2012年11月22日 09時23分
ユーシーテクノロジ株式会社

災害時に役立つ情報を提供する「街角情報ステーション」運用実験開始~ ユビキタス技術と衛星通信を活用した情報ステーション ~

報道関係者各位
2012 年11 月21 日
              YRPユビキタス・ネットワーキング研究所
ユーシーテクノロジ株式会社
東京大学大学院情報学環 ユビキタス情報社会基盤研究センター
東京都建設局

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災害時に役立つ情報を提供する「街角情報ステーション」運用実験開始
~ ユビキタス技術と衛星通信を活用した情報ステーション ~
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株式会社横須賀テレコムリサーチパーク YRPユビキタス・
ネットワーキング研究所 とユーシーテクノロジ株式会社 は、
東京大学大学院情報学環 ユビキタス情報社会基盤研究センター、
独立行政法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA)、東京都建設局と共同で、
災害発生時に地上の通信インフラが寸断された状況でも、衛星通信を
利用してインターネット接続を維持し、被災者の安否情報の登録や
周辺の災害状況・避難場所・交通状況などの情報提供がおこなえる
情報端末「街角情報ステーション」の開発を進めてまいりました。

この度、上記の活動の一環として、11月21日(水)から11月30日(金)
の間、新宿駅西口 小田急ハルク前(カリヨン橋)に
「街角情報ステーション」を設置して運用実験を実施致します。

東日本大震災以降、市民の災害に対する意識は高まっており、
今後、首都直下型地震や東海、東南海地震などの発生も懸念されて
いる現在、災害発生の非常時においても、インターネットへの接続を
維持し、被災者が今いる場所や状況の把握、周辺の災害状況・避難場所・
交通状況などに関する情報を、市民に対して適切に提供するための
環境整備が急務と言えます。

前述の状況を踏まえて、街角情報ステーションは、駅前や公園など、
災害発生時に多くの人が集まる場所に設置することを想定した独立式
の情報端末で、Wi-Fi(無線LAN)の環境を提供しているため、
被災者が保有するスマートフォンを接続して各種情報にアクセスする
ことができます。高齢者などのスマートフォンを持っていない方や、
災害でスマートフォンを失くした方は、備え付けのディスプレイで同様
の情報を閲覧することができます。また、太陽光パネルと蓄電池などの
自立電源を備えているため、電力の供給が遮断されたとしても、
ある程度の電力の確保が可能であり、さらに個人が持つスマートフォン
を充電するための機能も提供しています。街角情報ステーションには、
1台ごとに場所を一意に識別するためのIDであるucode が付与されている
ため、そのucodeを利用して、いつ、誰がどこの場所にいたかなどの履歴
を管理することができます。平常時には周辺の施設や店舗などの情報を
提供できる他、Wi-Fi接続環境の提供、スマートフォン充電機能の提供、
夜間の安全見守りなど、さまざまなサービスを提供するための
ステーションとして利用することができます。

この度、11月21日(水)から11月30日(金)の間、
新宿駅西口 小田急ハルク前(カリヨン橋)に街角情報ステーションを
設置して運営実験を実施致します。
本実験では、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の技術試験衛星「きく8号」
を利用して、実際に衛星通信を利用した実験も実施致します。


プレスリリース全文掲載URL;

http://ts.uctec.com/uctec/jp/release/20121121_info_station_release.pdf


【本件に関するお問合せ先】
ユーシーテクノロジ株式会社(担当:峯岸、高沢)
TEL :03-5437-2323
E-mail :press@uctec.com