2012年08月21日 10時04分
図研エルミック株式会社

図研エルミックがMirrorLink応車載ディスプレイ開発用ミドルウェアをリリース

 図研エルミック株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:朝倉尉、以下 図研エルミック)は、MirrorLink規格のクライアント側を実現するためのミドルウェア「Ze-PRO Mirror (Client)」を、8月20日から販売します。
MirrorLinkは、規格団体Car Connectivity Consortium (CCC)が標準化を推進している通信規格で、スマートフォンと車載ディスプレイを双方向でつなぐことを目的としています。
自動車に搭載される車載通信機(カーナビ等)を開発するサプライヤは、Ze-PRO Mirror (Client)により、MirrorLinkアプリケーションを短期間で開発できます。
今回販売を開始する「Ze-PRO Mirror (Client)」はルネサス エレクトロニクス社の32ビットマイコン「SH7269」に最適化されたソースコードとサンプルアプリケーション、サンプルドライバーで構成されており、API関数経由でMirrorLinkに対応した車載ディスプレイを容易に開発できるようにします。

概要
 MirrorLink Ver.1.0.1 クライアントのMandatory項目をサポート
    MirrorLink Ver.1.1サポート版への無償バージョン・アップを提供
 周辺部のサンプル・ソースコード(一部バイナリコード)を提供
 BSDソケット・インタフェース対応
    図研エルミック(株) 社製「KASAGO® IPv4」を実装
 MirrorLink Ver.1.0.1 クライアントのサンプル・アプリケーションを提供
TCP/IPをベースとするネットワーク・サービスのサポート
    各種ネットワークプロトコルを内蔵

特長
1.継続的な機能拡張
今回リリースする「Ze-PRO Mirror (Client)」は、MirrorLinkのVer1.0.1に対応しています。図研エルミックでは、11月にVer 1.1対応版をリリース予定で、1.0.1版を購入したユーザーは無償で1.1対応版が提供されます。 その後も、CCCによるMirrorLinkのバージョンアップに迅速に追従していく他、MirrorLink規格の中の必須規格部以外の周辺部も積極的にライブラリ化し、機能を拡張していきます。さらにCPUやOSへの非依存化による使い勝手の良さの向上を目指しています。

2.車載機器に必要な安全性を追求
Ver 1.1からは動的/静的解析を実施し、品質を確保します。

3.100%日本国内で開発
サポートやカスタマイズも安心です。

以上


MirrorLinkについて
MirrorLinkは、スマートフォンと車載ディスプレイをシームレスにつなぐ規格としてCCCが仕様策定を進めています。 CCCには、ルネサス、図研エルミックを含め、多くの国内外の自動車関連企業や情報機器関連企業が参加しています。MirrorLinkに対応したスマートフォンに搭載された楽曲やナビゲーションなど様々なアプリケーションを車載ディスプレイで操作し、表示することが可能です。


図研エルミックについて
図研エルミックは、東京証券取引所マザース市場に上場し、資本金は12億2百万円です。
組込みシステムに必要なネットワーク・画像・通信関係の先端技術を、ミドルウェアライブラリやモジュールなど、お客様が使いやすい素材に変えて提供します。 TCP/IPとOS技術の企業としてスタートしましたが、近年ではONVIFやMirrorLinkといった新しいネットワーク規格に積極的に取り組んでいます。

<本リリースに関するお問い合わせ先>

・図研エルミック株式会社
販売促進課
担当 川合
TEL: 045-624-8002 FAX: 045-476-1102
E-mail: press@elwsc.co.jp
URL : http://www.elwsc.co.jp/

・本文中の会社名および製品名は各社の商標または登録商標です。