2017年05月17日 15時09分
日本OpenStackユーザ会

OpenStack専門カンファレンス「OpenStack Days Tokyo 2017」開催

OpenStack の普及促進に取り組む日本OpenStack ユーザ会 (会長: NTTソフトウェアイノベーションセンター 水野 伸太郎、以下 JOSUG) のOpenStack Days Tokyo 2017実行委員会(委員長:エクイニクス・ジャパン株式会社 長谷川 章博)は、来る7月20日(木)・21日(金)の2日間、OpenStack 専門カンファレンス「OpenStack Days Tokyo 2017」を、虎の門ヒルズフォーラムにて開催します。
イベントWebサイトで参加登録の受付けを開始し、2日間で3,000名の来場を見込んでいます。

第5回目となる今年は「オープン x コラボレーション」をテーマとして、コンテナテクノロジーコミュニティ (Docker, Kubernetes)、運用自動化コミュニティ (Ansible, Chef, Puppet, Jupyter)、OPNFV (Open Platform for Network Functions Virtualization)、Cloud Foundry Foundation、フォグコンピューティングのOpenFog Consortiumなど、
OpenStackに関連する技術の団体やコミュニティと連携し、主催者企画のプログラムコンテンツを充実させています。

初日の基調講演は、OpenStack FoundationのCOOとして開発コミュニティとビジネスエコシステムを成長させるためのマーケティングやビジネスディベロプメントを主導するMark Collier (マーク・コリアー) 氏と、Executive Director のJonathan Bryce (ジョナサン・ブライス)氏により、コミュニティの最新情報や、グローバルのOpenStack エコシステムや最新の導入事例などについてご講演いただきます。
また、Cloud Foundry Foundationのマーケティング責任者であるDevin Davis(デビン・デイビス)氏に、活用事例やビジネス展開などを中心にCloud Foundryのコンセプトについてご講演いただきます。
2日目の基調講演は、株式会社ドワンゴ 開発本部 共通基盤開発部 宮本 卓 氏に、OpenStack導入について、経緯や成果をご紹介いただきます。 また、自治体でも企業と同様に、さまざまなシステムを効率的に管理したい、新たなシステムを速やかに立ち上げたいという要望があり、OpenStackを採用する事例が増えていますが、今回、OpenStackを用いてこれらの課題に取り組んでいる自治体にご登壇いただきます。

この他の注目事例セッションとしては、HavanaとMitakaのバージョンの異なるクラスタを並列で運用しているGMOペパボ株式会社のプライベートクラウド構築について、通信キャリアのシステムにおいてメンテナンスのダウンタイムを最小限にするためにKDDI株式会社が独自に開発した「Zone Migration」について、コンテナ技術を高度に利用している株式会社サイバーエージェントの取り組みなど、先進的な事例が多数紹介されます。

スポンサーセッションは全29セッションが予定されており、32社のスポンサーが展示・デモンストレーションを行っています。スポンサー講演を含むプログラム詳細、および最新情報は以下をご覧ください。http://openstackdays.com/program/


◆「オープン x コラボレーション」の概要
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◇ Cloud Foundry (PaaS)
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Cloud Foundry Foundationによる基調講演の他、日本Cloud Foundryグループ会長から、国内コミュニティの状況、Cloud Foundry on OpenStackの概略など最新動向を説明いただきます。また、Cloud Foundryサービス提供企業やディストリビューション提供企業によるパネルディスカッション、日本Cloud FoundryグループメンバーによるCloud Foundry validator for OpenStack、Open Service Broker などの技術についてのディープトークが予定されています。

◇ OpenFog (フォグコンピューティング)
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Open Fogコンソーシアムの最新動向を説明いただく他、2017年4月に公開されたOpenFog Reference Architectureの紹介では、アーキテクチャ、機能、配備方法などについての概要がわかるセッションと、ソフトウェア基盤、セキュリティ、コミュニケーション基盤などの基本要素について詳細に解説するセッションがあります。また、OpenFog ComputingとOpenStackの連携の可能性とあり方について、OpenFogコンソーシアムとOpenStackコミュニティメンバーがパネルディスカッションで語りつくします。

◇ OPNFV (ネットワーク仮想化)
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OpenStackを用いたマルチベンダNFVプラットフォームを商用化しているNTTドコモから、実際のインテグレーション工程で得られた知見や課題を紹介いただく他、OPNFVのAssociate Memberに加盟してコントリビュートしている沖縄オープンラボラトリから、日本初のOPNFVコミュニティラボの構築、台湾の研究機関と共同で構築したOPNFVを用いたマルチサイト環境などについてご紹介いただきます。

◇ コンテナ
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Google本社のDeveloper Advocateから、Kubernetesを使った標準ベースコンテナ運用の勘どころをご紹介いただく他、OpenStackクラスタを社内向けに提供しているヤフーのプライベートクラウドチームにより、いかにKubernetesとOpenStackを構築しているか、2013年の導入から現在まで構築・運用フローを確立する過程で得られた知見や課題をご紹介いただきます。

◇ DevOps
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多くの企業が「IT基盤の標準化」の実現に苦しむ中、世界規模の標準化を実現しているGoogleに、「Googleのインフラ技術に見る基盤標準化とDevOpsの真実」と題してご講演いただきます。
また、レッドハットから、急速に変化する現代のシステムに対応できるOSSの運用自動化ツール「Ansible」について、日本ヒューレット・パッカードから、継続的インテグレーション(CI) / 継続的デリバリ(CD)プロセスを自動化するためのツールと組織のあり方についてご紹介いただきます。



◆「OpenStack Days Tokyo 2017」開催概要
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テーマ: オープン x コラボレーション

会 期 :2017年7月20日(木)・21日(金)
会 場 :虎の門ヒルズフォーラム (銀座線虎ノ門駅 徒歩5分)
主 催 :OpenStack Days Tokyo 2017 実行委員会
実行委員長:エクイニクス・ジャパン株式会社 長谷川 章博

内 容 :基調講演、スポンサー講演、併設展示 など
対 象 :クラウドを導入したいCTO・CIO層、クラウドビジネスの企画者、クラウド業界のビジネスユーザ、クラウド業界内開発者、パートナー企業、データセンタ・テレコム業界のビジネスユーザ、ICTへの関心と利用率の高いビジネスユーザ

定 員 : 3,000名
参加費 :無料 (事前登録制)
申 込 :以下のイベントWebサイトから
http://openstackdays.com/
〆 切 :2017年7月14日(金)17:00迄
※定員となり次第締め切らせていただきます


━◆ 報道関係者 お問い合わせ ◆━━━━━━━━━━━━
OpenStack Days Tokyo 2017 イベント事務局
(株式会社イーサイド内)
TEL:03-6435-8789 E-mail:osdt2017-office@e-side.co.jp