【”お直し”を再構築し、着物に新たな脚光を。】
2021年から伝統産業の産廃素材を再利用してハンドメイド作品を手がける「sampai」は、伝統産業や和装業界が直面する認知向上や文化普及の課題解決に向けた助力となるようにブランド事業を展開してきた。環境省が昨年発表した’リユース市場規模調査等’では調査開始時の2009年に比べ市場規模が2倍に増加し、今後も右肩上がりであると予想されている。
sampaiは、リユースやリメイクに多世代の関心が向く機運を利用し、Z世代を含む学生と共に創る「KIMONO UPCYCLE RUNWAY」を企画。古着物のリメイクや着物素材の洋装への転換方法をランウェイで発表し、和服を着用する場合とは異なる視点から着物・和装文化の普及を試みる。生産量がピーク時の7分の1に縮小している和装業界で、多様な視点から和装や素材に興味を持つ契機作りが必要であると考えている。
【「私たちがトレンドだ。」イマを捉える学生目線】
環境省の‘ファッションと環境に関する調査’によると服のリメイク・リペアを行う人の割合は17.5%と増加傾向にあることが読み取れる。若者を中心にソーシャルメディアを介して個性のあるリメイク商品や衣服が発信されており、古着や古着物などのリメイク(お直し)文化が浸透しつつある。「KIMONO UPCYCLE RUNWAY」では、京都府下約8大学から29名が作者として古着物・帯・着物を構成する絹糸や素材を使用したオリジナル衣装作品を制作。これからの時代を支え、自在にトレンドを生み出していく若者が、世界中から来場者の集う大阪・関西万博のステージでその実力を披露する機会を提供する。この29作品は、高校生・大学生・専門学校生のモデルによって着用される。
sampaiからは、デザイナーの手束つぐみが手がける、再生ペットボトル繊維西陣織(有限会社フクオカ機業製)と反物を使用した作品。sampaiの姉妹ブランドから新美月がデザインする打掛を再構築した作品をこのランウェイで新規発表する。
【刮目する8分間】
「KIMONO UPCYCLE RUNWAY」は4月23日(水)に大阪・関西万博万博会場EXPOホール「シャインハット」で開催される「EXPO KYOTO MEETING~和のこころと地球の未来~」内で13時からの開催を予定している。約8分間のショーで全29着が出演。
ショー終了後はシャインハット周辺にショー出演者が登場し、一般来場者は写真撮影が可能。ステージよりも近くで衣装を見ることができる。
<日時・場所>
令和7年4月23日水曜日 10時から18時45分
「KIMONO UPCYCLE RUNWAY」は13時から実施予定。
<会場>
万博会場EXPOホール「シャインハット」(大阪市此花区夢洲)
<入場方法>
万博入場チケットを購入し、シャインハットに来場後観覧可能。事前予約不要、観覧無料。
※サイト記載内容から変更になっています。
公式サイト:https://www.expokyoto.jp/event/209.html
主催:大阪・関西万博きょうと推進委員会
KIMONO UPCYCLE RUNWAY:sampai(サンパイ)
<sampaiとは>
sampaiは、京都・西陣で伝統産業や服飾産業の生産過程で出るアップサイクル素材を再利用したハンドメイドアクセサリーブランドです。地域の企業に足を運び、アクセサリーの元となる素材ができるまでの話を聞き、職人の想いを知った上でそれぞれの素材を活かしてハンドメイドアクセサリーを作ります。単なるアップサイクルアクセサリーとしての地位確立を目的とせず、産業の製作・販売工程における作り手の「想い」の可視化をミッションに掲げています。アクセサリーという身近な商品の購入を通して、伝統産業・地域企業に関わる機会を創出。購入段階での作り手、事業者の想いや苦労の可視化により、商品の購入や「消費行動」について考え直すきっかけを創ります。
2022年度大学SDGs ACTION AWARDSでオーディエンス賞受賞。台湾、新台市の2024國際青年氣候行動論壇でローカルで取り組む環境対策の事例として紹介されています。
公式インスタグラム:https://www.instagram.com/sampai.store/
公式サイト:https://sampai.theshop.jp/
<取材に関するお問い合わせ>
*報道パスをお持ちの報道機関様は当日会場で取材・撮影が可能です。
sampai 代表 :宮武愛海(頼 -tano- )
メールアドレス :tano.co.creation@gmail.com / TEL :090-8097-5232