2022年11月24日 14時00分
頼 -tano-

京都嵐山で「日本第一酒造神」を祀る松尾大社で 社の名称を使用した日本酒ブランド「酒神まつのを」を発表

【松尾大社「日本第一酒造神」と酒造文化】

松尾大社の歴史では、五世紀の頃、秦の始皇帝の子孫と称する秦氏が朝廷の招きによりこの西京区・右京区に跨る地域に来住すると、その首長は松尾山の神を一族の総氏神として仰ぎました。新しい文化を創り発展させたとされる秦氏は酒造も特技とし京都の酒造・農耕文化の向上に尽力したとされ、その背景から松尾大社は「日本第一酒造神」として敬われている。

ブランド名「まつのを」は松尾大社の正式呼称に由来し、ラベル上の「まつのを」の筆蹟は、松尾大社(呼称:まつのをたいしゃ、通称:まつおたいしゃ)内に保管されていた先宮司が揮毫した書を使用している。酒神を祀る松尾大社が、京都府内の更なる醸造文化の発展を願う、新たな日本酒ブランドである。

本ブランドのリリースにあたり、増田德兵衞商店・羽田酒造・斉藤酒造・熊野酒造・与謝娘酒造の5社が参画。5社それぞれが醸した日本酒を「酒神まつのを」ブランドにて右京酒販組合が主催・販売する。

【京都の日本酒文化を次の世代へ繋ぐ】

日本酒のイメージアップや消費促進、地域振興などの目的から「日本酒で乾杯」が盛り込まれ2013年1月から施行されている「京都市清酒の普及の促進に関する条例」は令和5年1月で10年を迎える。コロナ禍での外食需要低迷、飲み会離れ等で低迷している醸造業界の再興を目指し、当「酒神まつのを」ブランドでは若手とのコラボレーションでブランディング・デザインの製作を実施。デザインのディレクション・広報は、京都西陣の伝統産業から出る産廃素材でハンドメイドアクセサリーを製作する事業を展開している「sampai」をメイン事業にもつ「頼-tano-」が担当。デザインは、アート×地域活性を軸にしたプロジェクト等に取り組む京都市立芸術大学構想設計専攻4年次生の菊地 陽菜(きくちひな)が製作。


デザイナー:京都市立芸術大学 構想設計専攻在学中 菊地 陽菜
1998年大阪出身。京都市立芸術大学 構想設計専攻所属。在学中に瀬戸内海に浮かぶ直島へ移住。アート×地域活性の面白さを身をもって学び、現在は同じく瀬戸内海の男木島に拠点を持ちながら制作を続ける。また、『男木島倉庫プロジェクト「あいきえん」』を立ち上げ、地域活性化のアイデアを探り続ける。

<「酒神まつのを」製作に関するコメント>
松尾大神が保津峡を開く際に、鯉に乗って川の急流を登ったというお話が印象的でした。神の使いとも言われている鯉を手描きのイラストに起こし、神聖ながらも手に取りやすく、POPなデザインになるよう工夫しました。お酒をきっかけに、松尾大社の歴史を感じながら、「酒神まつのを」を楽しんでいただけますと幸いです。


「にしきょう歴史・文化講座 in 松尾大社」

場所:松尾大社(〒616-0024  京都府京都市西京区嵐山宮町3)
日時:午前10時〜午後12時半

【催し】
(1)日本酒の試飲・販売(右京酒販組合主催)*「酒神まつのを」はこちらで販売します。   京都府内の蔵元で造られた日本酒の試飲販売。

(2)JA京都市西京農業まつり(JA京都市西京農業まつり実行委員会主催)
   農産物品評会や、新鮮な野菜、柿などの即売(売り切れ次第終了)。

(3)京都酵母で醸した日本酒の試飲イベント
   京都市産業技術研究所が開発した京都酵母を使って醸造した日本酒の試飲や試作品の配   布等、京都酵母に関するPRを行います。

※同刻、参集殿で開催される講演・対談のお申し込みは終了しました。


【「酒神まつのを」に関するご取材に関して】
12月3日(土曜日)イベント当日、または「酒神まつのを」の取材を検討される報道機関の皆様はお気軽に下記連絡先までご連絡ください。

「酒神まつのを」広報:宮武愛海(頼 -tano-)
電話:090-8097-5232
Eメール:tano.co.creation@gmail.com