2019年10月19日 09時20分
株式会社AQU先端テクノロジー総研

衛星データによる気象環境・災害対策等に期待する声! 地上ビッグデータ連携の衛星データ市場、関心高まる!

衛星画像データの用途は世界的には安全保障、防衛の用途のほか、エネルギー、自然、海洋、災害、インフラ、LBS(位置情報サービス)、環境モニタリングなどがあります。今後、民生及び商業利用が大きく拡大してゆくとみられますが、気象環境、災害対策などに大きな力を発揮することから、衛星データビジネスは今後注目、市場拡大が続くと予想されます。 AQU先端テクノロジー総研(代表、子安 克昌)では、『 宇宙ビジネス、衛星データの市場展望、市場開発に関する調査 -衛星データ 付加価値サービス、宇宙アプリの新潮流、ビジネス開発-』を3月に発刊していますが、意識調査をさらに推し進めたところ、衛星データの利活用として、気象環境、災害対策などに期待する声が多くあった点、また今後の衛星データ市場の可能性が再確認できたことから、その詳細を2019年10月21日に発表、情報を公開いたします。

衛星データによる気象環境・災害対策等に期待する声!
地上ビッグデータ連携の衛星データ市場、関心高まる!


https://www.aqu.com/aqu-news/2019-10-18.pdf    ニュースリリース
https://www.aqu.com/space-app/
https://www.aqu.com/

※このたびの台風の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。


衛星画像データの用途は世界的には安全保障、防衛の用途のほか、エネルギー、自然、海洋、災害、インフラ、LBS(位置情報サービス)、環境モニタリングなどがあります。今後、民生及び商業利用が大きく拡大してゆくとみられますが、気象環境、災害対策などに大きな力を発揮することから、衛星データビジネスは今後注目、市場拡大が続くと予想されます。


AQU先端テクノロジー総研(代表、子安 克昌)では、『 宇宙ビジネス、衛星データの市場展望、市場開発に関する調査 -衛星データ 付加価値サービス、宇宙アプリの新潮流、ビジネス開発-』を3月に発刊していますが、意識調査をさらに推し進めたところ、衛星データの利活用として、気象環境、災害対策などに期待する声が多くあった点、また今後の衛星データ市場の可能性が再確認できたことから、その詳細を2019年10月21日に発表、情報を公開いたします。


人工衛星は小型化の動きがあり、今後、衛星の打ち上げ数が急激に増加してゆくと予測されています。同一地点を1日に何回も撮影する衛星コンステレーション計画が推進されており、AI解析技術などを活用して、新たなビジネスを創造する動きが出ています。
とくに、衛星データの付加価値サービスに可能性が大きく、衛星データの付加価値サービスはグローバル市場、年率12~16%で加速成長、2023年、6,450(百万ドル)規模を予測しています(AQU先端テクノロジー総研)。


衛星データを活用した、これからの応用分野として、どのような分野に期待しているかを会社員・公務員2,200人に尋ねたところ、日常生活に関わる分野への期待として、「衛星データを活用して、気象現象や地震台風などの災害についての研究や情報共有が進む事を期待している。」(37歳、男性、会社員・事務系)、「地震予知、火山予知、豪雨、台風予測の精度の向上をして、事前の情報を知ることによる災害に備える事が出来るようにして欲しい。」(54歳、女性、会社員・事務系)といった声などが寄せられています。


このたびの台風19号では記録的な豪雨があり、各地で甚大な災害が起きました(10月17日時点、77人死亡、堤防の決壊は68河川の125か所)。今後のハザードマップづくりでは、たとえば、河川の場合なら、決壊の危険度などに加え、台風の動き、強大さを考慮して、氾濫した水(濁流)の深さだけでなく、水(濁流)の速さ、水圧などのシミュレーション(家屋への影響等)というように、各種の危険要素データを瞬時に解析し提示できるシステムづくりが大切になってくるとみられます。
台風被害の拡大を抑え、防災等への期待もある衛星データは、まだ一般にはその働きが充分、理解されていない面はありますが、衛星画像のデータと地上ビッグデータが連携されてゆくことで、よりよい社会づくりに役立ってゆく可能性があり、今後の関連ビジネスの発展が注目されます。

【衛星データに対する関心度アンケート】
調査対象: 会社員、公務員など、2,315人
調査期間: 2019年10月15日~17日
調査方法:インターネット調査
調査会社:自社調べ

■参考
調査報告書
『 宇宙ビジネス、衛星データの市場展望、市場開発に関する調査
  -衛星データ 付加価値サービス、宇宙アプリの新潮流、ビジネス開発-』
https://www.aqu.com/space-app/

【意識調査結果の注目点1】
意識調査をしたところ、関心領域は「気象・環境」が最も多く、続いて、「災害監視・防災」、「安全保障・防衛」、「位置サービス」となっている。この他としては、「地震予知」、「大気汚染予報」、「通信・測位」、「資源エネルギー」、「海洋・船舶監視」、「交通支援」、「公共インフラ」、「農業」、「国土管理」、「資源探査」など。これら以外としては、「林業」、「水産業」、「野生生物管理」「地理空間情報」、「教育・デザイン」、「メディア・エンターテインメント」などがある。


