2012年12月07日 14時30分
Open Mobile Alliance

Future Internet Public Private Partnership Programmeで、OMA API仕様を採用

San Diego, CA, 2012年12月7日 13時20分 - (JCN Newswire) - Future Internet Public Private Partnership (PPP) ProgrammeとOpen Mobile Alliance (OMA)は、OMA Next Generation Services Interface (NGSI) EnablerがPPP ProgrammeのFI-WARE Projectで使用するために採用されたことを発表しました。FI-WAREは、新規サービスインフラを通じて複数の業界セクターでFuture Internet (FI)アプリケーションの開発を促進し、Generic Enablers (GE)と呼ばれるエレメントを基礎とし、再利用可能な共用機能を提供します。NEC、Orange、Telecom Italia、Telefónicaなど複数の業界の企業が、FI-WAREプロジェクトに参加しています。

「OMAはFI-WAREがNGSIに採用され、OMAサービスイネーブラの成功と、市場での実装範囲をさらに拡大することに喜んでいます。」と、OMA理事会長のMark Cataldoは述べました。

OMA NGSIは、オープンでセキュアかつプログラム可能な方法により、あらゆる開発コミュニティにデバイス機能とネットワークリソースを解放するインターフェースの標準化を目的とした活動であるOMA API Programの一部です。2012年5月に最終バージョンの認可と一般リリースが行われたOMA NGSIは、個人の生活の質の向上という分野で開発・使用される次世代サービスを実現し、企業のビジネスプラクティスのイノベーションを実現し、社会の治安と医療サービスにメリットを与える一連のオープンAPIの作成に注力しています。

「我々は、OMA NGSIを、異なるFIアクタとコンポーネント間の効果的な分離通信のすべてのニーズに対応する業界間およびアプリケーション間のドメイン標準として採用しました。」と、FI-WAREのデータおよびコンテキストの章の共同コーディネータのBoris Moltchanovは述べました。「ICTセクタにとって、全世界で幅広いサービスをサポートするオープンで標準的なFIプラットフォームを構築することは、非常に重要です。」

OMA NGSIイネーブラに定義されるデータモデルとAPIは、FI-WAREプロジェクト内でRESTfulバインディングとともに採用され、提供されてきました。FI-WAREのNGSI専門チームは、NGSI特有の改善点と潜在的進化を洗い出し、OMA NGSI仕様の改善と、業界ニーズや将来のインターネットユースケースやシナリオとの方向合わせのために、OMAへ提供しました。

「OMA APIプログラムがFI-WAREや業界で広く関心を集め、使用されるようになっていることを嬉しく感じています。」と、OMA技術総会長のFrancesco Vadalaは述べました。「OMA技術総会は、実際の実装から、弊社のAPIプログラムの拡大に関するフィードバックと提案を受けることに満足しています。」

「FI-WAREのNGSI仕様はNEC、Orange、Telecom Italia、Telefónicaなどにより提案され、強力にサポートされています。この仕様には、多くのOMA NGSI機能が使用され、次のものを含んでいます。

-- Telecom ItaliaとTelefónica提供のFI-WARE Publish/Subscribe GE Open SpecificationとReference Implementations
-- NEC提供のIoT-Broker Reference Implementation
-- Orange提供のIoT-Broker Reference Implementation

NGSIは、異なる粒度レベルで使用できますので、異なるFI-WAREソフトウェアレベルのパブリッシング-購読パターンで、コンテキストの持続と一貫性を維持できます。

Use Case Project (UCP)チームは、現在、FI-WARE Platform GEの最初のリリースをテスト中です。これは、プロジェクトの結果についての早期フィードバックの提供のためのテストベッドで利用可能です。2013年には、FI-WAREテストベッドをFI-WARE Open Innovation Labへと移行し、テストのためにサードパーティに公開する予定です。

「FI-WAREテストベッドとOpen Innovation Labの進化は、市場に対して結果を出すというFI-WARE Partnerの堅固なコミットメントと相まって、全世界の開発者コミュニティでFI-WARE技術が幅広く採用されることを確実にします。」と、FI-WAREのチーフアーキテクトでテクニカルマネージャのJuanjo Hierroは述べました。「したがって、FI-WAREの使用と影響の結果、OMAベースの次世代サービスインターフェースが広く知られるようになります。」

FI-WAREについて

FI-WAREは、欧州委員会が発表したFuture Internet Private Public Partnership (PPP) Programの要となるプロジェクトです。FI-WAREプロジェクトには業界大手各社が積極的に参加しています。その目的は、将来のインターネットアプリケーションの開発のための標準的なコアプラットフォームの仕様とリファレンス実装です。FI-WARE Open Specificationの予備バージョンは、FI-WAREプラットフォームの最初のリファレンス実装として公開され、サポートされました。詳しい情報は http://www.fi-ware.eu/ をご覧ください。

OMAについて

Open Mobile Alliance (OMA)は、どんな基幹ネットワークでも、どんな地理的境界も越えて機能する相互運用可能サービスを作成するための、オープン仕様を提供しています。OMAの仕様は、さまざまなモバイルネットワークにつながっている何十億もの新規および既存の固定およびモバイル端末をサポートしています。モバイルデータサービスのグローバル需要を背景に、Open Mobile Alliance加盟企業は、情報、通信およびエンターテイメントの新規および拡張ソリューションの採用をサポートしています。詳しい情報は、 www.openmobilealliance.org をご覧ください。

Open Mobile Alliance (OMA)の名前とロゴは、Open Mobile Alliance Ltd.の登録商標です。この文書に記述されている他の製品と会社名は、それぞれの所有者の商標または商標名の場合があります。

お問い合わせ先:
Elizabeth Rose
erose@omaorg.org

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