2020年05月22日 18時09分
ETON Transportation

コマツアメリカ、米国第9巡回区連邦控訴裁判所に上訴される

ラスベガス, 2020年05月22日 - (JCN Newswire) - ワシントン州の州間高速道路5号線に架かる橋梁の損壊事故における寄与過失に関して、原告であるEnvironmental Transportation of Nevada, LLC(ETON)と、被告であるコマツアメリカ株式会社、Komatsu Equipment Company(KEC)およびワシントン州ロチェスターを拠点とするModern Machinery Co., Inc. の間で起こされた訴訟を審理する米国連邦裁判所判事は、Modern Machineryから判決直後に提出された再審請求を棄却しました。裁判所は、判定は難しかったものの、高さの問題が明確であったか、または隠れた瑕疵であったかについては事実問題があり、陪審が決定すべきと判断しました。

一方、判事は被告のコマツに略式判決を下しました。略式判決命令が出された後、ETONは今週、被告であるコマツの取り下げを米国第9巡回区連邦控訴裁判所に上訴する旨の通知書を提出しました。

2016年7月20日、コマツの掘削機2台を積載したセミトラックが、ワシントン州シェハリス近郊の州間高速道路5号線の高架橋に衝突し、構造物に大きな損傷を与えたことから、ETONとコマツアメリカ株式会社、Komatsu Equipment Company(KEC) およびワシントン州ロチェスターを拠点とするModern Machinery Co.,Inc. の間で訴訟が提起されました。

訴訟では、コマツアメリカの代理店であるModern Machineryが、輸送中の機器についてコマツが公表している出荷時の寸法に沿って掘削機を適切に積み込むことを怠ったと主張しています。ETONは、メーカーの推奨事項に従って積載しなかったことが事故と橋梁の損傷の原因であると主張しています。

Modern Machineryは、億万長者のDennis R.Washingtonが所有するワシントン・カンパニーズとして総称される非公開企業の大規模なコンソーシアムの一部です。Modern Machineryは、高品質な重機の販売およびレンタルを行い、建設、鉱山、林業業界に機械のサポートを提供しています。ワシントン州ロチェスターにあるModern Machineryのターミナルには、海外から持ち込まれ、コマツ販売店へ出荷待ちの各種機械の大規模なステージングエリアが集結しています。

ETONは米国ラスベガスを拠点とする大手の運送会社であり、米国西部で機械、プロのドライバー、優れたオンタイム・サービスを提供しています。

コマツアメリカ株式会社は、建設・鉱山機械やユーティリティ(小型機械)などの製造・販売事業を展開する世界第2位の土木機械メーカーであるコマツの米国子会社です。コマツアメリカは、その他にも、フォークリフトや林業機械事業も扱っています。

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