-2017年度に発生したDDoS攻撃は2016年度の2倍を記録-
グローバルCDNサービスプロバイダの株式会社シーディーネットワークス・ジャパン(東京都新宿区、以下CDNetworks)は、2017年度のDDoS攻撃の対応状況をまとめ、分析したセキュリティレポート「2017年度DDoS攻撃の動向と今後の見通し」(以下 本資料)を本日発表いたしました。
本資料は、CDNetworksのDDoS防御対策サービス「クラウド・セキュリティ DDoS」を提供している国内外のお客さまを対象に、2017年度(1月~12月)に収集した様々なDDoS攻撃パターンとトレンドを分析し、その推移と今後の動向予測について分析結果をまとめています。
2017年度は、新種のIoTボットネットによるサイバー攻撃が相次いで発見されたり、仮想通貨を狙うサイバー攻撃が増加・多様化しました。新種のIoTボットネットの高度化と増大は大規模DDoS攻撃の土台となり、より複雑で精度の高いDDoS攻撃を発生させています。また、仮想通貨を狙う攻撃は、よりさまざまなチャネルを通じてさまざまな悪性コードを配布し、これらのほとんどは遠隔コントロールやDDoS攻撃機能が搭載されており、最大限の注意が必要です。
2017年度のDDoS攻撃タイプ別の割合は、UDPフラッドが23%でもっとも多く、増幅とSYNフラッドが19%でした。また、新しいIoTボットネットが登場し (Bricker、Hajime、IoTroopなど)、モバイルOSのアンドロイドを狙ったボットネット‘WireX’を悪用した攻撃が発生しました。さらに、仮想通貨の価値上昇によりこれを採掘する機能を搭載した悪性コードが急増し、これを悪用した攻撃で多くの取引所が被害を受けました。
目次(一部抜粋):
1. 2017年度DDoS攻撃の動向レポート/地域別、プロトコル別、タイプ別、攻撃規模別など
2. 2017年度DDoS攻撃の動向まとめ/大規模モバイルボットネット、新脆弱性の登場など
3. 2018年の見通し/IoTボットネットの増殖、仮想通貨が狙われるなど
「2017年度 DDoS攻撃の動向と今後の見通し」レポート」の完全版
https://www.cdnetworks.co.jp/data/whitepaper.html#wp-30
「クラウド・セキュリティ DDoS」のサービス概要
https://www.cdnetworks.co.jp/service/cloud_security_ddos.html
CDNetworksは、引き続きグローバル規模のセキュリティ脅威に対抗しつつ、2018年度も引き続き新種を含むあらゆる攻撃に耐えうるDDoS攻撃防御サービスをお客様に提供して参ります。
以上
About CDNetworks
CDNetworksは、CDN(コンテンツ・デリバリ・ネットワーク)プロバイダとして、グローバルリーチに優れ、豊富なキャパシティをベースに大規模に展開するCDNプラットフォームにおいて日々40,000以上のWebを高速化しています。また、CDNプラットフォームと統合されたクラウドベースのWebセキュリティサービスはあらゆるタイプの攻撃を検知・ブロックして企業のWebビジネスを保護し強固なセキュリティ基盤の構築をサポートしています。CDNetworksは独自開発の高い技術力と柔軟できめ細やかなサービス力で、エンタープライズ・アドテク・ソフトウェア・eコマース・ハイテク・メディアおよびゲームなど幅広い業界のお客様へサービスを提供しています。中国や東南アジア、そしてインド、中東、ロシア、アフリカ、中南米などの新興市場においても自社拠点(PoP)によって企業のグローバルな配信をサポートしている、唯一の、そしてアジア最大級のグローバル企業です。2000年に設立されたCDNetworksは、日本・韓国・中国・シンガポール・英国、独国、そして米国にオフィスを構えています。詳細については、https://www.cdnetworks.co.jp をご覧ください。
[本件に関するお問い合わせ先]
株式会社シーディーネットワークス・ジャパン
マーケティング担当 増山慈子
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