Singapore, 2014年8月5日 13時01分 - (JCN Newswire) - YPOグローバル・パルス・アジア信頼感指数は、4.0ポイント近く上昇して67.3となり、2011年4月以来見られなかった水準まで戻しました。2年以上ぶりに、アジアは世界で最も楽観的な地域となりました。

コーツ・アジアの地域最高経営責任者（CEO）でYPOシンガポール支部の取締役を務めるテリー・オコナーは、次のように述べています。「各国固有のさまざまな要因がアジア地域全体の信頼感の上昇につながりました。同地域の信頼感が上昇した背景には、インドの政権交代、タイの暴動の沈静化、日本の経済改革である『第3の矢』の閣議承認などが挙げられます。」

日本やインドで企業の景況感が改善したことに加え、「アジアの虎」と呼ばれる、経済的な急成長を遂げたインドネシア、マレーシア、フィリピン、タイで、総合指数が過去5年の最低水準まで下落した後、2期連続で上昇するなど、楽観ムードが回復したことが、アジア地域の景況感に寄与しました。中国では、総合指数が0.7ポイント低下したものの、いまだに63.4と高い水準にあり、信頼感に概ね大きな変化はありませんでした。

世界的には、YPOグローバル・パルス信頼感指数が、前四半期の0.5ポイント低下から回復し、1.5ポイント上昇して64.0となりました。これは、カナダでの4.4ポイントの上昇、およびアジア信頼感指数の上昇によるものです。ラテンアメリカで微落となったほかは、全ての地域において世界的な上昇に貢献しました。米国信頼感指数は3期連続で上昇して64.8となりました。

重要な調査結果

アジアのCEOは投資に強気姿勢: 2年以上ぶりに、アジアのCEOは今後12カ月間に設備投資を増やす可能性が最も高くなっています。YPOアジア設備投資信頼感は5.6ポイント上昇して66.7となり、グローバル総合指数の62.5を優に超えています。アジアで調査対象となったCEOの半数以上（56%）が、来年のこの時期までに設備投資を10%以上増やすと回答しています。

CEOは短期的な景況感および長期的な売上げに明らかに明るい見通し: アジアのCEOは、今後6カ月間の経済状況について、引き続き自信を持ち続けています。調査回答者の68%が、景気の影響を受けて、年内に自社の状況に改善が見込めるとしています。今後12カ月でみると、CEOはとりわけ売上げ見通しについて楽観的な見方をしており、回答者の79%が売上げが回復すると予測しています。

YPOグローバル・パルス・信頼感指数

7月の最初の2週間に実施したこの四半期ごとの電子調査では、アジアの329人を含む世界中の最高経営責任者2,975人から回答を集めました。この調査の方法論や世界各地の結果に関する詳細については、 www.ypo.org/globalpulse をご覧ください。

YPOについて

YPO（Young Presidents' Organization）は非営利組織で、共通する使命「Better Leaders Through Education and Idea Exchange(TM)」のもと、世界中の若い経営者をネットワークで結んでいます。1950年に創設された YPO は、今では世界120カ国以上、20,000人のビジネスリーダーおよびその家族を繋ぎ、独自の体験や世界クラスのリソースへのアクセス、トップ教育機関との連携、またビジネス、コミュニティ、個人的なリーダーシップの拡大に役立つ専門的なネットワークを提供しています。全体として、YPO会員が運営する企業において、世界中で1,500万人以上の人々が雇用され、年間に6兆ドルを超える売り上げを記録しています。詳細については、 www.ypo.org をご覧ください。またFacebookやTwitterでフォローしてください。

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