2015年07月24日 12時23分
The Linux Foundation

Linux Foundation、開発者、IT管理者、企業幹部向けに第一級のLinuxおよびオープンソースコンファレンスをダブリンで開催

San Francisco, CA., July 24, 2015 - (JCN Newswire) - Linuxと共同開発の成長促進を目的とする非営利団体、Linux Foundationは、2015年10月5~7日にアイルランドのダブリンで開催されるLinuxCon、CloudOpen、およびEmbedded Linux Conference Europeの基調講演の講師とスケジュールを本日発表します。

基調講演の発表は次のとおりです。

- Open Invention Network (OIN) CEOのKeith Bergeltが、OIN創立10周年にあたり、LinuxとOSSの特許侵害の歴史についてふり返り、同社の行っているコーペティションと特許侵害防止の文化の広がりについて論じます。
- スマートエネルギーインスツルメンツCEOのJeff Dionneは、『オープンハードウェアとしてのJ-Core CPUの構築:破壊的オープンソース原則のハードウェアとソフトウェアへの適用』について語ります。
- HP CTOのMartin Finkは、オープンソース革命と、クラウド、ネットワーキングおよび電気通信の交点について論じます。
- QuidのTEDフェローで共同設立者かつCTOのSean Gourleyは、『人間vs.マシン』と題した基調講演でプレゼンテーションを行い、脳ができることとできないこと、そしてその限界により生まれるアルゴリズムの隙間とその活用について探究します。
- Slack TechnologiesシニアスタッフセキュリティエンジニアのLeigh Honeywellは、事故対応、ユーザビリティ、設計の考慮点、ユーザーコンセンサス、情報セキュリティの未来などについて語り、プロプライエタリおよび無料のソフトウェアの世界から得られた教訓について説明します。
- Dronecode ProjectのLorenz MeierとOpen Robotics ProjectのTully Footeは、ドローンと、その使用を推進するオープンソースプラットフォームの未来について論じます。
- ファーウェイSPOラボの最高製品責任者のDavid Mohallyは、NFV Network Slice as Serviceについての基調講演プレゼンテーションを行います。
- Free Electrons CTOのThomas Petazzoniは、オープンソースSoC主流開発について取り上げます。
- インテル組み込みソフトウェア部長のMark Skarpnessは、オープンソースがどのようにモノのインターネット(Internet of Things)の成長を促進しているかについて論じます。
- Linux Foundation事務局長のJim Zemlinは、今日のインフラのオープンソースソフトウェアの優位性について、また、コミュニティが克服すべき脅威について語ります。
- Red Hatのオープンソースおよび標準(OSAS)チームメンバーのJoe "Zonker" Brockmeierがモデレータを務めるパネルディスカッションでは、コンテナ技術の最新情報について扱います。
- Red Monkのアナリストで共同設立者のJames Governorがモデレータを務めるパネルディスカッションでは、モノのインターネット(Internet of Things)の最新トレンドについて論じます。
- Linaroフェローで、Linuxカーネルデバイスツリー保守者で、Linux Foundation技術諮問委員会長のGrant Likelyがモデレータを務める年次Linuxカーネル開発者パネル。

オープンソースソフトウェアは、10年前までほとんどの人が想像しなかった方法で、我々の生活に影響を与える力があり、あらゆる業界でイノベーションを生み出しています。今年のLinuxCon + CloudOpen + Embedded Linux Conference Europeでは、この作業を進めるのに欠かせないトピックを扱う詳細技術セッションを開催します。これらのイベントでは、Linux、組み込みシステム、クラウドなどのさまざまなオープンソースソフトウェア事例を紹介する十数件の基調講演と200以上のセッションが行われます。カーネルの基礎や、コンテナなどの新技術など、あらゆる話題が扱われます。

基調講演の講師は、今日のオープンソース開発に特に大きな影響を与えているトレンドについて、重点的に語ります。トピックには、コンテナやIoTなど、メディアで盛んに取り上げられている話題や、同じように重要な、ハードウェア、ネットワーキング、クラウドアプリケーション、そしてもちろんLinuxカーネル自体などがあります。

「LinuxCon、CloudOpen、およびEmbedded Linux Conferenceでは、トップクラスの開発者、保守者、システム管理者などが集まり、ヨーロッパのオープンソースの強化を図ります。」と、Linux Foundationマーケティング最高責任者で、LinuxConおよびCloudOpenの創始者のAmanda McPhersonは述べました。「ヨーロッパで開催されるこれらのイベントは、世界でも特に人気のあるイベントで、オープンソース開発の第一人者がこれほど多く集まるイベントは他にありません。また、最新トレンドについて学習し協力する機会も提供します。クラウド、コンテナ、IoT、ドローンなど、あらゆる話題が取り上げられます。」

セッションのハイライトは次のとおりです。

- 管理可能アプリケーションコンテナ:迅速なアップデート、拡張可能なセキュリティ、容易な高可用性(Hastexo社Florian Haas)
- 家庭で妥当なコストのスーパーコンピューティングを実現するには(ブルガリア科学院IICT、Kristina Kapanova)
- BTRFSとスナップショット/ロールバックによるシステム回復(SUSE社Thorsten Kukuk)
- BaremetalノードのOpenStackディスカバリングハードウェアプロパティの紹介(NEC社Yuiko Mori)
- 機械学習によるドローンの飛行安全性向上(クランフィールド大学統合乗物健全性管理センター博士課程学生Jonathan Pelham)
- 電球内のLinux - Tinificationはどこまで進むか?(フィリップス社イノベーションサービス、Pieter Smith)

全セッションの予定表はここをご覧ください。 http://events.linuxfoundation.org/events/linuxcon-europe/program/schedule

この3つのイベントでは、他に類のない学習機会が参加者に提供されるだけでなく、『コードの背景』を知り、関係者とのミーティングや親睦会に参加する多くのチャンスがあります。イベントには、スポンサーの提供するハッピーアワーブースクロールや、オフサイトの全参加者向けレセプションなど、いろいろなものがあります。追加の交流親睦アクティビティについて詳しくは、数週間以内に発表されます。コミュニティの多様化を図り、新メンバーがコミュニティに溶け込む手助けをする他のスペシャルイベントの情報も、併せて発表される予定です。

登録料は7月25日まで$725で、LinuxCon、CloudOpen、およびEmbedded Linux Conferenceのすべてのセッション、アクティビティ、および特定の共催イベントにも参加できます。多くのコンファレンスのような複雑な登録の仕組みはありませんので、チケットひとつで3つのイベントの200以上のセッションに自由に参加できます。登録は http://events.linuxfoundation.org/events/linuxcon-europe/attend/register から行えます。

追加資料

YouTube: Linux Foundationイベントエクスペリエンス https://www.youtube.com/watch?v=-WUeelICQ2U

Linux Foundationについて

Linux Foundationは、Linuxの成長とコラボレーティブなソフトウェア開発を推進するための専門の非営利コンソーシアムです。Linux Foundationは、2000年に設立され、Linuxの創始者Linus Torvaldsの業績に対するスポンサー活動を行い、会員企業・団体とオープンソース開発コミュニティのリソースを結集して、Linuxオペレーティングシステムとコラボレーティブソフトウェアの宣伝、保護、推進などを行っています。詳しい情報は www.linuxfoundation.org をご覧ください。

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