2017年10月31日 12時08分
Kinetica

KineticaとNVIDIA技術を活用した詳細なビジネス分析により、OVOがLippo Groupの多角化経営成功を加速

JAKARTA, 2017年10月31日 - (JCN Newswire) - Lippo Group デジタル事業のグループ会社であるOVOは、世界最速のGPU分析データベースを提供するKineticaとNVIDIAを採用し、360度カスタマービューを最大限に活用して、買い物傾向やデジタルライフスタイルに関するリアルタイム分析・洞察を得るビッグデータ分析のイノベーションを促進します。

Lippo Groupは、デジタル技術、教育、金融サービス、医療、ホスピタリティ、メディア、IT、通信、不動産、エンターテイメント、小売に多大な投資を行う大手財閥です。OVOはLippo Group デジタル事業におけるモバイル決済、ロイヤリティポイント、排他的な優先取引を統合するコンシェルジュ・プラットフォームであり、ビッグデータ分析技術に積極的に投資しています。

Lippo Group デジタル事業は、KineticaとNVIDIAのサポートを受け、AI(人工知能)、インメモリー、GPUデータベースを統合するインドネシア初の企業となります。

Lippo Group デジタル事業は、ビッグデータ分析技術へ投資することにより、全トランザクション処理システムで作成されるグループ各社からの全顧客データを、一元管理された分析プラットフォームに統合することを目指しています。グループ各社が持つ断片化した全データは統合・分析され、顧客プロフィールとカスタマージャーニーに関する360度ビューが生成されます。OVOは360度カスタマービューと連携し、パーソナライズされたオファーを提供するための主要製品となります。

ビッグデータAPIとAIプラットフォームが整い、Lippo Groupの全顧客接点チャネルで、最新かつパーソナライズされた体験をリアルタイムでお客様に提供できます。Kineticaの導入により、膨大かつ豊富なデータセットを1秒未満の遅延で処理する分析APIを通して、クエリの実行が可能です。従来技術では、数秒、数分、さらには数時間の遅延が生じていました。

Kineticaが提供するGPU高速データベースの導入により、Lippoは人口動態、クロスチャネルの購買行動(ソーシャルメディアを通じて得られた感情や実店舗、オンラインでのやりとり)など複数の顧客属性を統合することが可能になります。またLippoは、顧客、トランザクション、位置情報の相関性を示すことができるようになり、地理空間分析を活用して、Lippo Group事業部門が業績に対する理解を深め、競合企業をリードするための実用的な洞察を提供していきます。

Lippo Digital Groupの最高経営責任者(CEO)を務めるAdrian Suhermanは、次のように述べています。「Lippo Groupはイノベーションの採用、そして最新技術を活用した企業の競争優位性の創出に強く取り組んでいます。Lippo Groupはお客様を各事業の中心に据えています。技術を活用し、それを高強度、高精度、高速で使用することで、私たちはお客様をより理解し、お客様のニーズや期待に応えることができます。」

Lippoはまもなくビッグデータの収益化に着手し、双方向型のスマートな新デジタルチャネルを提供します。この新チャネルは、お客様を新たな買い物体験で満たし、またマーケッターが顧客に働きかけ、カスタマージャーニーの理解を深めるための支援をします。

Kineticaアジア太平洋地域担当バイス・プレジデントのJoseph Leeは、次のように述べています。「私たちはNVIDIAと協業して、インドネシアの象徴的な企業であるLippo Groupの事業を活性化することができ、誇りに思っています。ビジネスに技術を活用するLippo Groupの先見性、そして同グループがAI、インメモリー、GPUデータベースを統合するインドネシア初の企業となることにお祝いを申し上げます。」

「今日の変化する事業環境・技術環境、絶えず変化する顧客ニーズ、低い利益率、製品サイクルの短縮化といった状況のなか、eコマース・小売業以外の企業はビッグデータ分析を活用することで真の競争優位性を獲得できます。より多くの情報に基づいて業務、製品に関する決定を下すための360度カスタマービューや高速データ処理の利点は、他業種で容易に活用できます。」と、Leeは付け加えます。

Kineticaの広範囲に適用可能なインメモリーデータベースは、NVIDIAのGPU(グラフィックス・プロセッシング・ユニット)を搭載し、オンプレミス環境およびクラウド環境(Amazon Web Services、Dell-EMC、Google Cloud、IBM Minsky、Microsoft Azure等)の両方で運用可能です。従来のCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)搭載システムと比較して、GPU高速ソリューションは10倍から100倍高速化していることが証明されており、ハードウェア費用は従来比10分の1です。

NVIDIAアジア太平洋地域担当バイス・プレジデントのRaymond Theは、次のように述べています。「機械学習とディープラーニング技術の登場により、インドネシアの小売業界に多くの刺激的な機会がもたらされるでしょう。Kineticaとの共同ソリューションは、インドネシア企業に高度な分析において比類のない性能を提供します。」

OVOについて

OVOはインドネシアで最も包括的な決済、ロイヤリティポイント、金融サービスを提供するアプリで、2016年から同国でサービスを展開しています。OVOは、コアリション(連合)ロイヤリティプログラムのほか、迅速で安全かつ柔軟な決済、およびユーザーが優待を受けられる金融サービス機能を提供します。今日に至るまで、OVOはインドネシアで数百万人のユーザーを有し、同国の主要都市でサービスを展開しています。https://www.ovo.id/

Lippo Groupについて

Lippo Groupは、不動産、百貨店、小売、金融サービス、通信、ホスピタリティ、医療、メディア、ITサービス等を有する、アジア全域で事業を展開する投資持株会社です。過去60年間にわたり、業界および新市場で成長、イノベーション、リーダーシップのモデルを確立してきました。Lippo教育財団は52の学校とインドネシア有数の私立大学を含む2つの大学を運営しています。Lippoは医療分野での取り組みとして、インドネシア半島全域の29の病院(世界水準のがん治療病院を含む)から成る同国最大の医療グループを運営しています。Lippoは同社ビジョンである「Growing in Stewardship, Transforming Lives」(スチュワードシップを促進し、生活を変革する)に取り組んでいます。https://lippogroup.com/

Kineticaについて

カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置くKineticaは、データウェアハウス、高度な分析、視覚化を組み合わせたGPUデータベースを提供する唯一のプロバイダーです。Kineticaは、機械学習やディープラーニング(深層学習)モデルの運用に最適化されています。ユーザーはKineticaを用いることで、高速かつ複雑なデータを数ミリ秒で同時に取り込み、探索、分析、視覚化することができ、重要な意思決定、効率化の追求、コスト削減、新たな収益の創出、顧客体験の向上を実現できます。金融サービス、小売、医療、公共事業、公共部門など垂直業界のお客様は、Kineticaを利用して、高速オンライン分析処理(OLAP)、AI(人工知能)とBI(ビジネスインテリジェンス)の融合、地理空間分析などを行っています。Kineticaのエコシステムパートナーは、クラウド、ハードウェア、サーバー、ソフトウェア企業から構成され、Amazon、Cisco、Dell、Google、HP、IBM、Microsoft、NVIDIA、Tableauなどが参加しています。投資企業として、Canvas Ventures、Citi Ventures、GreatPoint Ventures、Meritech Capital Partnersなどが名を連ねています。詳細については www.kinetica.com をご覧ください。

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