2015年06月18日 12時31分
The Linux Foundation

Linux Foundationが、2015年Linux研修奨学金プログラムを拡張し、募集開始

San Francisco, CA., June 18, 2015 - (JCN Newswire) - Linuxの成長と共同開発の推進に注力する非営利団体のLinux Foundationは、2015年Linux Training Scholarship Program (Linux研修奨学金プログラム)の募集開始を本日発表しました。

今年Linux Foundationでは奨学金プログラムを拡大しましたので、より多くの人が高収入のITキャリアに進み、さらに多くのLinuxスキルセットを得られるようになりました。Linuxとオープンソースソフトウェアについて、すでに興味または知識があることを示しており、学ぶ必要を証明した人の中から、7部門で14人に奨学金が給付される予定です。昨年に比べて奨学金給付対象者は9人増え、Linux NewbiesとTeens-in-Trainingの2部門が新設されました。

また、今年から、奨学金の一環として、給付対象者はLFCS (Linux Foundation Certified System Administrator)またはLFCE (Linux Foundation Certified Engineer)の試験も受けられるようになります。Linux Foundationの認定証は、パフォーマンスベースで柔軟に配布でき、いつでもどこでも利用できることで知られています。

給付応募者は、Linux Foundationの審査団のレビューを受けます。給付対象者は8月上~中旬に通知され、そのすぐ後に一般に公表されます。応募締め切りは、2015年7月10日午後11:59までです。

2015年の部門には次のようなものがあります。

-- Linux Newbies (新設): Linuxを始めたばかりで、Linuxオンラインコース(LFS101xからedXまで)を修了している人に応募資格があります。この部門の給付対象者には、このキャリア指向シリーズの次のコース、LFS201 (システム管理の概要)のための特別奨学金が贈られます。現在までにLFS101xに登録した人は、400,000人以上です。

-- Teens-in-Training (新設): Linuxをすでに始めていて、現場でのキャリアを早期に開始したい18歳以下の学生に応募資格があります。大学入学前の学生にLinux Foundationが奨学金を給付するのは今回が初めてです。

-- Whiz Kids: 2015年に高校または大学を卒業し、すでにLinuxをよく使っていて、さらに研修を積んでキャリアに備えたい人が対象で、18歳以上に応募資格があります。

-- Women in Linux: この部門では、Linuxで何か大きなことをしたい女性に応募資格があります。

-- SysAdmin Super Stars: Linuxを職場ですでに使い始めていて、さらに研修を受けて仕事のレベルアップをしたい人に応募資格があります。

-- Developer Do-Gooder: Linuxを社会貢献に使用したい開発者に応募資格があります。奨学金により、Linuxスキルを高めながら、貢献活動をさらに広げることができます。

-- Linux Kernel Guru: この部門では、Linuxカーネルコミュニティにすでに貢献していて、Linuxカーネル開発者または保守者を表彰します。

「Linux専門家の教育と認定は、我々のもっとも重要な仕事です。彼らは明日のLinuxシステムを管理し、進歩させる人たちです。」と、Linux Foundationマーケティング最高責任者のAmanda McPhersonは述べました。「年次奨学金プログラムは、その仕事の中でも特に重要です。この制度のおかげで我々の教材や、さらに今年はLinux Foundationの認定について、知っていただき利用を促進することができます。」

各Linux研修奨学金には、ひとつの研修コースと認定試験1回の登録料が含まれます。交通費やインターネット接続料金などの費用は含まれません。今年のLinux研修奨学金の対象クラスは次のとおりです。

-- 組み込みLinux開発
-- Yocto Project/OpenEmbeddedによる組み込みLinux開発
-- デバイスドライバの開発
-- Linuxカーネルの内部とデバッグ
-- Linux用アプリケーションの開発
-- Linuxシステム管理
-- Linuxネットワーク管理
-- Linuxパフォーマンスチューニング
-- OpenStackクラウドアーキテクチャと展開
-- Linux KVM仮想化

昨年は1,000人以上の応募があり、その平均年齢は29才で、5人に奨学金が支給されました。Linux Foundationの研修奨学金プログラムでは、Linuxのキャリアを積んで、オペレーティングシステムとエンタプライズの未来を創ることに興味を示し、約束しているものの、Linux Foundationの研修コースに出席するお金を持っていない開発者、IT専門家および学生に資金を提供します。

各部門の選考基準と応募について詳しくは、 http://training.linuxfoundation.org/linux-training-scholarship-program をご覧ください。

追加資料
-- 2014 Linux Training奨学金獲得者 http://bit.ly/1d2Iw0g
-- 2013 Linux Training奨学金獲得者 http://bit.ly/1Bkb7Kf
-- 2012 Linux Training奨学金獲得者 http://bit.ly/1N4HgXl
-- 2011 Linux Training奨学金獲得者 http://bit.ly/1G5khXk
-- 動画: Linux Foundationでの研修 https://www.youtube.com/watch?v=MfnKpBw_gcA

Linux FoundationでのLinux研修について

Linux Foundation研修プログラムには、ベンダ中立的で柔軟に配信できる一連のLinuxコースが含まれており、先進技術を取り入れたカスタム可能な内容になっています。Linux専門家とLinuxコミュニティをリードする保守関係者によって創られたLinux Foundationの研修カリキュラムは、常に最新情報に更新されており、Linuxの進歩を反映し、新機能の発表情報も含んだものになっています。プログラムでは、幅広い基礎的知識を学ぶだけでなく、出席者のキャリアアップのために必要な人脈を広げる場も提供しています。協会では何百社もの企業が、その開発または運用チームに競争優位性をつけるために、Linuxへ移行し、先進的な技術知識を得る支援をしてきました。詳しい情報については、 http://training.linuxfoundation.org をご覧ください。

Linux Foundationについて

Linux Foundationは、Linuxの成長とコラボレーティブなソフトウェア開発を推進するための専門の非営利コンソーシアムです。Linux Foundationは、2000年に設立され、Linuxの創始者Linus Torvaldsの業績に対するスポンサー活動を行い、会員企業・団体とオープンソース開発コミュニティのリソースを結集して、Linuxオペレーティングシステムとコラボレーティブソフトウェアの宣伝、保護、推進などを行っています。Linux Foundationはコラボレーションと教育のための中立的フォーラムで、コラボレーティブプロジェクトや、LinuxConなどのLinuxコンファレンスを主催し、Linuxおよびコラボレーティブソフトウェア開発の理解を進めるための、独自のLinuxリサーチやコンテンツ作成を行っています。詳しい情報は www.linuxfoundation.org をご覧ください。

商標:The Linux Foundation、Linux Standard Base、MeeGo、TizenおよびYocto Project は、The Linux Foundationの商標です。LinuxはLinus Torvaldsの登録商標です。

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The Linux Foundation
+1-415-420-7880
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