2013年04月23日 16時02分
ISID

4月26日まちびらきのグランフロント大阪で、ISID提供による世界初のソーシャルシティ・プラットフォームが稼働

Tokyo, 2013年4月23日 13時00分 - (JCN Newswire) - 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、4 月26 日にまちびらきする大阪駅北口の大型再開発プロジェクト「グランフロント大阪」において、ISID が研究開発および事業化を進める世界初のソーシャルシティ・プラットフォーム「+fooop! (プラ フープ:愛称はフープ)」が、街と来街者の新たな交流を生む「コンパスサービス」に適用され、同日より稼働開始することをお知らせします。

「コンパスサービス」は、グランフロント大阪の運営組織である一般社団法人グランフロント大阪TMO(以下TMO)とISID が共同で企画・開発したもので、単なる情報検索やクーポン配信等にとどまらない多彩な機能を搭載しています(サービス概要はTMO のウェブサイト参照 http://www.grandfront-osaka.jp/compath )。ISID とTMO は、グランフロント大阪を、常に最先端のテクノロジーを実装する実験都市としても位置付けており、今後「コンパスサービス」を通じて、来街者一人ひとりの状況によりフィットした情報提供を行うための各種実証実験を展開していく計画です。

■「コンパスサービス」を支える、ISID のテクノロジーとサービスについて■

(1)来街者の行動情報を分析する、ビッグデータ処理エンジン

「コンパスサービス」では、来街者の行動に応じて12 種類のキャラクターのうち1 つがサイネージやアプリ画面に登場し、その人に最適な街情報を提供します。このサービスには、来街者の街での行動情報(ライフログ)を蓄積・分析するために、ISID がクラウド上に構築したビッグデータ処理エンジンが活用されており、行動履歴や購買履歴、位置情報、外部環境などから来街者の潜在欲求を推定します。まちびらきの後も、来街者の行動傾向に応じて、新しい技術や仕組みを効果的に取り入れた実証実験を重ねることで、より心地よいコミュニケーション・プラットフォームへと進化させていきます。

(2)サイネージとスマートフォン、ウェブサイト等への横断的なコンテンツ配信

「コンパスサービス」は、同一コンテンツを様々なデバイスに配信できるワンソースマルチユースのコンセプトの下で開発されています。投入されたコンテンツは、グランフロント大阪内の36 カ所に設置されたタッチパネル式双方向サイネージと来街者のスマートフォンアプリに配信されるだけでなく、グランフロント大阪の公式ウェブサイトや、施設内に設置された単方向サイネージにも配信されます。

(3)Wi-Fi アクセスポイントによる屋内測位技術を採用

「コンパスサービス」で提供される、「まちナビ」機能(今いる場所に応じてイベント情報やショップ情報を表示)には、ISID グループのクウジット株式会社が提供する、Wi-Fi アクセスポイントを用いた屋内測位技術「PlaceEngine」を活用し、来街者の現在位置に応じた最適な情報提供を可能としています。

(4)電通との連携による、トータルサービスの提供

「コンパスサービス」の開発にあたっては、グランフロント大阪のプロモーションを手掛ける電通が、キャラクターやアプリケーション画面等のクリエーティブ・デザインを担当し、システムの全体設計、情報蓄積・分析用エンジンの構築およびサイネージ向けアプリケ―ションの開発等をISID が行いました。またスマートフォンアプリの開発には、クウジットが協力しています。電通グループの総合力を結集し、街全体のコンセプトメイクやコミュニケーション・プランと、それらを支える最先端のプラットフォームを統合的に提供しています。

■ソーシャルシティ・プラットフォーム「+fooop!」について■

ソーシャルシティ・プラットフォーム「+fooop!」は、ISID が研究開発および事業化を進める、街のIT プラットフォームのブランド名です。街を訪れた人の趣味や興味関心事、購買履歴といった情報に、街で行われるイベントや来街者の位置情報、来街目的などの情報を加味して、その時々、一人ひとりの状況に合わせた情報提供を可能とすることで、街と人、そして人と人との、実空間におけるリアルなコミュニケーションを促進します。グランフロント大阪は、「+fooop!」を大規模な再開発事業に適用する最初の事例であり、本年2 月にTMO と共同出展した世界最大級のモバイルカンファレンス「Mobile World Congress 2013」でも大きな注目を集めました。

ISID は現在、街や商業施設の規模等に応じて導入しやすい「+fooop!」パッケージ版の開発も進めており、今後、国内はもとよりアジアを中心とする海外の街区や商業施設においても、「+fooop!」を提供していく計画です。

<ご参考資料>

関連プレスリリース

- グランフロント大阪「参加型のまちづくり」に向けた取組み概要発表 (2013 年4 月3 日/グランフロント大阪 開発事業者12 社および一般社団法人グランフロント大阪TMO による発表)
http://www.grandfront-osaka.jp/documents/10511/14062/release130403.pdf

- ISID、世界最大級のモバイルカンファレンス「Mobile World Congress 2013」に出展~今春開業の大規模再開発プロジェクト「グランフロント大阪」に導入される世界初のソーシャルシティ・プラットフォーム「+fooop!」をグローバル市場へ発信~ (2013 年2 月20 日)
http://www.isid.co.jp/news/2013/0220.html

- ISID、“街とツナガルモビリティ”のコンセプトを発表~オートモーティブワールド2013 に出展、ホログラフィックAR を用いて街・人・クルマの近未来を上映~ (2013 年1 月16 日)
http://www.isid.co.jp/news/2013/0116.html

- ISID、街のIT プラットフォーム事業に本格参入~第一弾として、うめきた先行開発区域プロジェクト「グランフロント大阪」にユビキタスプラットフォームを提供~ (2012 年10 月2 日)
http://www.isid.co.jp/news/2012/1002.html

グランフロント大阪について http://www.grandfront-osaka.jp

大阪府大阪市北区のJR 大阪駅北側に位置する「うめきた」(24ha)において、先行開発区域(約7ha)として開発事業者12 社により進められているプロジェクト(2013 年4 月26 日まちびらき予定)。先端技術の発信や研究開発拠点となる、まちの中核施設ナレッジキャピタルをはじめ、商業施設、オフィス、ホテル・サービスレジデンス、分譲住宅にて構成される。

<電通国際情報サービス(ISID)会社概要>
社名: 株式会社電通国際情報サービス(略称: ISID)
代表者: 代表取締役社長 釜井 節生
本社: 東京都港区港南2-17-1
URL: http://www.isid.co.jp
設立: 1975 年
資本金: 81 億8,050 万円
連結従業員: 2,228 人(2012 年3 月31 日現在)
連結売上額: 638 億6,900 万円(2012 年3 月期)
事業内容: 1975 年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovator をビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営・連結会計、HRM(人事・給与・就業)、ERP、マーケティング、クラウドサービスなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。

*「PlaceEngine」は、クウジット株式会社の登録商標です。
*「PlaceEngine」は、株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所が開発し、 クウジット株式会社がライセンスを行っている技術です。
*本リリースに記載された会社名・商品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
コミュニケーションIT 事業部CIT 営業推進部
猪股、正木、矢吹
TEL: 03-6217-8584

【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス
経営企画室 広報担当
李、清水
TEL: 03-6713-6100
E-Mail: g-pr@isid.co.jp

概要: 株式会社電通国際情報サービス