日本一小さな醸造設備で自家醸造したビールを出す「ブルーパブパンゲア」はインターナショナル・ビア・コンペティション２０１２に日本初となるサワーエールと言うスタイル（タイプ）のビール「ワイルド・イン・洗足」を出品、銅賞を受賞いたしました。

日本初の「サワーエール」へ挑戦
　サワーエールとはクラフトビール大国アメリカで大流行しているスタイル（タイプ）のビールで空気中の野生酵母を意図的に取り込むことにより乳酸等の独特な風味を特徴とするビールです。通常のビール醸造ではビールの味を悪くしてしまう恐れのある野生酵母は徹底的に排除されますが、パンゲアでは日本一小さな醸造設備である強みを生かしてあえてそのリスクに挑戦し、日本初となるサワーエールの醸造に成功しました。
醸造所がある洗足の野生酵母を取り込んで造ったことから「ワイルド・イン・洗足」と命名、　その味はインターナショナル・ビア・コンペティション２１０２（世界5大ビール品評会とも言われる日本地ビール協会主催のビール審査会）においてサワーエールの本場アメリカから参加した国際審査員からも評価され、見事銅賞に輝きました。


店主略歴
　2004年にイギリススタイルのパブ「PANGAEA」を開店。日本で10人しか取得者がいないビール品評審査最高資格「マスター・ビアジャッジ」（日本地ビール協会認定）を取得し、オーストラリアやシンガポールのビアコンペティションに日本代表国際審査員として参加した経験も持つ。
　2010年に発泡酒製造免許を取得し、日本一小さい醸造設備を持ったブルーパブ（自家醸造設備を持つビアパブ）へと転身しました。

BrewPUB　PANGAEA
〒142-0062　東京都品川区小山7-16-3-B1
Tel&Fax　03-3782-7699　（担当：小畑〔コバタケ〕　１６：００～。18時以降は営業中の為対応が遅れる事があります）
http://pangaea-senzoku.seesaa.net/
pangaea@east.cts.ne.jp（いつでも対応可）


補足：今回受賞した2種類のビール

ワイルド・イン・洗足（アメリカンサワーエール部門　銅賞）
空中に浮遊する野生酵母を意図的に取り込むことにより乳酸等の風味を特徴とした「サワーエール」と呼ばれるスタイル（タイプ）のビール。
独特な風味と酸味で好みが分かれるがクセになる人も多く、クラフトビールの本場アメリカでは入手困難な銘柄も出るほどの人気になっているスタイルのビール


洗足ビター（オーディナリービター部門　銅賞）
イギリスの田舎風エールを少しハイカラなイメージにアレンジし日本人の口にも合うように造りました。
とりあえずビールではなくじっくりと向き合って飲んで頂きたいビールです。

クラフトビールブームの中で
地ビールがクラフトビールと名前を変えてブームになっている今、ビールの多様性が求められている中にあって日本初となるスタイル（タイプ）のビールを世に出せたことはブルワー冥利に尽きる思いです。