【意識調査結果の注目点2】
【衛星データ活用への期待】
衛星データを活用した、これからの応用分野として、どのような分野に期待しているかを実際のコメントで記入してもらった。
その結果、応用分野に関する前向きな意見が多く得られた。日常生活に関わる分野への期待としては、「衛星データを活用して、気象現象や地震台風などの災害についての研究や情報共有が進む事を期待している。」(37歳、男性、会社員・事務系)、「地震予知、火山予知、豪雨、台風予測の精度の向上をして、事前の情報を知ることによる災害に備える事が出来るようにして欲しい。」(54歳、女性、会社員・事務系)といった声などがある。
また人工知能による解析では、「衛星データと人工知能の融合によって、人間へのサポートが充実することを期待する。」(38歳、男性、会社員・技術系)、「衛星画像、人工知能を使って、地上からは分かりづらい問題をデータ分析して解決してくれたらいいと思った。」(27歳、女性、会社員・事務系)、「ビッグデータを進め、気象変動や災害、資源探査を地球規模で進め、国を超えた環境問題や産業問題を解決してほしい。」(56歳、女性、公務員)といった声が聞かれた。
衛星データ活用を広く普及させてゆくツールとして、アプリに期待する声もある。「花粉症なので、花粉の飛び具合が分かるアプリがあれば利用したい。」(30歳、女性、会社員・事務系)、「自分は農家経営を行いたいので、雨の正確な予報と台風の履歴、予測を精密にできるアプリがあると嬉しい。」(29歳、男性、公務員)、「地球規模の災害になりそうな気象変動、海水温度の異常等を察知して災害予想するアプリに期待する。」(53歳、男性、会社員・事務系)、「渋滞情報を分かりやすく見ることのできるアプリを利用してみたい。」(25歳、男性、会社員・技術系)というように、アプリの利用を前向きにとらえている状況がうかがえる。
いっぽう、世界的な衛星データの活用の道もある。「海洋汚染が進んでいる途上国の沿岸などの観測データを可視化して、先進国は対策を考える必要があると思う。」(70歳、男性、経営者・役員)、「地球規模の災害になりそうな気象変動、海水温度の異常等を察知して災害予想するアプリに期待する。」(53歳、男性、会社員・事務系) 、「ウイルス汚染や核汚染など、データ解析を宇宙から実施して、人類に影響が及ばないよう研究し予防に努めるようになればよい。」(30歳、女性、会社員・技術系) など貴重な意見が聞かれた。
全体的に宇宙ビジネスにおいて、衛星データに期待する貴重な意見が多かった。一部ではあるが、参考までに以下、いくつか挙げてみたい。

・ 「農作物の収量予測、森林のCO2吸収量推定、土地利用の変化のミクロな把握など、主として農林業への活用が広がることによって、農林業への企業の進出促進と農林業の活性化に期待したい。」(61歳、男性、会社員)
・ 「ビッグデータを進め、気象変動や災害、資源探査を地球規模で進め、国を超えた環境問題や産業問題を解決してほしい。」 (56歳、女性、公務員)
・ 「衛星データを活用して、気象現象や地震台風などの災害についての研究や情報共有が進む事を期待している。」(37歳、男性、会社員・事務系)
・ 「衛星画像、人工知能を使って、地上からは分かりづらい問題をデータ分析して解決してくれるものができたらいいと思った。」(27歳、女性、会社員・事務系)
・ 「土地、森林、水源管理、災害監視に、全球カバーの衛星データを手軽に利用できるようにしてほしい。」(54歳、男性、会社員・事務系)
・ 「日本各地で天候による災害が酷いので、いち早く避難できるようにタイムリーな衛星データを誰もがキャッチできるようになると良い。」(26歳、女性、会社員・事務系)
・ 「渋滞予測、GPSなどの機能を充実させて、道路の混雑を未然に防げたらいい。」(31歳、男性、会社員・事務系)
・ 「今後の衛星データ、人工知能などを取り入れたアプリの活用として、より正確な気象予報や災害の危険予知避難場所の確保などがスムーズに出来るようになる事、交通ナビによるお盆や年末年始の交通渋滞の緩和やその対策としての交通網の整備が出来て、より便利で流通や生活のコストが抑えられるようになる事を期待したい。」(51歳、女性、会社員)
・ 「花粉やPM2.5などの予測ができると嬉しい。」(29歳、男性、会社員・事務系)
・ 「自分が農家経営を行いたいので、雨の正確な予報と台風の履歴、予測を精密にできるアプリがあると嬉しい。あと、今現在は保険業務に従事しているのでいちいち調べるのが面倒な台風の履歴や落雷の履歴を一発で調べられるアプリがあると最高です。今だと気象庁のHPから何月何日にどこで台風が来たとか雷が鳴ったを調べないといけないので、いちいち手間なのでそういうアプリを作っていただきたいです。」(29歳、男性、公務員)
・ 「花粉症なので、花粉の飛び具合が分かるアプリがあれば利用したい。(30歳、女性、会社員・事務系)
・ 「海洋汚染が進んでいる途上国の沿岸などの観測データを可視化して、先進国は対策を考える必要があると思う。」(70歳、男性、経営者・役員)
・ 「ウイルス汚染や核汚染など、データ解析を宇宙から実施して、人類に影響が及ばないよう研究し予防に努めるようになればよい。」(30歳、女性、会社員・技術系)
・ 「環境保全や、文化、交通、科学、経済の発展につながることを期待する。」(44歳、女性、自営業)
※ 調査の一部



以上


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