2015年09月08日 10時10分
シルバコ・ジャパン

明治大学、シルバコのSPICEモデリングツールを採用

Yokohama, Japan, Sept 8, 2015 - (JCN Newswire) - 株式会社シルバコ・ジャパン(以下シルバコ)は、明治大学理工学部電気電子生命学科集積回路システム研究室(所在地:神奈川県川崎市、以下明治大学)が、CMOSアナログ集積回路の研究にシルバコのSPICEモデリングツールUtmost IVを採用したことを発表しました。

明治大学では、MOSFETの弱反転領域の温度特性を利用したアナログ集積回路の研究を進めています。とくに、近年研究開発したPTAT (Proportional to Absolute Temperature)回路はチップ上の温度検出を行うために有効です。小型化された半導体チップでは、回路の発熱による誤作動や故障が問題となります。汎用集積回路にPTAT回路を搭載して、オンチップで温度検出を行い、温度制御を行うことにより、集積回路の高機能化を目指します。

集積回路システム研究室の関根かをり教授は、次のように述べています。「本研究を進めるにあたり、高度なモデリングツールが必要になりました。数ヶ月の評価を実施し、Utmost IVには期待する測定機能および、モデリング機能が搭載されていることを確認できました。また、データベースによるデータ管理の容易さも導入の決め手となりました。今後は、FDSOIへの適用も予定しており、Utmost IVの活用により研究がますます加速することを期待しています。」

シルバコのジェネラルマネージャである古井芳春は次のように述べています。「明治大学にUtmost IVが採用されたことを大変うれしく思っています。シルバコは今後もSPICEモデル・パラメータ抽出ツールのトップベンダーであり続けたいと考えています。また、各大学や研究機関と密接に連携することで、最先端のSPICEモデルを強力にサポートしていきます。」

ロゴ画像:
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概要: 株式会社シルバコ・ジャパン
株式会社シルバコ・ジャパンは、1989年に現在のSilvaco, Inc.の日本支社として設立、1995年に日本法人として登記されました。シルバコ・ジャパンは、日本のTCADおよびEDAソフトウェア業界におけるトップ・カンパニーを目指し、技術サポートと営業の強化、研究開発環境の拡充に全力をあげています。本社を横浜ランドマークタワーに置き、京都オフィスとともに充実したサービスを展開しています。
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