2016年10月03日 11時50分
Cambrios

CN Innovations社(香港)が、Cambrios Advanced Materials社(米国)のClear-Ohm Inkを使った新製品を発表

SUNNYVALE, CA and TOKYO, JAPAN, Oct 3, 2016 - (JCN Newswire) - 銀ナノワイヤーを使った透明導電膜用インクのリーダー企業であるCambrios Advanced Materials(CAM)と、レーザー技術を駆使したタッチパネルの製造の先駆的な企業であるCN Innovations(CNi)は、本日、CNi社がCAM社の銀ナノワイヤー(Clear Ohm)を用いて、30インチ・40インチのタッチパネルの生産を開始すると発表した。これらの商品は、2016年2月にCAMの前身であるCambrios Technologies Corporation (CTC)が営業を停止し、CAM社が同年4月に営業を再開して以来、初めての量産商品の出荷となる。

CNi社は、2013年にClear-Ohmを使った透明導電フィルムを初めて使用して以来、ラップトップPC、PCモニター、最大27インチサイズまでのオールインワンPCなど、数々の商品に、タッチセンサーを提供してきた。今回CAM社が第5世代の銀ナノワイヤーインクで30 Ohms/sq.のClear-Ohmフィルムを立ち上げたことにより、CNiは40インチ超のタッチセンサー生産の量産に踏み切った。この薄く、軽量で、飛散防止機能付きのタッチセンサーは、液晶ディスプレイやFlexible-Displayである電子ペーパーに貼り付けられ、デジタルサイネージや公共情報ディスプレイとして商品化された。

CNi社のタッチビジネス部門責任者であるEric Chong氏は、以下のように述べている。「CAM社は、今年2月一旦営業停止に追い込まれたにもかかわらず、事業の再開に迅速に取り組み我々の損失を最低限に抑えてくれた。」「またCAM社のパートナーである韓国、日本のフィルム企業の絶え間ない献身的な援助により、この度、CNi社が、30インチ、40インチと言う大型タッチパネルの量産を開始できたことは、我々のパートナーシップをより強固なものにできたと、喜んでいる。」

Cambrios社の販売部門の責任者で副社長のDave Yao氏は以下のように述べている。
「Cambrios社が営業を再開するにあたって、忠実で創造性に富んだCNi社のようなパートナーがいてくれたことは、我々にとってこれ以上にない幸運なことだった。」「CNi社は、真摯かつ迅速に、営業を再開したばかりのCAM社のインクを使って再認定を行い、そればかりか、同時にデジタルサイネージ市場向けの新しい製品の量産まで行ったことに我々CAM社は深く感謝している。」

CAM社は、CEATEC 2016会場近くのホテル・マンハッタンのSuite-RoomでClear-Ohm技術とCNi社製のタッチパネルを展示する予定である。CEATECは、2016年10月4日から7日まで、千葉の幕張メッセで開催される。

Cambrios社: www.cambrios.com

Cambrios Advanced Materials社について

ナノテクノロジー技術を使った革新的ソリューションを提供して産業をリードしているCambrios Advanced Materialsは、銀ナノワイヤーを用いた透明導電体インクの供給を通じて、製造工程の簡略化、最終製品のコスト削減と電子部品の性能向上に大きく寄与している。その商品であるClear-Ohmインクは、従来の材料や方法と比較して飛躍的に光学的・電子的パフォーマンスに優れている。Clear-Ohmを使った応用分野は、タッチスクリーン、EMIシールド、電子ペーパー、有機EL照明、薄膜太陽電池など大きく広がりを見せている。Cambrios社の本社は、カリフォルニア州サニーベイルにある。

CN Innovations社について

CN Innovations社は、主にハイエンドの高性能デバイス分野向けにタッチや加飾製品を供給することで成長してきた企業である。CNiが供給する部品には、カバーガラス、タッチパネル、金属製部品なども含まれている。CNi社は、様々な上記新製品に加え、伝統的な金属加工および精密スタンピング、金属射出成型、ウィンドウディスプレイ、加飾塗料、機能性被膜等々のサービスも提供している。
http://www.cn-innovations.com/

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