2016年01月06日 10時47分
ZigBee Alliance

ZigBee Alliance、業界トップクラスのアプリケーションライブラリをThread GroupのIPネットワークプロトコルに適用するend-to-endのIoT製品開発ソリューションを作成

DAVIS, CA, Jan 6, 2016 - (JCN Newswire) - ZigBee Alliance

ニュースハイライト:

- ソリューションにより、ZigBeeアプリケーションのリーチが拡大。業界でもっとも包括的なIoTデバイス相互運用。ZigBeeの包括的で実績のある無線IoT用ソリューションセットに、Thread Groupのインターネットプロトコル(IP)ネットワーキング層との互換性を追加。

- パートナーシップを通じて、ZigBeeとThread Groupは、仕様、ブランディング、包括的なテストおよび認定プログラムのためのロードマップを提供。

- Allianceでは継続的なポートフォリオ拡大と業界全体のIoT規格統一の機会の促進をしていますので、ユーザーはZigBeeへの投資を活かして、市場機会を拡大できます。

- ソリューションは、両方の技術グループを支援する複数の大手サプライヤから幅広く業界サポートを得ます。

消費者、商業、産業用のアプリケーションで使用するIoT(Internet of Things)のあり方を決めるオープンでグローバルな規格を作成している非営利協会のZigBee Allianceでは、IPベースのIoTネットワークのためのend-to-endソリューションでThread Groupと協業することを、本日発表しました。ソリューションはZigBee Allianceの包括的な製品開発仕様、技術、ブランディングのセットや認定プログラムの一部となります。

ZigBee AllianceとThread Groupは、ZigBeeが広く展開しているアプリケーションライブラリを新開発のThreadネットワーキングプロトコルに適用する機会を追究するリエゾン契約を、2015年4月に締結しました。両社は評価を完了し、ZigBee Allianceでは製品開発の合理化や相互運用性の向上の他、さまざまなスマートIoTアプリケーションにわたってネット対応住宅での消費者エクスペリエンスの拡大などを行う共同ソリューションの開発を開始しました。

「今回のリエゾン契約を通じて、統合されたZigBee Common Applications Libraryを使用し、業界で最も先進的で実績のある低電力ネットワーキング層を、包括的で相互運用可能なend-to-endソリューションに取り込みます。」と、ZigBee Alliance社長兼CEOのTobin Richardsonは述べました。「我々は規格やエコシステムの作成における十数年以上の経験を活かして、Threadネットワーキングスタックとの互換性追加や、ZigBee AllianceのソリューションポートフォリオへのIPアンダーピニングによるIoT統一に向けて重要な一歩を踏み出しました。このポートフォリオは、すべてのネットワーク層や重要な環境発電などの基盤技術にまたがり、必要な相互運用性やマーケティングソリューションすべてがサポートされています。」

ZigBee Allianceは、以前の市場特化型ZigBeeデバイスプロファイルすべてを単一の統一ライブラリに統合するようになった包括的なZigBee Applications Layerにより、Thread Groupのネットワーキング層のサポートを組み込みます。その目標は、スマートホームなどのIoT市場でIPベースの低電力高周波通信を求める市場ニーズに対応するend-to-end認定プログラムなどの、包括的なソリューションを2016年第3四半期中にリリースすることです。

「ZigBee AllianceおよびThread Groupでは、IoT業界の細分化を軽減するために、大きな一歩を踏み出しました。」と、Thread Group社長でNest技術製品マーケティングマネージャーのChris Borossは述べました。「ZigBeeのアプリケーション層にThread対応デバイスを取り込むことで、製品開発の簡素化、相互運用性の向上、Threadエコシステムの促進、ネット対応ホームの発展などが進みます。両社では他の加盟企業と多くを共有しており、市場にネット対応住宅用の共同ソリューションを提供するために、ZigBee Allianceと協業することを楽しみにしています。」

「ZigBee Allianceは、無線IoT用の堅牢な規格、テスト、認定プログラムの作成と提供で知られています。」と、Silicon LabsソフトウェアVPのSkip Ashtonは述べました。「Threadにはお客様から多大な需要がありますので、ふたつの団体の創設メンバーとして、Threadとこのプログラムをサポートし、Threadがネットワーキング層で重要な基本作業を行った市場に、さらに幅広くお客様がZigBeeベースの製品を提供できるようにすることを光栄に感じます。」

「ふたつの団体に大きく貢献している加盟企業のひとつとして、この発表をうれしく思い、強く支持します。これにより不確実性が軽減し、デバイスベンダや消費者にIoT技術の普及が進むと思います。」と、Yale Security Inc.製品管理部長のKevin Krausは述べました。「この共同ソリューションをベースに製品を市場に提供し、新市場参入のためにZigBeeのお客様と協業することを、楽しみにしています。」

「ZigBeeとThreadの両方の創設メンバーとして、これらの技術の統合はIoT市場にとってWin-Winであると考えています。」と、NXPマイクロコントローラ事業部MCUおよび接続製品取締役のEmmanuel Sambuisは述べました。「ThreadのIPプロトコルを、ZigBeeの現場実績のあるオープンなアプリケーション層と組み合わせることで、デバイスベンダは、ネット対応住宅などのIoT市場向けの相互運用可能で信頼性の高いend-to-endのソリューションを利用できます。NXPとソリューションパートナーは、この共同ソリューションの開発と展開をサポートし、お客様が次世代ネット対応製品を構築できるようにします。」

ZigBeeのCES出展

2016年1月6日から、何百社ものZigBee Alliance加盟企業がCES 2016でZigBee 3.0の紹介をします。ブーススポンサーには、Atmel、DSR、Legrand、MMB Networks、NXP、OSRAM、OWON、フィリップス、POMCube、Ubisysなどがあります。CESのZigBeeパビリオンは、Sands Expo and Convention CenterにあるTech West新興技術ゾーンの、スマートホームセクションのブース#71344にあります。ZigBee Allianceと加盟方法についてはこちらをご覧ください。 http://www.zigbee.org/zigbeealliance/join/

ZigBee:Control Your World

ZigBee Allianceでは、日常的なオブジェクトが相互に機能し、IoT (Internet of Things)の世界をコントロールするオープンでグローバルな無線規格を作成、保守、提供しています。Allianceは425社からなるオープンな非営利エコシステムで、さまざまな消費者、商業、産業用の監視および制御アプリケーションにまたがる世界トップクラスのIoT規格の開発および促進をしています。詳しい情報は www.ZigBee.org をご覧ください。

Threadについて

住宅の内部と周辺のデバイスや消費者のために設計されたThreadは、低電力802.15.4メッシュネットワーク用のオープン規格の上に構築されたIPv6ネットワーキングプロトコルで、何百ものデバイスを容易かつセキュアにクラウドや他のデバイスに接続できます。非営利団体のThread Groupでは、Threadを住宅内のIoT (Internet of Things)基盤とし、Threadのユニークな機能やメリットについて製品開発者や消費者への教育を実施し、厳格で意味のある製品認証によってユーザーエクスペリエンスの質を維持するなどの努力をしています。詳しい情報については、 http://www.threadgroup.org をご覧ください。

お問い合わせ先:
Mark Walters
ZigBee Alliance
mwalters@zigbee.org
+1-206-972-9883

Heather Chesterman (ZigBee Alliance担当)
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heather@magnetprgroup.com
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Finn Partners (Thread Group担当)
gabriella@finnpartners.com
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