ提供、およびClearPathからの開発専門知識提供や、弊社のプログラムへの継続的参画などは、すべて成功の可能性を増大するユニークなファクタです。」と、Mymetics. CEO のRonald Kempersは述べました。「RSVは、弊社独自の第2世代ウイロゾームプラットフォームから創出可能な多くのワクチン構成物の最初のものとなるでしょう。」

MymeticsはRSV技術関連で、概念実証マイルストーン前後の支払いを最大8200万米ドル、および何十種類ものロイヤルティなどの支払いを受け取ることができます。

ウイロゾームワクチンは、免疫系の標的である天然の主要ウイルス性表面タンパク質を含む膜ナノ粒子で構成されていますが、感染を起こす遺伝物質は入っていません。前臨床試験では、強い免疫反応を引き起こし、RSVを強力に予防しました。ウイロゾームベースのワクチンには、インフルエンザなどの感染症予防で、安全性と有効性の実績があります。

アステラス製薬について

アステラス製薬は東京に本社のある製薬会社で、革新的かつ信頼性の高い製薬を通じて、世界の人々の健康の向上に努めています。アステラスでは世界各国で約17,000人の従業員が働いています。同社は、泌尿器学、免疫学(移植を含む)および感染症、腫瘍学、神経科学および糖尿病慢性期合併症、および腎臓病などのグローバル分野のリーダーとなることを目指しています。アステラス製薬について詳しくは、企業ウェブサイト( www.astellas.com/en )をご覧ください。

ClearPath Development Companyについて

ClearPath Development CompanyはRRD Internationalの子会社で、大手生物薬剤企業と協業し、補完的開発や融資体制などにより製品パイプライン機会を拡大しています。そのビジネスモデルでは、生物薬剤企業の製品開発期間を短縮するための代替メカニズムを提供しています。このモデルは資本効率のよい早期アセット開発で、既存の企業アセットや、ライセンスイン契約を考慮中の社外アセットの開発期間短縮を可能にし、カスタマイズされた資金調達構造により開発のリスクを軽減します。詳しい情報は www.clearpathdevco.com をご覧ください。

Mymetics Corporationについて

Mymetics Corporationはスイスに本拠を置くバイオテクノロジー企業で、米国に登録(OTCBB:MYMX)しており、次世代感染症予防ワクチンを開発しています。同社のワクチンは、ある種の病原体に効果の高い予防ワクチンの開発に欠かせない予防最前線としての、粘膜免疫応答を中心とした早期伝染および感染の予防を行うように作られています。Mymeticsのパイプラインには、インフルエンザ予防ワクチン(鼻腔内投与)、HIV-1予防ワクチン、マラリア予防ワクチンなどがあります。詳しくは www.mymetics.com をご覧ください。

将来予想に関する記述(Forward-Looking Statements)について

1995年の私募証券訴訟改革法には、「信じる」「期待」「予想」「意図」「計画」などの言葉や、同様の表現により識別される将来予想に関する記述の「セーフハーバー」が規定されています。この文書の中で、過去の事実に基づく記述以外は、将来予想に関する記述であり、今後の実際の結果、業績または達成内容に著しい影響を与え、そのような結果、実績または達成内容が弊社または弊社の代理によって明示または暗示された将来予想に関する記述から、大幅に異なる原因となりうる既知または未知のリスクと不確実性が含まれています。これらのリスクと不確実性には、次のものが含まれますが、これに限定されるものではありません。開発と知的所有権保護に成功する能力に関するリスク。ワクチン候補の開発に成功する能力に関するリスク。将来の業務の追加資金を調達する能力に関するリスク。該当する法の順守、それらの法の変更、それらの法の管理に関するリスク。これらのリスク、不確実性、および他の要因について詳しくは、Mymeticsの最新文書(書式10-K)をご覧ください。これらの将来の見通しに関する記述は、記述の書かれた日付時点の情報のみを記載していますので、お読みになる際は過大な信頼を置かないようにご注意ください。

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