SAN JOSE, CA, Sept 14, 2016 - (JCN Newswire) - Brocade (NASDAQ: BRCD)は、ネットワークトラフィックの急激な増加をサポートし、デジタル変革を推進する企業の求める先進機能を提供するように設計された次世代データセンタールーティングソリューション、Brocade(R) SLX(TM) 9850を、本日発表しました。拡張可能なSLX 9850は、10/40/100GbEデータセンタのユースケース向けに、業界トップクラスの密度、規模およびパフォーマンスを提供します。
ハードウェアとソフトウェアのイノベーションを独自に組み合わせたSLX 9850ルータには、パーベイシブネットワークの可視化する組み込みBrocade SLX Insight Architecture(TM)が搭載されていますので、厳しさを増すサービスレベルに対応するための、優れた知見を提供します。SLX 9850ではまた、Brocade Workflow Composer(TM)を活用して、サーバーベースでDevOpsスタイルのネットワーク自動化を行い、ITドメインを統合して、エンド・ツー・エンドにワークフローを自動化します。
ガートナーでは、2016年に世界で64億個のネット接続製品が使用されると予想しています。これは2015年に比べて30%の増加で、2020年には208億個に達する見込みです。[1] 2021年には、ビデオがモバイルデータトラフィックの約70%を占める見込みです。[2] クラウドサービス、動画ストリーミング、IoT(Internet of Things)およびモバイル接続は指数関数的に増大しており、企業は現在展開しているインフラが、今後の大幅なトラフィック増大をサポートできるように備える必要があります。同時に、ネットワーク運用がますます複雑になっているため、可視性の向上と自動化がビジネスアジリティの達成に不可欠となっています。
「お客様からは、当座のニーズに対応するだけでなく、今後数世代にわたって、ネットワークトラフィック詳細分析やネットワーク運用自動化に役立つ先進機能を提供しつつ、ポート速度と密度を維持するネットワーキングソリューションが必要だという声をいただいています。」と、ブロケード社スイッチング、ルーティングおよび分析製品グループのSVPのJason Noletは述べました。「Brocade SLX 9850ルーティングソリューションは、プラットフォームの寿命を最長に保ち、比類ないネットワーク可視化と自動化を行う先進機能を、企業に提供する革新的で拡張可能なアーキテクチャの需要に対応するように設計されました。」
Brocade SLX 9850ルーティングソリューションの主なメリット
- パーベイシブネットワーク可視化
Brocade SLX Insight Architectureは、ネットワークモニタリングとトラブルシューティングの新しい手法を提供し、ネットワーク運用と自動化に必要な、包括的なリアルタイム可視化を短期間で容易に高いコスト効果で実現します。すべてのルータにネットワーク可視化を組み込むことで、企業は、ネットワーク全体でパーベイシブ可視化を達成し、問題を迅速に特定し、MTTR (mean-time-to-remediation)を短期化し、サービスレベル全体を改善できます。
Brocade SLX Insight Architectureには、サードパーティおよびお客様特有のモニタリング、トラブルシューティングおよび分析アプリケーションを実行するオープンカーネルベースの仮想マシン(KVM)環境が含まれています。また、各SLX 9850インターフェースモジュールのパケットプロセッサと、管理モジュールのKVM環境の間の、専用10 GbE分析パスも提供します。このため、転送または制御プレーントラフィックを妨害せずに、内部の分離リンク経由でデータを抽出するアプリケーションを、KVM環境で実行できます。プラットフォーム外の分析アプリケーションに取得したデータを提供するため、SLX Insight Architectureには、帯域外ストリーミング用の各管理モジュール上の専用10 GbEサービスポートや、インターフェースモジュールポート上のストリーミングなど、柔軟なストリーミングオプションがあります。
- Dev-Opsスタイルのネットワーク自動化
Brocade Workflow Composerのサーバーベースのネットワーク自動化プラットフォームは、最初のプロビジョニングや検証から、マルチベンダネットワークのトラブルシューティングや改善までの、ネットワークライフサイクル全体を自動化することで、企業がビジネスアジリティを向上し、イノベーションを促進するのに役立ちます。StackStormオープンソースプロジェクトにより実現したWorkflow Composerでは、データセンタの部門の縦割り構造を解消するため、ネットワーク、コンピューティング、ストレージ、アプリケーションなど、サービス提供チェーン中の複数のITドメインにわたってワークフロー自動化も行います。Brocade Workflow Composerは現在SLX 9850をサポートし、ターンキー、カスタマイズ可能およびDIT (do-it-yourself)ネットワークワークフローを提供しますので、お客様は自分のペースで自動化を導入できます。
- 将来対応型ルーティングプラットフォーム
Brocade SLX 9850のノンブロッキング筐体容量は230 Tbpsで、業界トップクラスの10/40/100 GbE価格とブレードあたりのポート密度を提供します。SLX 9850では、最高の密度と規模に対応して設計された独自の1.5 RUモジュール式ラインカードによって、最大400万ルート、200万件のフルカラー統計、200万件のポリシーをサポートできますので、現在および今後のネットワーク帯域幅、デバイスおよびサービスの指数関数的成長に対応できます。
推薦の言葉
「モビリティの進行、IoTの成長、ビデオトラフィックの増大などによって、既存のデータセンタやWANネットワークの帯域幅が限界に近づいていることは、疑う余地がありません。リアルタイム可視化と自動化が無ければ、ネットワークはビジネスアジリティを阻害する大きな要因となります。Brocade SLX Insight Architectureなどの組込み機能によって、お客様はネットワーク中のすべてのルータの可視性要件を、ビジネスニーズに合わせて調整できます。この手法によって、パフォーマンスに影響を与えず、業務を合理化できます。」
- Brad Casemore (IDC社データセンタネットワーク調査担当重役)
「AMS-IX (Amsterdam Internet Exchange)では、価格ポイントを低く抑えながら、同時にサービスを迅速に改善しつつ、特に100 GbEアクセスリンクの容量増加によって、お客様をサポートする必要があります。弊社ではAMS-IX交換プラットフォームの複数のベンダを評価したところ、Brocade SLX 9850がもっとも優れているという結果となりました。ブロケードによって、コスト、スペースおよび電力効率フットプリントなどの点で100 GbEサービスの数と密度を大幅に増加し、今後何年にもわたってプラットフォームを成長させる余地を十分に確保できます。」
- Henk Steenman (AMS-IX最高技術責任者)
入手方法
Brocade SLX Insight Architectureを含むBrocade SLX 9850ルーティングソリューションは、現在発注可能で、一般提供開始は2016年第4四半期の予定です。Brocade Workflow Composerは、現在一般提供されています。
ブロケードについて
ブロケード(NASDAQ: BRCD)のネットワーキングソリューションは、世界の大手企業がネットワークをビジネス変革のプラットフォームに変えるのに役立ちます。官民のデータセンタからネットワークエッジまでにわたるソリューションによって、ブロケードは今日のデジタルビジネスに必要なNew IPネットワークインフラへの変革で業界をリードしています。( www.brocade.com )
[1] ガートナー社プレスリリース, "Gartner Says 6.4 Billion Connected 'Things' Will Be in Use in 2016, Up 30 Percent From 2015," 2015年11月10日, http://www.gartner.com/newsroom/id/3165317
[2] エリクソン・モビリティ・リポート, 2016年6月
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