2016年08月03日 10時00分
安川情報システム株式会社

安川情報システムと末松九機、宮古島のEMS実証事業の事業化に参画

報道関係者各位
                                  2016年8月3日
                            安川情報システム株式会社


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    安川情報システムと末松九機、宮古島のEMS実証事業の事業化に参画
電力会社等の発電状況に合わせた電力需要制御により、需給バランス最適化を支援します。
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安川情報システム株式会社(本社:北九州市八幡西区、代表取締役社長:諸星 俊男)と末松九機株式会社(本社:福岡市博多区、代表取締役社長:橋ノ本 将朗)は、「平成28年度、宮古島市島嶼型スマートコミュニティ実証事業」(以下、宮古島EMS実証事業)に参画することとなりました。2016年10月より実証開始予定です。

エネルギー資源を島外に依存している沖縄県宮古島市は、離島のエネルギー課題に早くから取り組んでおり、2011年から島のエネルギーを一括で管理する宮古島EMS実証事業を進めています。2016年2月には、この宮古島EMS実証事業の事業化を目的に、地元企業の株式会社すまエコと提携。需給協調型のEMS事業確立に向け、システムの運用や事業計画について検討・検証する実証事業を進めています。


<事業全体のイメージ>
http://www.ysknet.co.jp/news/16/news_products/images/img_miyakoems.gif


末松九機は、電力市場において豊かな経験を有するソリューションベンダーです。幅広い製品知識と長年蓄積してきた技術とノウハウで、お客様に最適なシステムの提案を行っています。

安川情報システムはお客様のIoT化実現に向けたコンサルティングから、情報収集、IoT基盤、データ活用のアプリケーション、運用保守までをトータルで提供するIoTベンダーです。また、省エネ・蓄エネ等の機器を相互接続するための通信規格「ECHONET Lite」を用いた開発実績など、さまざまな機器制御においても豊富な実績を有しています。

両社は今回の実証において、家庭などに設置するヒートポンプ式給湯機等の需要機器の制御端末部分を担当します。アグリゲーター※1事業者の「すまエコ」がクラウドから送る運転指令を家庭の給湯機などに伝える、制御機能付きゲートウェイの開発を行います。またこのゲートウェイを使って、スマートメーターから電力消費量実績を取得し、クラウドに送信します。

両社は実証実験完了後、今回開発を行うゲートウェイを使った太陽光発電出力抑制制御や、EV充電器との連携を進め、更にきめ細かな電力の需給バランスの調整を可能にする開発を実施予定。そしてすまエコと一緒に、このERAB※2のビジネス展開を宮古島、沖縄全域、そして全国に向けて進めて参ります。

                                      以上

※1「アグリゲーター」とは?
需要家の電力需要を束ねて効果的にエネルギーマネジメントサービスを提供するマーケター、ブローカー、地方公共団体、非営利団体などのこと。自ら電力の集中管理システムを設置し、エネルギー管理支援サービス(電力消費量を把握し節電を支援するサービス)、電力売買、送電サービス、その他のサービスの仲介を行っている。(WEBサイト「環境ビジネスオンライン」より)

※2「ERAB」とは?
エネルギー・リソース・アグリゲーション・ビジネス(ENERGY RESOURCE AGGREGATION BUSINESS)の略。
再生可能エネルギー・蓄電池・需要家等を、ITを使って集約するビジネスを行うこと。



※記載されている商品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
※掲載されている情報は、発表日現在の情報です。最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。


■本発表に関するお問合せ
 安川情報システム株式会社 マーケティング本部 マーケティング企画部
 TEL: (093)622-6139 FAX : (093)622-6117
 Mail: press@ysknet.co.jp