2025年10月02日 20時25分
Trade and Investment Queensland

シャープとESIアジアパシフィックが提携、オーストラリア・クィーンズランド州でフロー型亜鉛空気電池技術の開発を推進

Osaka, Japan – Brisbane, Australia, 2025年10月2日 - (JCN Newswire) - シャープ株式会社とESIアジアパシフィックは、最先端のフロー型亜鉛空気電池 技術の共同開発に向けた戦略的覚書を締結し、世界のエネルギー貯蔵技術革新における重要な節目を迎えました。

署名は大阪・関西万博 のオーストラリア館にて行われ、クィーンズランド州政府 駐日北東アジア統括代表 の安達 健氏が立ち会いました。

このパートナーシップは、クィーンズランド州貿易投資庁(TIQ)の支援により実現し、クリーンエネルギー分野における国際連携の架け橋としての州の役割を強調しています。

安達 健氏は、「この提携は、2025年大阪万博を通じて強調されてきた、日本とクィーンズランド州の関係を象徴する先進的な協力の形です」と述べました。

「日本の技術革新とクィーンズランド州の研究・実装力を融合することで、インド太平洋地域をはじめとする市場に対応・持続可能なエネルギーソリューションの基盤を築いています」と安達氏は語りました。

「このプロジェクトは、日豪間の技術連携の強さと、低排出でレジリエントなエネルギーシステム構築への共通のコミットメントを反映しています。

世界トップレベルの日本の技術と、クィーンズランド州のエネルギー分野における専門性と研究力を結びつけることで、持続可能な電力の未来を加速させ、州内の雇用創出と投資機会を生み出しています」と安達氏は続けました。

シャープの電気化学システムにおける世界的なリーダーシップと、ESIの長時間エネルギー貯蔵インフラの展開実績を融合させることで、両社はクィーンズランド大学との技術的概念実証プロジェクトから協業を開始します。このフェーズは、対象を絞った研究資金と専任の研究ポジションによって支援されます。

シャープ株式会社 研究開発本部長の伊藤典男氏は、「クィーンズランド州の支援により、ESIとの協業が実現したことを非常に嬉しく思います」と述べました。

「このパートナーシップにより、両社の技術を統合し、フロー型亜鉛空気電池 の研究開発を加速させ、カーボンニュートラル社会の実現に貢献することを目指します」と伊藤氏は語りました。

Energy Transition Technologies(ETT)は、オーストラリアの脱炭素化に向けた商業的な研究開発および技術開発を推進するESIの子会社であり、革新的なパートナーであるシャープとの協業に大きな期待を寄せています。

「100年以上にわたるシャープの製品イノベーションを基盤とし、本覚書(MoU)はシャープとESIの協力関係のみならず、日本とクィーンズランド州との連携を象徴するものです」と、開発プログラムを主導するETTのCEO、ジャスティン・ベッグ氏は述べています。

「この関係構築にご支援いただいたクィーンズランド州政府、特に貿易投資庁(TIQ)に心より感謝申し上げます。今後、双方にとって有益な成果が得られることを期待しております。」

概念実証フェーズ終了後、シャープとESIはさらなる研究助成金の獲得を目指し、商業化に向けて前進する予定です。これにより、クィーンズランド州は次世代エネルギー貯蔵の世界的拠点としての地位を確立します。

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