2016年05月26日 12時54分
Brocade

Brocade、オープンネットワーク自動化プラットフォームにより、自動化リーダーシップを推進

SAN JOSE, Calif., May 26, 2016 - (JCN Newswire) - Brocade (NASDAQ: BRCD)は、企業やクラウドサービスプロバイダによるIT運用の改善やビジネスアジリティ向上を可能にする新型サーバーベースネットワーク自動化プラットフォームの、Brocade Workflow Composerを本日発表しました。Brocade Workflow Composerでは、マルチベンダネットワークのプロビジョニング、検証、トラブルシューティングおよび改善を行いつつ、複数のITドメインにわたってワークフローと統合してend-to-endの自動化を行うDevOps型のネットワーク自動化を提供します。

企業が業務のデジタル化を進めるに従って、ビジネスアジリティをサポートする自動化などの基盤ネットワークアーキテクチャが必要になります。このNew IPアーキテクチャによって、ネットワークはイノベーションや、新規アプリケーションの開発、提供およびセキュリティ確保のためのプラットフォームとなります。グローバルCIOアンケート[1]によれば、回答者の75%が、企業のビジネス目標の達成能力にネットワークが影響していると答えています。ネットワーク自動化と、他のIT業務やツールチェーンとのネットワーク統合の欠如は、デジタル化による収益増大を阻害する特に大きな要因です。

自動化は、Brocadeソリューションの長年にわたる得意分野で、1995年のストレージネットワーキングに始まります。2009年にBrocadeは、Brocade VCS(R)技術を搭載したBrocade(R) VDXで構成される業界初のイーサネットファブリックを発表し、自動化におけるリーダーシップを強化しました。今年初めBrocadeは、クラウドで実績のBGPベースのアーキテクチャを活用するオープンな標準ベース設計のBrocade IP Fabricsと、新しいBrocade Workflow Composerによって提供される自動化によって、データセンタファブリックポートフォリオを拡張しました。さらに先日Brocadeは、DevOps型自動化機能をネットワーク上で実現するイベントドリブン自動化ソフトウェアのイノベータ、StackStormを買収しました。StackStorm技術は現在、Brocade Workflow Composerの基本的要素となっています。

「デジタル変革への道のりはほとんどの企業にとって、ネットワークインフラの変更、組織および業務モデルの変化、新しいスキルセットの獲得などを必要とする膨大な作業となります。しかしこれを、実行しやすく進歩的なひとつひとつのステップに分割すると、企業は自分のペースで進めて行くことができます。」と、Brocadeスイッチング、ルーティングおよび分析製品グループSVPのJason Noletは述べました。「スタートにあたってまず最初にすることのひとつは、ネットワーク自動化の新手法の導入です。Brocade Workflow ComposerによってBrocadeは、縦割り型のITの間の連携を取り、部門間ITワークフローのend-to-end自動化を可能にします。」

自動化に向けたワークフロー中心のアプローチによりビジネスアジリティを向上

企業がクロスドメインの自動化を実現するには、ワークフローについて考慮しなければなりません。ワークフローは、業務規則とポリシーをITサービスの大規模な提供という形で実現してきた実績あるメカニズムであるため、ハイパースケールクラウドプロバイダにIT運用の基本と考えられるようになりました。ワークフローは、人間が実行する定常業務を集めたものですので、自動化の開発の基本として大いに役立ちます。

ワークフローには、ネットワークデバイスのプロビジョニングのようなシングルドメインと、ネットワークデバイスの問題検知や、ヘルプデスクチケットの作成とネットワークオペレータへの自動割り当てのようなクロスドメインがあります。クロスドメインワークフロー自動化によって、問題検知、潜在的原因の洗い出し、修復作業の実施の他、トラブルチケットの作成や、シニアエンジニアの呼び出しなどの手作業をすべて無くすことができます。その結果、ヒューマンエラーを最小限に抑え、業務効率を向上し、解決までの時間を大幅に短縮します。ZK Researchによれば、ヒューマンエラーはネットワークダウンタイムの35%の原因となっています。ネットワーク自動化により、ダウンタイムをゼロに抑えることができます。

「朝起きて問題発生を告げられても、すでにイベントドリブン自動化システムによってアラートは調査済みで、今まで手作業で時間をかけて調べていたすべてのデータを受け取ることができるので、たいへんうれしいです。」と、あるソーシャルネットワーキング企業のサイト信頼性エンジニアのBenjamin Goldsbury氏は述べました。「自動化ワークフローでは、応答しないシステムをリブートして問題を解決してくれるので、今まで午前2時に起こされて駆けつけていた作業が、午前10時にチケットをフォローアップするだけになりました。」

Brocade Workflow Composerの主な機能

他のネットワーク自動化ソリューションはモノリシックかつプロプライエタリで、ネットワークしか対応しないことが多いですが、Brocade Workflow Composerには次の特徴があります。

- ソフトウェアドリブンのライフサイクル管理
Brocade Workflow Composerは、最初のプロビジョニングおよび検証から、トラブルシューティングや自動修復まで、ネットワークライフサイクル全体を自動化します。

- クロスドメイン統合
Brocade Workflow Composerでは、任意のネットワークデバイス、クロスドメインプラットフォームまたはアプリケーションで発生したイベントを認識し、自動化ワークフロー実行のために他のツールやアプリケーションによるアクションを起動する際に、カスタマイズ可能な統合ポイントを活用しています。Brocade Workflow Composerでは、Linux、Windows、vSphere、AWS、Azure、CloudFoundry、OpenStack、Docker、Kubernetes、CoreOS、FireEye、New Relic、Sensu、Splunk、ChatOps、PagerDuty、VictorOpsなど人気の高いプラットフォームやアプリケーション用に、1,900件以上のカスタマイズ可能な統合ポイントを提供しています。

- マルチベンダネットワーク用の柔軟なワークフロー自動化
Brocade Workflow Composerにより、ITアジリティが実現し、ターンキー、カスタマイズ可能またはセルフ方式のネットワークワークフロー自動化が選べるようになり、これらはすべてマルチベンダネットワーク環境によってサポートされています。

- DevOps型の手法
Brocade Workflow Composerのオープンで拡張可能なマイクロサービスベースのフレームワークにより、ワークフローが実行されます。このフレームワークではStackStormや、他の各種人気オープンソースDevOps技術や、ピアコラボレーションおよびイノベーションの活発なコミュニティを活用しています。

追加資料

- ブログ: Network Operators: Evolve or Get Left Behind http://bit.ly/1sAk6Da
- ESGレポート: Leveraging Network Automation for Greater IT Agility and Operational Efficiency http://bit.ly/27T9vnC
- Brocade Workflow Composer At-A-Glance http://bit.ly/1TB1m2F

Brocadeについて

Brocade (NASDAQ: BRCD)のネットワーキングソリューションは、世界の大手企業がネットワークをビジネス変革のプラットフォームに変えるのに役立ちます。官民のデータセンタからネットワークエッジまでにわたるソリューションによって、Brocadeは今日のデジタルビジネスに必要なNew IPネットワークインフラへの変革で業界をリードしています。( www.brocade.com )

[1] Global CIO Study 2015, Vanson Bourne, 2015年5月

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