2015年08月21日 14時01分
昭和電工

昭和電工グループの植物工場システムが協栄興業株式会社の大型植物工場に採用

TOKYO, Aug 21, 2015 - (JCN Newswire) - 昭和電工株式会社(社長:市川 秀夫)の植物工場ユニット「SHIGYO(R)ユニット」が、協栄興業株式会社(社長:内田久利、愛知県東海市)が運営する岐阜県美濃市の大規模植物工場に採用されました。

今回採用された「SHIGYO(R)ユニット」は、特許技術である高速栽培法「SHIGYO(R)法」と、本技術の効果を最大限に引き出すよう設計されたLED 照明の他、アルミニウム製栽培ユニットならびに断熱パネルがパッケージされたシステムです。

協栄興業では消費者の「食の安全・安心」への関心に応えるべく、植物育成に最適な環境(光・温度・湿度・二酸化炭素・養液)に完全制御した植物工場(敷地面積約3,000m2、工場面積 約1,500m2、生産エリア700m2、日産 約3,000株)を建設します。主にフリルレタス、サニーレタス、ロメインレタス、サラダほうれん草、ベビーリーフ等の葉物野菜を栽培するほか、工場内には研究室を設け、通常生産とは別に栄養価の高い機能性野菜や薬草、果物の研究生産を進めます。本工場は2016年4月に完成し、7月より製造販売を開始する予定です。

当社は今後も植物工場システムの設計から栽培指導など、植物工場を総合的に提案していくことで、安全安心な食料の安定供給に貢献してまいります。

【本工場で採用されたSHIGYO(R)ユニット】

(1)高速栽培技術「SHIGYO(R)法」
当社と山口大学が共同開発した栽培技術で、特許権を取得しています。品種や生育時期に合わせた波長と強度の光を照射する高速栽培法です。

(2)植物育成用LED照明
植物の光合成に最適な深紅色(波長660nm)を世界最高効率で発光できる当社独自のLED*と、青色LED(波長450nm)を搭載した照明。蛍光灯に比べ発熱量が少なく、空調等の電気代を抑えられるとともに、SHIGYO(R)法の光照射プログラムに合わせてそれぞれの光の強度を容易に変更できます。

(3)アルミニウム製栽培ユニット
栽培棚の材料には耐食性に優れたアルマイト処理のアルミニウムを使用。均一に光を照射できるよう、LED 照明の配置に工夫し、反射板を内蔵した植物工場専用の栽培棚です。着脱式で手入れがしやすい照明カセットと水耕栽培用の水槽(プール)を装備しています。

(4)断熱パネル
完全閉鎖型の植物工場で求められる断熱性と、菌や害虫の侵入を防ぐ密閉性を持つパネル。植物工場の天井・壁を断熱パネルで覆い、断熱性・密閉性を実現します。

*2015年8月21日現在。

概要:昭和電工株式会社

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