2015年04月20日 13時41分
13th UN CONGRESS ON CRIME PREVENTION

第13回国連犯罪防止会議委員会:カタール、受刑者のアート作品展示により犯罪防止・刑法司法を表す

Doha, Qatar, Apr 20, 2015 - (JCN Newswire) - カタール刑務所・矯正局の一部の受刑者らにとって、自由とはアートを通じて創造し、自己表現をする能力を意味します。

受刑者らの芸術活動の成果は現在、第13回国連犯罪防止・刑法司法会議の一環として、カタールのナショナル コンベンション センターに展示されています。

更正・刑事施設部門リハビリテーションケア課長のMaj. Jassim Al Kaabiは、次のように述べています。「内務省では、矯正システム管理者としての主な権限は、刑を執行することだけでなく、社会復帰にあると確信しています。」

社会復帰プログラムには、芸術、大工仕事、英語、コンピュータ・リテラシー、職業教育コースなどが含まれます。現在、受刑者50名が絵画制作のほか、伝統的な箱やさまざまな手工芸品の製作に従事しています。

絵画はアーティストに自らの内なる感情を視覚的に表現する機会を与えるだけでなく、収益となることが実証されています。受刑者による多くの絵画作品はカタール国内外での展示会で販売されています。内務省のウェブサイトには関心のあるバイヤーが閲覧・選択・購入可能なオンラインストアもあります。作品の売上代金は受刑者と矯正局の間で均等に分配されます。矯正局ではこの資金を使って、絵画材料やその他消耗品を購買します。

受刑者らは家族に送金し、債務を完済することができます。購買された絵画材料は、キャンバスといい、水彩および油絵具、絵筆などといい、最高級品です。

プロの美術講師が講義を行い、アーティストのスキルを育成・発展させる指導を行います。また、アーティストらが活動を行う、フル完備のスタジオ設備が整っています。矯正プラグラムに参加する受刑者らには、より大きな金銭やその他の援助が支給されます。意欲を起こさせるパーティも時おり開かれます。

毎年、「受刑者週間」(Prisoners Week)と呼ばれる特別展示にて、受刑者による絵画のほかその他手工芸品などが一般に公開されます。

Maj. Al Kaabiは次のように付け加えています。「矯正プログラムでは、受刑者らは刑期を有効活用できます。受刑者らは培ったスキルを釈放後の職探しや起業に生かすことができます。」

実際、多くの元受刑者がカタール国の省庁や社会復帰センターの支援により、自分の店を開いたり、政府機関で職を見つけたりしています。

Maj. Al Kaabiは次のように述べています。「私たちの仕事は受刑者の釈放で終わるものではありません。受刑者らが職に就くまで状況を確かめています。これにより、受刑者らが確実に社会復帰を果たせるようにし、そのことがカタール国のプログラムにとっての最大の収穫となります。」

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受刑者らの作品 (画像 1): http://hugin.info/168429/R/1912313/682520.jpg
受刑者らの作品 (画像 2): http://hugin.info/168429/R/1912313/682521.jpg
受刑者らの作品 (画像 3): http://hugin.info/168429/R/1912313/682522.jpg

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