2015年11月03日 13時35分
Artesyn Embedded Technologies

アーティセンが、フリースケールのQorIQ P5020プロセッサをベースにした新型VMEシングルボードコンピュータを発表

アーティセン・エンべデッド・テクノロジーズは、各種ハイエンド産業用制御、C4ISR、ミッションクリティカルアプリケーション用に、コンピューティングパフォーマンスやデータスループットを向上し、長期のライフサイクルサポートを提供する新型ハイパフォーマンスVMEシングルボードコンピュータを、本日発表しました。アーティセンのVMEボードは、半導体プロセス装置(SPE)、フォトリソグラフィ、レーダー、ソナー、列車制御など長期にわたり互換性技術導入が必要とされることの多いアプリケーションに、30年以上にわたって広く使用されてきました。同社ではVME製品のポートフォリオの拡大を継続していますが、その一方で、この信頼性の高い技術について、お客様の選択肢を広げ、柔軟かつ安心して使っていただけるように、同社の既存VMEボードの多くについて、2025年以降も供給を継続することを先日確約しました。

MVME8105には、フリースケールのQorIQ(TM) P5020 2.0 GHzプロセッサの他、4 GBソルダードDDR3-1333 MHz ECCメモリ、512 K MRAM不揮発性メモリ、8 GB eMMC NAND Flashが搭載されています。複数のUSB、シリアルおよびイーサネットポートが備わり、Wind River VxWorks、Linux、Green Hills Integrityなどのさまざまなオペレーティングシステムをサポートします。

「MVME8105は、アーティセン社の多岐にわたるハイパフォーマンス組み込みコンピューティング製品ラインの最新製品です。弊社では、Tsi148 VMEからPCI-Xブリッジチップまで重要なコンポーネントを確実にそろえるため、多額の投資をしてきましたので、場合によっては今後10年間、弊社のVMEボードの多くを提供し続けることができます。」と、アーティセン・エンべデッドテクノロジーズ社製品マーケティングマネージャーのQianqian Shaoは述べました。「他のサプライヤ製のVMEボードには生産中止になっているものもありますので、弊社ではお客様ができるだけスムーズに移行できるように、技術ガイダンスを行っています。製品移行の成功にはソフトウェアの互換性が欠かせませんので、弊社では戦略的ソフトウェアパートナーと積極的に協業しています。」

画像

MVME8105
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企業ロゴ
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アーティセン・エンべデッドテクノロジーズについて

アーティセン・エンべデッドテクノロジーズは、通信、コンピューティング、医療、航空宇宙、工業などの各種業界向け高信頼性電源と組込みコンピューティングソリューションの設計と製造で世界をリードしている企業です。40年以上にわたってアーティセンは、コスト効果の高い先進ネットワークコンピューティングおよび電力変換ソリューションにより、お客様の開発期間短縮やリスク軽減を支援し、信頼され続けてきました。アーティセンの本社は米国・アリゾナ州テンピにあり、9か所のCOE (中核研究拠点)、4か所のワールドクラスの製造工場、世界各国でのグローバルなセールス&サポート拠点などを有し、世界各国で20,000人以上の従業員が働いています。www.artesyn.com

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