2016年03月31日 14時26分
安川情報システム株式会社

安川情報システム、高齢者・障がい者のための見守り安心サービスを全国展開

 「かえルン」は、群馬県内で介護現場の支援を行うぐんま地域生活支援センターが、介護保険法で各区市町村に設置が定められた地域包括支援センター(地域住民の保健・福祉・医療の向上、介護予防マネジメントなどを総合的に行う機関)や、医療・介護施設などに向けて提供を行う、行方不明者を早期に発見する見守りサービス。そのクラウド基盤として、当社のIoTソリューション「MMCloud」が採用されています。

認知症による徘徊では、保護者や家族が気づかない間に住まいから出ていってしまいます。従来の見守りサービスでは、家族が居場所の分からなくなった見守り対象者の居場所を確認するという、一般家庭での利用を前提としたものでした。一方「かえルン」は、地域包括支援センターや医療・介護事業業者で管理することを前提として開発されたサービス。見守り対象者の居場所が分からなくなったと連絡を受けた事業者は、システムの一覧から対象者を選び、直近の位置や移動履歴を家族や捜索スタッフに通知することが可能です。

独居老人や老老介護が深刻化する現在、家族だけで介護を背負うことが難しくなってきています。当社は、地域包括支援センターや事業者が中心となり、地域で見守りを行うことに視点を置いた「かえルン」のコンセプトに賛同し、本サービスの全国展開を行うこととしました。対象者の早期保護による安全確保、関係者の労力・不安を軽減するために、地域で介護サービスを提供される地域包括支援センターや医療・介護事業者に向けたサービスを開始します。当社は今後さらに、地域医療を支援するような、未病や予防等に役立つデータの収集・管理といったシステムへの展開を進めてまいります。

<「かえルン」の特長>
■見守り対象に意識させない、突起部分なしの薄型形状端末
■誤動作・誤認識防止のため、端末からLED・ボタン類を排除
■過去の移動軌跡を表示することで、電波の届かない場所にいても移動履歴から居場所を推定可能
■保護者や現地捜索者などの登録メールアドレスに位置情報を同報通知
■通常の行動は記録しない、プライバシー配慮の運用設計

<販売計画>
■販売目標    50契約/3年間
■販売価格   (初期費用・月額費用)オープンプライス

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<本発表に関するお問合せ>
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