2015年04月09日 10時36分
ジェネロテクノロジー株式会社

ジェネロテクノロジー ロボット用電波に関する意見書を総務省へ提出

東京 2015年4月3日

ジェネロテクノロジー株式会社(本社:東京都台東区)は、総務省の「ロボットにおける電波利用の高度化に関する技術的条件」(平成27年3月12日付け諮問第2036号)に関する提案募集に対して、意見書を提出したので、お知らせいたします。

http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000157.html

この発表のより詳細についてのご質問は、こちらへお願い致します。

お問い合わせ http://genero.jp/contactus/

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DRONEにおける電波利用の高度化に関する技術的条件


 「ロボットにおける電波利用の高度化に関する技術的条件」に関して、近年、とくに急速な普及が見込まれているDRONE(無人飛行機)における電波利用について、以下の通り提案いたします。

1.想定される運用形態と電波利用の要求条件

-想定される運用形態
① 目視範囲を超える飛行 DRONEを目視できる範囲を超えて運用できるようにすることで、その活用の幅を飛躍的に広げることができる。これを実現させるためには移動体通信システムに準拠したネットワークを活用し、基地局間ハンドオーバーやリアルタイム画像伝送などを可能にする。
移動体通信システムを介した操作によって、DRONEは複数の基地局をまたがった飛行が可能となり、その航続距離は大きく伸びる。また目視では操縦しえない場所においては、移動体通信システムの高速回線を活用し、操縦者にリアルタイムの画像を伝送することで、遠隔地における飛行や離着陸を可能とする。

② 安定した飛行経路の確保
従来の移動体通信ネットワークは地表面での利用が想定されており、上記のような飛行物体との通信は考慮されていない。従って、こうしたシステムでDRONEを制御する場合には、それに適したカバレッジを設計する必要がある

-電波利用の要求条件
通信距離、伝送速度、所要通信回線数等は、第3.9世代移動体通信システムTD-LTEに準ずるものとし、将来的には第4世代、第5世代の移動体通信システムへの拡張も考慮する。

2.技術的条件

-要求条件を達成する上で必要となる技術的条件
周波数は2010-2025MHzや2.5GHz帯とし、空中線電力、占有周波数帯幅、変調方式、チャネル数等は、第3.9世代移動体通信システムTD-LTEに準ずるものとする。また将来的には、第4世代、第5世代の移動体通信システムへの拡張も考慮する。


- 以 上 -
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【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:ジェネロテクノロジー株式会社
担当者名:岩田かずみ
TEL:03-5830-0190
Email:info@genero.jp