2014年01月08日 14時55分
昭和電工

昭和電工、ベトナム アルミニウム製缶メーカーの株式取得について

Tokyo, 2014年1月8日 14時15分 - (JCN Newswire) - 昭和電工株式会社(社長:市川 秀夫)は、当社が全額出資する子会社の昭和アルミニウム缶株式会社(社長:遠藤 政宏、東京都品川区、以下、昭和アルミニウム缶)と共同で、ベトナムのアルミニウム製缶メーカーであるRexam-Hanacans Joint Stock Company(以下、Hanacans)の株式91.75%を取得することで、Hanacansの主要株主と合意しました。

1.株式取得の理由

昭和アルミニウム缶は、1971年に日本で初めてビール用アルミニウム缶を製造販売して以来、国内のビール・飲料メーカーに高品質の製品を提供し、市場の拡大と共に成長してまいりました。しかし近年、人口の減少傾向等により国内のビール・飲料缶市場は成熟化が進み、アルミニウム缶事業についても今後大きな拡大が望めない状況にあります。一方で中国、東南アジアをはじめとする新興国市場は人口の増加や所得水準の向上により、今後、高い成長が期待できます。

これら新興国市場の中においてもベトナムは、現在、東南アジア最多のビール消費国となっています。今後、若い勤労世代層の拡大を背景とした飲酒人口の増加等により、さらにビールの需要拡大が見込まれており、2018年には現在の日本の消費量を超える見通しです。また、今後、冷蔵庫の家庭への普及により、ビールの中でも缶ビールの需要が増加することが予想されています。

Hanacansは、ベトナム北部・中部において随一の生産能力およびシェアを有するアルミニウム製缶メーカーであり、さらに昨年9月には最新鋭の生産設備の導入を完了しています。Hanacansが持つ確固たる顧客基盤に加え、昭和アルミニウム缶の生産技術および工程管理のノウハウを導入することで、ベトナム市場でのさらなる競争力の強化を図ります。

昭和電工グループは現在推進中の中期経営計画“PEGASUS(ペガサス)”において、アジアを中心とする成長市場での事業拡大を重要課題に掲げています。PEGASUSの後半期間であるPhaseII(2014年・2015年)は、アルミニウム缶事業を事業規模・収益両面での拡大を図る「成長」事業と位置付けており、今般の買収は、その具体化を図る施策のひとつとなります。

2.取得する会社の概要

(1)会社名: Rexam-Hanacans Joint Stock Company
(2)本社所在地: ベトナム社会主義共和国バクニン省(首都ハノイより20km)
(3)代表者: Man Ngoc Anh
(4)資本金: 383,987百万ベトナムドン(約18億3千万円)
(5)株主: Anh氏一族他 83.57%、HANAKA グループ3社 16.43%
(本株式譲渡後 HANAKA 8.25%、昭和アルミニウム缶 90%、昭和電工1.75%)
(6)営業品目: ビール・飲料用アルミニウム缶の製造販売
(7)設立: 2006年
(8)従業員数: 約140名

3.日程

株式譲渡日: 2014年3月予定

4.今後の見通し

2014年12月期の連結業績に与える影響は軽微です。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。(PDF版)
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概要: 昭和電工株式会社

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