2016年08月26日 10時06分
HCC

障害福祉業界に電子カルテを ~ 26歳の挑戦と想い ~

障害福祉業界に電子カルテを
~ 電子カルテのソラ アップデート ~

 HCCは障害福祉業界向け電子カルテ、ワーカーズノート ソラのアップデートを2016年8月24日に公開しました。
 本アップデートにより既存の書類を電子カルテ内の最新データで自動出力する「帳票作成機能」が追加され、慣れた社内資料をそのままに電子カルテへ移行できるようになりました。




26歳の挑戦と想い
「利用者様ともっと向き合いたい」

 障害をお持ちの方へ支援する現場を肌で感じたことはありますか?
 HCC代表の岡慶太郎は就労支援事業所職員として働いていました。
 現場では事務作業に手作業が多く、利用者様に向き合う時間を割いてまで事務をこなすような状態です。
 これは他の同業者の方に聞いても同じ感想でした。
 岡は元々医療用電子カルテを開発するプログラマーとして働いていた経験があり、自身のスキルと経験を活かせるチャンス、そして協力者を見つけHCCを立ち上げました。
 HCCの挑戦は事務作業の負担を減らし、支援者が利用者様に向き合う時間を増やすことです。
 そのために私たちは障害福祉業界のIT推進に尽力しています。




本アップデートのビジョン上の位置づけ
~IT化への見えない敷居は~

 HCCはIT推進のため3つの目標を掲げています。
 1つ、IT化への障壁を減らす。
 2つ、使い慣れた紙とペンのようなツールを目指す。
 3つ、ソラを通じた人と人、人と情報のコミュニケーションを生む。
 本アップデートは主に「IT化への障壁」を減らすことをに重点を置き、帳票作成機能により既存の帳票をそのまま使いつつ電子カルテによる自動化の恩恵が得られます。

 私たちは何かが変わることを無意識に嫌います。
 これまでソラが無料からでも便利に使えることをお客様にお伝えしてきましたが、お話を聞いて下さる方は少ないです。「何かが変わる」ことがIT化への見えない敷居になっているのです。
 そのためHCCは支援者が使い慣れた物をできるだけ変えないように心がけています。
  



障害福祉業界における電子カルテの行方
~電子カルテはもっと身近になれる~

 「カルテなんて使ってません」「ここは病院じゃない」
 ソラの営業を行っているとお客様からよく言われます。
 しかし利用者様の基本情報をまとめたフェイスシートや日々の支援日報など「カルテ」を必ず書いているはずです。
 カルテと言えば病院のイメージが強いですが福祉施設でも日常的に普及しています。
 では他部署と共有しないから電子カルテは不要でしょうか?
 答えはNOです。所内全体で利用者様一人一人の情報を共有する必要があります。
 電子カルテにはそれを便利にする力があります。

 障害をお持ちの方への支援は、長年の支援の積み重なっています。
 それを資料にすると膨大な量となるでしょう。
 たった2年間の就労移行支援でも一般的なファイルでは一杯になります。
 それ以上の情報を持った利用者様を数十名と同時に支援する現状でも「知らなかった」は許されません。
 そのため電子カルテは今後障害福祉業界でも身近になる日が来ると考えられます。
 私たちはそのきっかけとなれるよう努力しています。(了)




参考資料
・ワーカーズノート ソラって何?
 http://hcc-info.com/Data/Miryoku.pdf

・アップデート内容の詳細
 http://wp.me/p7Ly0q-32

・ プレスリリース資料(zip)
 http://hcc-info.com/Data/Data825.zip

・ 障害者福祉は黒字? (大脇道場)
 http://toyugenki2.blog107.fc2.com/blog-entry-2332.html

・ 事業所調査 ( 【財】三菱財団)
 →事務作業の負担増でも専任職員を雇っていない
 http://www.jdnet.gr.jp/report/14_11/section3-1-2.htm




お問合せ
HCC 広報担当: 橋本駿平
電話番号: 050-6867-6493
メール: h.camera.communication@gmail.com
サイト: http://hcc-info.com/
・ HCC 会社情報
 http://hcc-info.com/Page/HCCInfo.html

・ HCC のビジョン
 http://hcc-info.com/Page/Vision.html