2013年03月21日 15時04分
The EMR Policy Institute

米国在住の方に警告:全米の無線アンテナ施設でFCC電磁波制限に違反

MARSHFIELD, VT, 2013年3月21日 13時55分 - (JCN Newswire) - EMRadiation Policy Institute (EMRPI)は、FCCが無線高周波(RF)の電磁波から米国市民を守ることに失敗していることを明らかにする動画を発表しました。

米国の労働者と家族には、危険なレベルのRFに過度に曝されるリスクにあります。メイン州からカリフォルニア州まで、無線業界により運用されている何百か所ものアンテナ施設は、EMRPIによりテストされ、FCCの公的な暴露限度の最大600%以上の大幅な違反をしていることが判明しました。これらの施設には、屋上などの他、子どもを含む一般大衆が入り込める場所や、労働者が勤務する場所もあります。
参照:無線業界の安全上の不備 I

無線電磁波には健康を害するおそれがあります。

現在のFCCの法定限度は、世界でももっとも保護水準の低いものですので、合法範囲の無線電磁波の被ばくでも、住民の健康には脅威となっています。FCC安全限度は、現在の科学を考慮していません。また、2011 WHO IARCが無線電磁波を発癌性物質Group 2Bに分類したことにも、同意していません。FCCは、その不十分な電磁波限度ですら、施行していません。

FCCは、その電磁波限度の施行に失敗しています。

EMRPIは2011年12月に、FCC会長のJulius Genachowskiに対して、広範囲でFCC規則への違反が起きていることを通知しました。EMRPIは、全米23州で起きているRF安全違反について、FCC施行局責任者のP. Michele Ellisonに詳細な苦情レターを送りましたが、不順守施設に対してFCCが何らかの行動を取ったという返答は受け取っていません。EMRPIは調査の中で施設の再試験を行い、EMRPIがFCCにレターを提出した数か月後にも、いまだに違反が続いていることを発見しました。ある米国上院議員が、彼女の州の施設について問い合わせを行いましたが、FCCは、議員の選挙区の住民の安全について、誤解を与えるような情報を返答しました。
参照:無線業界の安全上の不備 II

FCCと無線業界は、RF違反を見て見ぬふりをしているのか?

FCCのポリシーでは、無線企業は、法定RF制限の順守状況を自己報告することができます。FCCのウェブサイトは、一般人や労働者に、違反の可能性や実例について報告するための情報や手続きを掲載していません。全米には何十万か所もの無線アンテナ施設がありますが、FCCは1996年以来、無線違反通知を1件しか発行していません。それも、2010年になってようやく出されたものです。FCCは違反を取り締まり、違反を一般大衆から隠しているのか?

米国市民は保護されていません。

議会は、FCCに責任を取らせるよう行動すべきです。そうでなければ、米国市民は、全米のアンテナ施設の不法なRF電磁波による被ばくのリスクにさらされ続けます。米国市民には、知る権利と、保護される権利があります。EMRPIは米国市民がFCCに対して、全米の市民を守るためにRF安全限度を施行するように要求すべきです。

米国上院議員には http://www.senate.gov/general/contact_information/senators_cfm.cfm から連絡できます。
米国下院議員には http://www.house.gov/representatives/ から連絡できます。

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Janet Newton
+1-802-426-3035
JNewton@emrpolicy.org
社長
The EMRadiation Policy Institute