2012年04月11日 14時26分
日本薬物対策協会

「脱法ハーブ」蔓延にストップ!新宿・歌舞伎町にて薬物乱用防止キャンペーン開催

ここ最近、「脱法ハーブ」の危険性が頻繁に報道されている。厚生労働省は、薬事法で規制された「指定薬物」に類似した成分であれば、それも包括して規制対象とすることができるよう検討を進めている一方、「脱法ハーブ」業者のインターネットサイトでは、法の規制が入る前のまとめ買いを促すなどの状況も見られる。

このような「脱法ドラッグ」も含め薬物蔓延に対する効果的な歯止めの策として、 法規制もさることながら、まず、薬物の危険性や有害性、そしてそれがもたらす人生や周りへの悪影響を、真に理解するための教育・啓発が最重要課題であると言えるだろう。

そのような中、4月7日のWHO世界保健機関の「世界保健デー」にちなみ、米国に本部を置く非営利団体、薬物のない世界のための財団(Foundation for a Drug-Free World)の日本支部である日本薬物対策協会は4月8日、新宿区歌舞伎町にて、薬物に関する情報が満載された小冊子シリーズ「真実を知ってください:薬物」と「脱法ハーブ」の危険性をうったえるビラを、およそ1,500部街頭配布した。

お花見日和のこの日、歌舞伎町では多くの行楽客で賑わう中、日本薬物対策協会のボランティアは「薬物の真実を知ろう」とメッセージの入った横断幕を掲げ、「脱法ハーブの危険性を知ってください」などと声をかけながら、次々に「薬物」小冊子やビラを手渡した。

「脱法ハーブ」のビラには、男子高校生の実話に基づく四コマ漫画が描かれており、受け取った中高生は興味深く読んでいた。ある30代の男性は、「自分は絶対(薬物を)やりませんが、周りに誘惑はありますからね」と言い、小冊子を自ら受け取った。

 当協会では、教育関係者や地域のリーダーなどと協力し、2008年より東京や千葉、埼玉、神奈川など関東を中心に学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供、現在までおよそ3万人の児童・生徒、教育者、保護者を対象に、薬物に関する情報、及び人道主義者であるL. ロン ハバード氏(米国)の研究に基づく薬物の身体的・精神的影響についての知識をもたらしてきた。また、街頭での小冊子配布イベントも毎年開催しており、毎年およそ数万冊の薬物教育小冊子を各地で配布している。

イベントや資料などに関する問い合わせ先:
日本薬物対策協会 〒170-0001 東京都豊島区西巣鴨1-17-5 パークホームズ西巣鴨308
03-5394-0284(Tel/Fax) info@drugfreeworld.jp  http://www.drugfreeworld.jp
担当: 日本薬物対策協会 世話役 馬崎奈央