2012年08月23日 17時15分
昭和電工

昭和電工、リチウムイオン電池向け包材の生産能力を増強

Tokyo, 2012年8月23日 11時40分 - (JCN Newswire) - 昭和電工株式会社(社長: 市川 秀夫)の子会社昭和電工パッケージング株式会社(神奈川県伊勢原市 社長: 田中 淳 以下、昭和電工パッケージング)は、リチウムイオン電池(以下、LIB)の包材であるアルミラミネートフィルム(以下、ラミフィルム)の生産能力増強を決定いたしました。昭和電工パッケージングの彦根工場(滋賀県彦根市)において製造設備を増強し、年産能力を2010年比で2倍とします。本年9月より工事に着手し、2013年下期より量産稼働開始の予定です。

ラミフィルムは樹脂フィルムとアルミ箔の複合材で、昭和電工パッケージングが長年蓄積してきた食品容器向けラミフィルムの成形ノウハウが生かされています。LIBには、ラミフィルムを用いたパウチLIBに加えて、金属製の円筒型LIBおよび角型LIBがありますが、パウチLIBは円筒型LIBや角型LIBに比べて成形の自由度が高く、軽量であり、放熱性にも優れることから携帯電話やノートPC向けなどのポータブル用途の小型LIBとして多く採用されています。特に最近では、スマートフォンやタブレットPCなどスマートデバイスの著しい市場拡大に伴い、LIBの小型化に寄与する包材としてラミフィルムの需要はますます高まっています。ラミフィルムを用いた小型LIBの市場は2015年には2012年比で倍増の200億円程度になると推定されています。

当社グループは中期経営計画「ペガサス」において電池関連部材を成長事業として位置づけ、強化を図っております。なかでもラミフィルムはLIB包材として高いシェアを有しており、当社グループとしては今後とも、自動車向け等も含めさらに拡大が想定されるLIB市場に向けて高品質なラミフィルムの安定供給に努めてまいります。

概要: 昭和電工株式会社

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