2014年06月26日 14時04分
SCS Global Services

ベリーズのエビ養殖場のASC規格対応活動を資金面から支援

UTRECHT, THE NETHERLANDS, 2014年6月26日 13時25分 - (JCN Newswire) - ベリーズ・エビ養殖場協会では、米州開発銀行(IDB)とIDH (Sustainable Trade Initiative)から提供された資金により、加盟養殖場の水産養殖管理協議会(ASC)によるアセスメントの準備を行います。IDBの資金は、カリブ諸国15か国の民間セクタの開発と競争力強化のための支援プログラム、Compete Caribbeanを通じて提供されます。

ベリーズ・エビ養殖場協会では、今年後半に8か所のエビ養殖場でASCエビ規格のアセスメントを開始する予定で、これはベリーズのエビ養殖場の89%、ベリーズ国内の養殖エビ生産高全体の95%に相当します。多くのエビ養殖場のASC規格に関する独立系第三者プレアセスメントは、認証機関のSCS Global Servicesにより実施されます。

世界自然保護基金(WWF)の支援

ベリーズ・エビ養殖場協会は、WWFメソアメリカ・リーフの水産養殖プログラム担当者のMauricio Mejiaと協業して、養殖場がよりよい管理業務を開発し、環境への影響を軽減する支援をしてきました。

「2007年以来、養殖場では環境への影響の軽減を行ってきました。まだまだやるべきことは多いですが、養殖場ではASC規格のアセスメントを受ける準備が整いつつあります。」と、Mauricioは述べました。

「私にとって、8か所のエビ養殖場での認証取得は、メソアメリカ・リーフの持続可能性を意味します。これは大きな成果であり、他の国々や業界へ示す先例となります。」

競争力の獲得

ベリーズ・エビ養殖場協会書記のAlvin Hendersonは、次のように述べました。「我々はグループとして価値を共有し、協力し合うことで我々は長期にわたり、戦略を前進させ、さらに優れた事例を持つことができます。

ASC認証は今後、我々の認証マークとなり、我々の重点項目が品質であり、グループとして必ず責任ある成長を行うことであることを示します。同時に、この認証によって我々はさらに広範な市場に参入可能となり、買い手との関係をしっかりとしたものに保つことができます。」

測定可能な違い

ASC認証を通じてエビ養殖場は、次のような施策により環境と地元コミュニティへの悪影響を測定可能な形で軽減します。湿地とマングローブの保全。ウイルスの転移の対策と、病気の減少。清潔な水の確保と、持続可能な水利用の維持。責任あるエサの使用の維持。生物多様性の問題への対応。

ASC規格は、長年にわたる複数の利害関係者によるプロセスを通じて、開発されました。独立系認証プログラムとしてASCは、第三者認証機関と協業しています。そしてこれらの独立系認証機関が、養殖場のアセスメントと認証の決定を実施します。ASCはこのプロセスに影響を与えることはできません。

ASCについて

水産養殖管理協議会(ASC)は、全世界の養殖漁業の社会的責任に関する認可を管理するために、世界自然保護基金(WWF)とIDH (The Sustainable Trade Initiative)により2010年に設立された独立系非営利団体です。

ASC規格では、環境的要件と社会的要件の両面から、養殖場の業績を評価することが求められます。認可は、独立した第三者プロセスにより実施され、(ドラフト)報告書は一般公開されているASCウェブサイトにアップロードされます。

パックに付けられたASCロゴは、消費者が購入する魚が環境と社会への影響を最小限に抑えて養殖されたことを保証します。

ASC規格は次の7つの原則を守っています。

-- 法的コンプライアンス(法を順守し、法的権利を配慮)
-- 自然環境と生物多様性の保存
-- 水資源と水質の保存
-- 種の多様性の維持と野生動物の保護(たとえば、野生の魚の脅威にならないように、逃げ出す養殖魚の数を最小限に抑える)
-- エサなどの資源の責任ある使用と監視
-- 生物の健康(抗生剤と化学物質の無駄な使用をしない)
-- 社会的責任(たとえば、児童労働者を使わない、従業員の健康と安全に配慮する、集会の自由の保証、地域との関係など)。

ASCについて詳しくは、 www.asc-aqua.org をご覧ください。

SCS Global Servicesについて

SCS Global Servicesは30年間にわたり、サードパーティ環境維持の認定、監査、規格開発で世界をリードしてきました。そのプログラムは業界の垣根を越えて多岐にわたり、食糧農業、林業、グリーンビルディング、製品製造などの分野での達成内容を評価しています。詳しい情報は www.scsglobalservices.com をご覧ください。

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