2012年11月14日 17時09分
日本薬物対策協会

「脱法ハーブ」の真実 -都立の全定時制高校 養護教諭対象に研修会-

 全国的に脱法ハーブがらみの車の事故や暴力事件などが相次ぐ中、とかく法規制などの早急な対策の必要性がクローズアップされがちですが、そもそも脱法ハーブが危険な薬物であるという真実を広めるための教育も、同時に急務とされています。
 
 そのような中、日本薬物対策協会(薬物のない世界のための財団・日本支部)は、東京都内の全定時制高校の養護教諭約30人を対象とした研修会にて、「脱法ハーブ」の真実を伝えるべく、大阪の定時制高校教員とともに、薬物乱用防止講演を提供しました。

 講演ではまず、大阪府内の定時制高校教員より、大阪の脱法ドラッグ蔓延の状況と自校での教育対策について伝えられました。大阪では、未だに脱法ハーブのがちゃがちゃが設置されていたり、生徒の兄が脱法ドラッグの売人であったなど衝撃の事実とともに、対策として校内に薬物防止のポスターを数多く貼り出したり、当協会提供による「真実を知って下さい:薬物」小冊子を生徒向け講演の中で配布したりといった具体策が挙げられ、「薬物にNO!」の風潮が生徒に浸透しつつある成果も発表されました。続いて当協会世話役の馬崎が、主に都内での脱法ハーブの販売状況、また青少年の間での蔓延や意識について報告し、さらに薬物乱用防止のドキュメンタリーDVDを紹介しました。

  参加した養護教諭からは、「脱法ハーブ、また薬物全般を遠い存在ととらえず、身近にあるものとして、生徒に声をかけ続けていきたいと感じました」「大変良い資料・講演で危機感を抱きました。薬物乱用に歯止めをかけていくようにしなければならないと強く感じました」「薬物がなぜだめなのかをしっかり教えていかなければならない」などの感想をいただきました。

 日本薬物対策協会は、米国本部の非営利団体、薬物のない世界のための財団(Foundation for a Drug-Free World)の日本支部であり、2008年より関東を中心に学校や地域にて薬物乱用防止講演を提供。現在まで3万人以上の生徒や保護者、教育者などへ薬物の真実に関する情報、及び人道主義者であるL. ロン ハバード氏(米国)の研究に基づく薬物の身体的・精神的影響についての知識をもたらしてきました。また、街頭イベントや教育者向けのシンポジウムや研修会、ラジオ番組や新聞などのメディアを通して、薬物の真実を知らせる重要性を訴え続けています。

問い合わせ先: 
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http://www.drugfreeworld.jp http://fdfw.blog.fc2.com/ 担当:馬崎奈央