2018年04月03日 10時35分
株式会社ネットワールド

日本道路、全国の建設現場で稼働する2,500台のPCの業務データ保護をDell EMC AvamarとData Domainで実現


ITインフラのソリューション・ディストリビューターである株式会社ネットワールド(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 森田 晶一)は、日本道路株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 久松博三)が、全国の拠点や建設現場で稼働する約2,500台のPCの業務データ保護に、ネットワールドが提供するDell EMC社製データ保護ソリューション「Dell EMC Avamar(以下Avamar)」と「Dell EMC Data Domain(以下 Data Domain)」が採用され、本格稼働開始したことを発表します。

埃や塵も多い過酷な環境の現場では内蔵HDD をはじめとするPC障害も少なからず発生し、深刻化するサイバー攻撃への対策が急務となる中、日本道路では、IT要員が不在の拠点や現場でも社員に負荷をかけず、本社側で自動的に業務データをバックアップして一元管理可能な体制を確保する必要がありました。
システムの導入・構築は、同社のグループ企業でIT担当のエヌディーリース・システム株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長 兼子 知之)と、ITパートナーのリコージャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 CEO 坂主 智弘)が担当しました。システムの提案・構築にあたっては、ネットワールドの情報提供や技術支援が高く評価されました。建設業においてもますます業務のIT化が加速する中、日本道路は、さらなるシステム改善への取り組みを計画しており、今後も各社の協力による支援に期待が寄せられています。


◆ 導入前の課題と選定ポイント 
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日本道路は、道路建設 / 道路舗装はもちろんのこと、スポーツ施設向けの人工芝 / 合成樹脂系舗装や公園 / 遊歩道向けの景観舗装など幅広い領域で事業を展開しています。埃や塵の多い現場では、PCの内蔵HDDが障害を起こすことがあり、多額の費用を払ってデータサルベージ会社に復旧を依頼していました。さらに最近では、年々深刻化するサイバー攻撃への対応も大きな課題となり、現場PCのデータを本社側でバックアップできる環境の整備に着手しました。
同社が担当する数百ヶ所規模の工事現場で稼働するPCの数は約2,500台に上り、加えて、光 / ケーブルTV回線はもちろん、ADSLさえも引かれていないような現場もあります。さらに、全ての現場にIT要員が居るわけではなく、社員が特別に意識しなくても自動的にバックアップが行えるような仕組みが求められました。
大量のクライアントPCのバックアップをできるだけ簡単かつ効率的に行うために、リコージャパンの導入実績も豊富なAvamarとData Domainの組み合わせがベストと判断されました。Avamarには独自のグローバル重複排除機能が装備されており、クライアント側で重複排除を行った上でユニークなデータだけを転送するため、十分な回線帯域が確保できない環境でも、確実なバックアップを行うことが可能です。現場のPCには、バージョンが異なる同一の書類などが保存されていることも多かったため、重複排除は容量削減のために威力を発揮します。また、Data Domainとの連携を行うことで、バックアップデータの効率的な保管や運用管理の一元化も実現できます。


◆ システムの概要と導入成果
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AvamarとData Domainによる新バックアップシステムは、2017年7月より本番稼働を開始しました。社内への展開は、AvamarのエージェントをPCに導入するためのインストーラーを社内ポータルサイトの掲示板にアップし、これをユーザー側で実行してもらう形で進めましたが、インストーラーの指示に沿って数クリック程度の操作を行うだけで、各現場のユーザーに大きな負担をかけることもなく短時間で作業が完了しました。各クライアントのバックアップは、PCの稼働率が最も低い昼休みに実行していますが、重複除外機能により2回目以降は差分データだけが転送されるため、ほとんどの拠点で概ね5分以内でバックアップが終了しています。圧縮・重複排除率は最大99%以上のデータを削減できたケースもあり、期待以上の成果であると高く評価されています。リストアに関しては、過去30日分のデータを保持しておき、ユーザーからの要望に応じて復旧を実施しています。実際にデータの復旧要望があったとしても、作業内容は非常に容易、かつ復旧データの転送も重複排除機能により高速に完了するため、導入前に比べ非常に楽な運用が実現できています。


◆IT投資の最適化と今後の展開
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日本道路は、セキュリティポリシー上の理由からオンプレミス構築を選択しました。クラウドサービスを利用して同様の環境を構築した場合、今回のように30世代ものバックアップデータを管理するのはほぼ不可能であることに加え、5年間運用した場合のPC 1台あたりのコストは、主要なクラウドサービスを使う場合よりもむしろ安くなることから、今回のプロジェクトは、IT投資の最適化という点でも注目されます。また、Avamarのエージェントは無償で利用できるため、今後台数が増えてもコストが嵩む心配はなく、ITコストを最小限に抑えつつ、最大の効果を得ることに成功しました。
日本道路は、Data Domainをさらに活用して、バックアップ対象フォルダの拡大や業務用アプリケーションサーバーのバックアップなども検討していく考えです。

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◆日本道路株式会社について
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http://www.nipponroad.co.jp/ 
本 社:東京都港区新橋1-6-5
創 業:1929年3月10日
資本金:122億9026万円
事業内容:道路建設・道路舗装のエキスパート企業。アスファルト合材・乳剤の製造も手がける。
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◆エヌディーリース・システム株式会社について
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http://www.ndls.co.jp/
本社:東京都文京区目白台2-6-14
創立:1985年7月6日
資本金: 6,000万円
事業内容:日本道路グループの一員として、自動車や建設土木機械のリース、販売、および情報システム・製品・ソリューションの提供。

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◆リコージャパン株式会社について
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https://www.ricoh.co.jp/ 
本社:東京都港区芝3-8-2
設 立:1959年5月2日
資本金:25億円
事業内容:ICT関連商品の販売と関連ソリューションの提供、サポート&サービス、システムインテグレーション、およびソフトウエア設計・開発
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■ 株式会社ネットワールドについて
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http://www.networld.co.jp/
株式会社ネットワールドは、ITインフラストラクチャーのソリューション ディストリビューターとして、クラウド コンピューティング時代の企業IT基盤を変革する技術製品と関連サービスを提供しています。サーバー、ストレージやネットワーク、そしてアプリケーションやデスクトップの仮想化に早期から取り組み、次世代のITインフラストラクチャーのあるべき姿をリードしています。

◇報道関係者お問い合わせ先
株式会社ネットワールド
マーケティング本部 広報担当:蔦谷(つたや)
TEL:03-5210-3911 E-mail:pr@networld.co.jp