2015年05月15日 10時47分
Masimo

Masimo PVIusなどの周術期回復力強化プログラムにより、大幅な入院期間短縮、合併症減少およびコスト節減に成功

NEUCHATEL, SWITZERLAND, May 15, 2015 - (JCN Newswire) - マシモ (NASDAQ: MASI)は、Journal of the American College of Surgeonsにおいて、Masimo PVI(R)を使用し、目標指向型アルゴリズムによりガイドされた術中輸液管理などの学際的な周術期回復力強化(ER)プロトコルが、直視下および腹腔鏡大腸手術を受ける患者の入院期間(LOS)短縮、合併症率低下、およびコスト削減につながることを発見したとする[1]研究を、本日発表しました。

マシモの非侵襲性PVIは、単一または複雑な呼吸周期中に発生するかん流指数の動的変化の測定値です。

バージニア大学(UVA)で実施された回復力強化プログラムの後ろ向き研究で、Robert Thiele博士と同僚たちは、プログラム管理下の患者109人と、プログラム実施前からの治療継続患者98人の結果を比較しました。回復力強化プログラムには、手術の2時間前に摂取した炭水化物飲料の消化や、術前多様式鎮痛性レジメン、Masimo PVIによる目標指向療法、術中低用量脊柱モルヒネ、限定術中アヘン、術中のケタミンおよびリドカイン注入(術後48時間継続)、早期可動化、術後経口摂取などがあります。

研究者は、標準的なケアグループと比較して、回復力強化プログラムの患者に以下を観察しました。

- 入院期間が2.3日短縮(4.6 ± 3.6 vs 6.8 ± 4.7, p = 0.0002)
- 平均直接費の節減($13,306 vs $20,435。$777,061, p < 0.001の節約に相当)
- 手術場所での感染症の減少(7.3% vs 20.4%, p = 0.008)
- 輸液管理の減少(848 mL vs 2,733 mL, p < 0.0001)
- 院内での合計モルヒネ相当量の減少(63.7 mg vs 281 mg, p < 0.0001)
- 患者満足度の大幅向上
-- 全般的な満足度が26パーセンタイルから59パーセンタイルに上昇
-- 「退院できると感じた」41パーセンタイルから99パーセンタイルに上昇
-- ペインコントロールへの満足度が43パーセンタイルから98パーセンタイルに上昇
-- 他の患者にも病院を勧めたいという回答が32パーセンタイルから89パーセンタイルに上昇

研究者は次のように述べました。「ERプロトコルの患者109人での入院期間の2.3日短縮は、のべ261日の入院日数に相当します。バージニア大学医療センターの平均入院日数は5.5日ですので、このプロトコルの調節的な成果として、空いた時間を活かしてさらに47.5人の患者を受け入れることができます。」

研究の結論は以下のとおりです。「ERプロトコルの導入により、患者満足度が向上し、入院期間が大幅短縮し、合併症率が低下し、直視下および腹腔鏡大腸手術を受ける患者のコストが節減されました。これらのデータは、周術期環境への少額投資で大きな見返りを得ることができることを示しています。」

[1] Thiele RH, Rea KM, Turrentine FE, Friel CM, Hassinger TE, Goudreau BJ, Umapathi BA, Kron IL, Sawyer RG, Hedrick TL, Standardization of Care: Impact of an Enhanced Recovery Protocol on Length of Stay, Complications, and Direct Costs after Colorectal Surgery, Journal of the American College of Surgeons (2015), doi: 10.1016/j.jamcollsurg.2014.12.042.

マシモについて

マシモ(NASDAQ: MASI)は、患者ケアを大幅に改善する革新的な非侵襲性モニタリング技術のグローバル大手で、「解決不能な」問題の解決を支援します。1995年に同社は、Masimo SET(R)というMeasure-Through Motion and Low Perfusionパルスオキシメトリを発表しました。この製品は誤警報をほぼ無くし、生命を脅かす事象の検知するパルスオキシメトリの機能を向上しました。100件以上の独立した客観的な研究で、患者の動きや末梢かん流などの最も厳しい臨床条件でも、Masimo SET(R) は他のパルスオキシメトリ技術より高い性能を示しました。2005年にマシモはrainbow SET(R) Pulse CO-Oximetry技術を発表し、SpO2、脈拍数およびおよびかん流指数(PI)だけでなく、ヘモグロビン総量(SpHb(R))、酸素含有量(SpOC(TM))、一酸化炭素ヘモグロビン(SpCO(R))、メトヘモグロビン(SpMet(R))、脈波変動指標PVI(R)などの以前は侵襲的にしか測定できなかった血液成分も、非侵襲的かつ継続的にモニタリングできるようにしました。マシモとその製品について詳しくは、 www.masimo.com にあります。 @Masimoinnovates

将来予想に関する記述(Forward-Looking Statements)について

このプレスリリースには、1995年の私募証券訴訟改革法に関連して、1933年の米国証券法第27条A項と、1934年の米国証券取引法第21条E項に定義されている将来予想に関する記述(forward-looking statement)が含まれています。これらの将来予想に関する記述は、当社に影響を与え、リスクと不確実性の対象となる将来の出来事に関する現在の予測をベースにしています。これらすべては予測困難で、多くは当社にとってコントロール不能であり、将来予想に関する記述に明示された内容が実際の結果と大幅に異なるか逆となる原因となる場合があります。これには次のような各種のリスク要因がありますが、これに限定されるわけではありません。Masimo PVIを使用して得られた臨床結果の再現性についての弊社の仮説に関するリスク。輸液投与が患者に有益かどうかを判断する測定法として、PVIが使用しやすくコスト効果の高いものであるという弊社の信念に関するリスク。PVIによってひとりひとりに合わせた目的指向型の輸液療法が可能になるという弊社仮説に関するリスク。当社が米国証券取引委員会(SEC)に提出した最新報告書の「リスク要因」セクションに記載された他の要因。このような最新報告書はSECウェブサイト( www.sec.gov )から無料で入手できます。我々は将来予想に関する記述に反映されている予測が合理的であると信じていますが、予測が正しいものと実証されるかどうかは不明です。このプレスリリースにあるすべての将来予想に関する記述は、前述の注意書きにそのすべてが適格であると明示されています。これらの将来の見通しに関する声明は、本日の情報のみを記載していますので、過大な信頼を置かないようにご注意ください。弊社は該当する証券法に必要な場合を除き、新しい情報、将来の出来事、またはその他の結果を問わず、SECに提出した最新報告書に掲載されたこれらの記述または「リスク要因」を更新、修正または明確化する義務を負いません。

Masimo、SET、Signal Extraction Technology、Improving Patient Outcome and Reducing Cost of Care... by Taking Noninvasive Monitoring to New Sites and Applications、rainbow、SpHb、SpOC、SpCO、SpMet、PVIは、Masimoの商標または登録商標です。

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