Battery Charging Spec. Rev.1.2検出回路を搭載し、スイッチモードで高効率充電を実現

東京--(BUSINESS WIRE)--（ビジネスワイヤ） -- 東芝はリチウムイオン二次電池向けに、「Battery Charging Spec. Rev.1.2」に対応する検出機能を搭載した、最大充電電流2A（注１）のスイッチモード充電ICを製品化しました。当２月末からサンプル出荷を開始し、５月に量産を開始します。
新製品は、スマートフォン・携帯電話などのモバイル機器に接続された充電器の、「Battery Charging Spec. Rev.1.2」に規定されたUSBポートの種類を自動識別し、IC側の入力電流を充電器に応じて100mA、500mA等の適切な値に制限することができます。また、本ICはI2C制御による充電電流や電圧の変更が可能で、機器の仕様に応じた効率的な充電設定を行うことができます。さらに、外付けサーミスタ回路との組み合わせにより、設定温度範囲外の充電を自動的に停止し、充電時の安全性を向上させることが可能です。

注１：実際の充電電流はICの実装条件、放熱条件、リチウムイオン二次電池の仕様等によって制約されます。

-- 新製品の主な特長
１．Battery Charging Spec. Rev.1.2検出回路を搭載
２．外付けサーミスタ回路との組み合わせによる温度検出機能
３．最大2Aの充電に対応

-- 応用機器
リチウムイオン二次電池１セルを搭載するスマートフォン・携帯電話・タブレットなどモバイル機器の充電回路向け

-- 新製品の主な仕様
品番： TC7710WBG
充電方式： スイッチモード・CVCC方式
入力電圧範囲： 4.35-6.5V
入力耐圧： 10V
急速充電電流： 300-2000mA（100mAステップ）
充電電圧： 3.46-4.72V（10mVステップ）
パッケージ： WCSP25（表面実装25ピン、2.5mm x 2.5mm）
量産時期： 2013年5月
サンプル価格： 100円

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