2014年06月27日 16時52分
IPSO Alliance

IPSO Alliance、CHALLENGE 2014の優勝者を発表

CHICAGO, IL, 2014年6月27日 16時05分 - (JCN Newswire) - Internet Protocol for Smart Objects (IPSO) Allianceは、Googleの後援によりSensors 2014 Expo & Conferenceで本日開催されたIPSO CHALLENGE 2014の授賞式で、上位3チームを発表しました。今年のコンテストではモノのインターネット(Internet of Things)の設計に注目し、スマートオブジェクトの接続にIPベースのアプローチを使う、もっともイノベーティブなコンセプトを選び、表彰します。

IPSO CHALLENGE 2014会長を務めるEaton Corporation社のNick Ashworthは、次のように述べました。「我々は今年のエントリーすべてに強い印象を受けました。これこそまさに、我々がIPSO AllianceがCHALLENGEを主催する理由--つまり、モノのインターネット(Internet of Things)に関して、もっともイノベーティブで最高のIPベースの設計を惹きつけて、市場参入の一歩手前まで支援することです。我々はイノベーションが、よりスマートで接続された世界への鍵だと信じています。」

第1位と大賞USD $10,000は、CenteroのCenLab携帯型ネット対応化学アナライザに授与されました。Centeroの共同設立者兼CTOのRobert Assimitiは、次のようにコメントしました。「我々の生活を劇的に変えるモノのインターネット(Internet of Things)接続の、製品への適用のためのイノベーションを評価され、IPSO CHALLENGEの優勝者に選ばれたことは、光栄であり名誉でもあります。Centeroの目標は、家庭や移動中に快適に病気の予防や長期的病状のモニタができるツールを使えるようにすることで、ひとりひとりに合わせたネット医療を革新することです。」

第2位とUSD $5,000の賞金は、YanziとそのIoTデバイスおよびサービスに授与されました。「Yanzi は、何百万人ものユーザーを何十億個ものモノに簡単につなげることに、全精力を注いでいます。IPSOの審査員の皆様が、我々と同じビジョンを共有してくださったことを非常にうれしく光栄に感じています。この賞は、Yanziのすばらしい技術チームに贈られますが、本当の受賞者は使いやすい接続デバイスのメリットを享受するユーザーの皆様です。」と、YanziパートナーのNiclas Sahlgrenは述べました。

第3位と賞金USD $2,500は、米国空軍Discovery LabのRippleとその戦闘救難支援用拡張可能医療テレメトリシステムに授与されました。Rippleチーム主席研究員のSanjay Boddhuは、次のようにコメントしました。「IPSO CHALLENGEは、我々の革新的ソリューションである『Rippleプラットフォーム』のプレゼンテーションを行う素晴らしい機会でした。このプラットフォームは元々、米国空軍パラシュートレスキュー隊員の救難活動中に負傷兵へのサービス改善を支援するために作られました。大量の死傷者が出た際の緊急要員向けの、商業的に採算の合うツールとして『Rippleプラットフォーム』のデモを行う我々の活動が、今年のIoT受賞アプリケーションとして、この分野の一流の技術者に明確に認められたことに、我々は大いに興奮し、勇気づけられました。」

今年2年目となるIPSO CHALLENGE 2014では、全世界のさまざまな業界分野からエントリーが寄せられました。コンテスト参加者は、さまざまな国のさまざまな規模の企業、政府機関、学術機関、個人などを代表していました。IPSO CHALLENGE 2014では、チームメンターや審査員として参加された大手技術企業の業界エキスパートの皆様、およびSensors Expoの「IoTパビリオン」のスポンサーとして参加された加盟企業(Atmel、HOP Ubiquitous、MicriumおよびSigma Designs)に感謝いたします。

準決勝候補10団体とエントリー内容は下の一覧にあります。イノベーティブな設計の動画もご覧いただけます。 https://www.youtube.com/watch?v=kxuYbiGqGRU

IPSO CHALLENGE 2014準決勝進出チーム(エントリー名のABC順)

「CarKnow」 - 車両センサデータのクラウドミラーを作るためにIPを使う車両データシステムで、GSM "CARduino"ブリッジにより車載式故障診断(ODB)、テレマティックスおよびコントロールへのリモートアクセスを可能にします。
チームリーダー: Josh Siegel 企業: CarKnow LLC 国: 米国 業界: 自動車

「CenLab携帯型化学アナライザ」 - 迅速な液体スクリーニング、ジオタギング、およびクラウドパブリッシングを可能にする携帯型IoTデバイス。
チームリーダー: Robert Assimiti、Rares Ivan、Ion Toma 企業: Centero 国: 米国 業界: ヘルスケア

「GameReality」 - インターネット経由でグローバルにリアルタイムでレーザータグロボットゲームを行うための、仮想コントロールとモニタが可能な戦闘ロボット。
チームリーダー: Magnus Ivarsson (M.Sc.) 会社: GameReality 国: スウェーデン 業界: スマートゲーム

「HOP into the IoT」 - スマートフォンとクラウドコンピューティングプラットフォームにより迅速なIoTプロトタイプ作成と相互接続を可能にする小型汎用ワイヤレスIPスマートオブジェクト。
チーム: Antonio Jesus Jara Valera、David Fernandes Ros、Pablo Lopez Martinez、Jose Felix Castillo Moya 企業: HOP Ubiquitous S.L. 国: スペイン 業界: ウェアラブル

「屋内位置決定システム」 - アセットTAGの正確な位置決定や、建物内の動体の正確な位置把握のために、超広帯域技術とIPを活用するシステム。
チームリーダー: Asfak Rahman、Alar Kuusik 企業: ELIKO 国: エストニア 業界: 物流

「IoTSys制御物理エディタ」 - ホームオートメーションおよびビル自動化センサとアクチュエータ用のIPベースの通信スタックと統合ミドルウェア。
チームリーダー: Markus Jung、Jurgen Weidinger 団体: ウィーン技術大学 国: オーストリア 業界: スマートビルディング

「予測式住宅内ファンコントローラ」 - 家屋全体のファンを制御して、エネルギー効率と居住者の快適性を改善するために、IPベースの窓位置センサと屋内外温度センサを活用する住宅環境制御システム。
チームリーダー: Brett Warneke 国: 米国 業界: スマートホーム

「Ripple」 - 戦闘救難支援のためにIPベースの無線医療センサを活用するリアルタイムの患者モニタリングシステム(拡張可能な医療テレメトリ)。
チーム: Robert Williams、Sanjay Boddhu、Adam Renner、James West、Nir Weiner、Nathan Weinle、Brandon Harmon、Lucas Boswell、Matt McCartney 団体: ライト兄弟研究所Discovery Labおよび米国空軍研究所 国: 米国 業界: ヘルスケア

「Smart Tap」 - 消費者施設で飲料水汚染をリアルタイムで監視するための低コストのIoTデバイス
チームリーダー: Theofanis Lambrou 会社: Aqualligence 国: キプロス 業界: 環境

「Yanzi」 - コンセント、ランプ、センサなどのIoTデバイスを自動的に構成する最先端の拡張可能ソフトウェアを使ったホームオートメーションシステム。
チーム: Lars Ramfelt、Niclas Sahlgren、Marie Lassborn、Stefan Sandhagen、Fredrik Ljungberg、Anna Olofsson、Simon Gidlund 会社: Yanzi Networks 国: スウェーデン 業界: スマートホーム

IPSO Allianceについて www.ipso-alliance.org

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