2015年06月19日 15時55分
Nimble Storage Japan合同会社

ニンブルストレージ、クラウド型ストレージモニタリング&データ分析サービス「InfoSight」の最新版を発表


Nimble Storage Japan合同会社(本社:東京都新宿区、リージョナルディレクター 西岡 正)は、ハイブリッド型ストレージシステム「Nimble Storage」の運用・管理を支援するクラウド型モニタリング&データ分析サービス「Nimble Storage InfoSight(インフォサイト)」の最新版を発表しました。
ハイブリッド型ストレージシステム「Nimble Storage」は、高速フラッシュメモリ(SSD)とハードディスク(HDD)を最適に組合せ、独自の特許技術「CASL(キャスル)※」により、ディスク書き込み時にデータ圧縮を行い、リードキャッシュに高速フラッシュメモリ(SSD)を使用することで、高いスループットとコストパフォーマンスを実現。3Uサイズのコンパクトなハードウェアアプライアンスで、短時間で簡単に導入可能です。
この「CASL」と並び「Nimble Storage」の差別化ポイントであるクラウド型モニタリング&データ分析サービス「Nimble Storage InfoSight」は、全世界のユーザーサイトに導入された「Nimble Storage」の稼動・利用状況を5分間隔でセキュアにリモート監視し、予測・統計アルゴリズムを採用した独自のエンジンで解析することで、問題発生時だけでなく、問題発生の予兆が検知された場合にアラートを通知してシステムの安定稼働をプロアクティブに支援し、また、今後のトレンドを予測して推奨システム構成を提示するなど幅広いサービスを提供します。
今回発表する最新版では、VMwareによる仮想化環境において、仮想マシン(VM)単位のモニタリングを可能にする「InfoSight VMSight」を追加して新たな機能が実装され、仮想マシンも含めた包括的な運用・管理支援が可能となりました。


● 仮想化環境におけるストレージ管理の課題とNimble Storageのソリューション
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ICTシステムの効率向上やコスト削減を図るために、サーバ仮想化やデスクトップ仮想化などの仮想化技術を導入する企業が増加する中、「Nimble Storage」は仮想化環境における共有ストレージとして導入されています。仮想化環境下で多数の仮想マシン/アプリケーションで共有するストレージは、高い可用性が求められるとともに、いかにリソースを最適に割り当てて効率的に利用するか、また、煩雑になりがちな運用をいかにシンプルにするかが課題です。
「Nimble Storage InfoSight」新版に実装された「InfoSight VMSight」は、仮想インフラの統合管理ソフトウェアVMware vCenter Serverと直接連携し、仮想マシン単位でのデータストアの利用状況を把握可能にします。
また、「InfoSight VMSight」により、VMware ESXホストのCPU使用率、メモリ使用率などのパフォーマンス情報を一覧表示することも可能です。従来は、「Nimble Storage」は「Nimble Storage InfoSight」で管理し、仮想マシンを含む仮想化環境は「VMware vCenter Server」を使用するという二重管理が必要でしたが、「Nimble Storage InfoSight」新版では、仮想マシンと「Nimble Storage」を1つのダッシュボードで一元管理可能となります。
たとえば、従来は、特定の仮想マシンでストレージ使用に関係した問題が検知されても、実際のボリュームに紐付けて、どこが問題なのかを特定することは非常に困難でしたが、「Nimble Storage InfoSight」新版では、遅延が発生しているデータストアを発見した場合、ダッシュボードに表示されたヒートマップをクリックしてドリルダウンすることで、該当する仮想マシンを特定することができます。
さらに、「Nimble Storage InfoSight」新版は、複数の「VMware vCenter Server」からのデータを収集して一元管理することも可能です。


◆「InfoSight VMSight」の特長
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* エージェントソフトなどは不要で、VMware ESX やVMレベルの情報を収集
* VMware ESX、VM、ストレージなどのレイヤーを横断してパフォーマンスボトルネックを特定
* 遅延上昇ポイントをクリックするだけで原因となる“noisy neighbor”を特定
* “noisy neighbor”を移動させるための判断が容易
* 仮想化とストレージ管理のオペレーションを簡易化し、個別管理が不要
* インフラへの追加投資を抑制
* 複数のVMware vCenter Serverからのデータ収集が可能


◆「InfoSight VMSight」の「InfoSight Virtual Environment ダッシュボード」の例
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* VMware ESXホストのCPU使用率、メモリ使用率を一覧表示(Host Activity)
* IO数や遅延の高いVMのTop10を表示(Top VMs)
* 遅延の高いデータストアのヒートマップを表示。遅延の高いデータストアをクリックすることで、原因となっているVMまでドリルダウンして追跡可能(Datastore Treemap)
* 遅延の高いVMの詳細情報を表示(Virtual Machine Latency)
* 過去7日間でIOを発生させていないVMを表示(Inactive VMs)
* VMware ESXホストおよびVMのパフォーマンス情報(CPU使用率、メモリ使用率)、ESXホストが接続しているデータストアのパフォーマンス情報を一覧表示(Host Performance)
* データストアのパフォーマンス情報(遅延、IOPS、スループット)を表示(Datastore Performance)


◆「InfoSight VMSight」の動作要件
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* 「Nimble Storage」のOS「NimOS」2.2.6以上
* VMware vCenterに「Nimble Storage」のプラグインを登録していること
* 「Nimble Storage InfoSight」からVM Streaming Dataを有効にしていること


※ InfoSight Virtual Environment ダッシュボード の2つの画面を以下にアップしています。
http://www.wingup-pt.com/nimble/release_data0619/
・Datastore Treemap:遅延の高い(赤くハイライトされた)データストアのヒートマップを表示。該当箇所をクリックすることで、原因となっているVMまでドリルダウンして追跡可能
・Virtual Machine Latency:遅延の高いVM(仮想マシン)に関する詳細情報を表示します


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※ CASL(キャスル):Cache Accelerated Sequential Layout
詳細は以下をご参照ください。
http://www.nimblestorage.com/products-technology/casl-architecture/
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◆「Nimble Storage InfoSight」の概要と実績
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「Nimble Storage InfoSight」は、グローバルに導入された「Nimble Storage」の稼働状況や利用状況を5分間隔(または指定した任意の間隔)でモニタリングして、予測アルゴリズムや統計アルゴリズムに基づく独自のエンジンにより解析し、問題発生時にアラートを通知したり、パフォーマンスの向上や容量拡張の必要性について顧客ごとにレポート(InfoSight Portal)を提供します。これにより、ストレージの可用性を高め、ライフサイクルをプロアクティブに管理可能となります。
現在、ほとんどの顧客が「Nimble Storage InfoSight」を利用しており、発生したサポートケースの92%を「Nimble Storage InfoSight」が自動検知し、それらの83%で「Nimble Storage InfoSight」が自動的に対策を講じて問題を解決しました。



■ 報道関係者お問い合わせ先
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Nimble Storage Japan合同会社
チャネルセールスディレクター兼マーケティング担当 石田 真
japan-sales@nimblestorage.com
TEL 03-6890-8337