2015年12月07日 14時56分
昭和電工

昭和電工、多用途イソシアネートモノマー「AOI-VM(R)」を販売開始

TOKYO, Dec 7, 2015 - (JCN Newswire) - 昭和電工株式会社(社長:市川 秀夫)は、各種レジスト等の電子材料に使用される高機能性イソシアネートモノマー「カレンズAOI(R)(エーオーアイ)」(化学名:2-アクリロイルオキシエチルイソシアネート)において、一般工業分野向け新グレード「AOI-VM(R)」を開発し、今月より販売を開始します。

「カレンズAOI(R)」は、各種の物質と容易に結合するイソシアナト基と、共重合や光・熱硬化が可能なアクリル基を同一分子内に有するイソシアネートモノマーで、使用方法によって以下の2通りの機能を有しています。

(1)ポリマーに添加・反応させると、短時間かつ効率よく光硬化性を付与できる。
(2)アクリル共重合体のモノマーに用いると、低温でイソシアネート硬化が可能になる。

従来販売している「カレンズAOI(R)」は、その樹脂合成時の副反応の少なさと高い光硬化機能から、液晶ディスプレーや半導体製造の微細加工で使用されるレジスト用原料として用いられ、電子材料分野では必要不可欠な存在となっています。

今回販売する一般工業分野向けの純度とした新グレード「AOI-VM(R)」は、その優れた低温硬化性が、今後成長していくプラスチック塗料や自動車塗料における高機能樹脂の合成においてエネルギー削減に貢献できると考えております。すでに一部のお客様には試作品の提供を開始しており、その特性について高い評価をいただいております。当社は「AOI-VM(R)」を東長原事業所の専用量産ラインで製造し、経済的なメリットも提供してまいります。

分子設計の自由度が高い「カレンズ(R)」イソシアネートモノマーは、世界で当社のみが工業生産しているオンリーワン製品であり、その品質にはお客様から長年高い評価をいただいています。AOIとしては、電子材料分野に特化した「カレンズAOI(R)」と、一般工業分野向けの「AOI-VM(R)」の2つのラインナップを揃え、今後もお客様の期待に応えてまいります。

なお、今回発表のAOI-VM(R)とカレンズ(R)イソシアネートモノマーは、2016年1月13-15日に東京ビッグサイトで開催される「第45回インターネプコンジャパン エレクトロニクス製造・実装技術展」にて紹介する予定です(昭和電工ブース: 東第5 ホールE43-46)。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
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概要:昭和電工株式会社

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