2013年05月21日 13時27分
Promontory

プロモントリー:アジア市場参加者はOTCデリバティブ規制改革に対して協力体制を示すべきである

Hong Kong, 2013年5月21日 13時00分 - (JCN Newswire) - プロモントリー・フィナンシャル・グループ(以下プロモントリー、本社ワシントン)によると、世界中および地域規模でOTCデリバティブ規制改革が最終化されている中、アジアにおける市場参加者は未だに不安と独特なチャレンジを抱えています。

G-20はOTCデリバティブによるシステム的な脅威を減少させることを優先化し、オープンプラットフォームおよび中央清算機関におけるOTCデリバティブの取引および清算の面で大きな進展を見せました。しかし、データ共有や異なる管轄または同じ管轄内のプラットフォーム間のフォーマットを含め、問題は残されたままです。

「これらの問題に対する基本的な合意事項でさえまだ国際的に受け入れられているわけではありません。ということは、金融機関はここ数か月の間に提案された規制案への追加変更点に対処しなければならない可能性があります。」と、プロモントリーのグレーターチャイナ担当マネージング・ディレクターであるロナルド・グールドは、「Promontory Sightlines」春号の記事のなかでコメントしています。グールドは元英国金融サービス機構上級顧問であり、プロモントリーのクライアントに戦略および規制管理におけるアドバイスを提供しています。

これ以外の問題としては、相互運用性の不足により担保にアクセスできず異なる清算プラットフォーム間で使用できない可能性と、単独管轄地区における中央清算機関の仕様が挙げられます。

グールドは次のようにも語っています。「アジアのOTCデリバティブ市場は比較的小規模であるため、参加者や監督機関は実際問題として米国や欧州のようなより大規模な市場に従うべきです。アジア市場参加者たちは協力し合いこれらの問題を解決し、重要管轄地区の代表との対話において、アジアの明確な協力体制を示すことがとても重要です。結論的な答えを示すことがコスト、複雑さ、市場の安定性を大きく左右します」

その他、「Promontory Sightlines」春号には以下の記事が掲載されています。

-- 異なる支払方法に伴うリスク
-- 米国の抵当に対する新しい規制制度の概要
-- よくあるリスク管理の失敗
-- 監督機関による企業のリスク管理への基準引き上げ
-- 「London Whale(ロンドンの鯨)」ロス後の取引運営上のセキュリティ強化
-- システム上重要な利率ベンチマークに対する中央銀行の見解
-- スワップディーラーの金融規制改革法第7条に基づく登録後の次のステップ
-- 英国情報コミッショナー事務局の新しい課徴金

「Promontory Sightlines」は www.promontory.com において定期的に刊行されています。

概要:プロモントリー

プロモントリー・フィナンシャル・グループは、米国ワシントンに本部を置き、金融機関に対するコンサルティングを世界的に展開しています。プロモントリーは規制、リスク、コントロール、コンプライアンス、管理、資本、流動資産に関する問題解決を専門としています。アトランタ、ブリュッセル、デンバー、ドバイ、香港、ロンドン、ミラノ、ニューヨーク、パリ、サンフランシスコ、シンガポール、シドニー、東京、トロント、そしてワシントンに拠点を有し、クリントン政権における米国連邦通貨監督庁長官を務めたユージーン・A・ラドウィッグにより、2001年に設立されました。詳細は www.promontory.com をご参照ください。

アジアにおけるプロモントリー・フィナンシャル・グループについての詳細情報は、ロナルド・グールドもしくはフレデリック・ラウまで+852 3975 2901にお問い合わせいただくか、アレキサンダー・カーマイケルまで+65 6410 0900までご連絡ください。

報道関係者からのお問合せ先

アジア
Anne Pang
College Hill
+852-3791-2287
anne.pang@collegehill.com

米国
Debra Cope
+1-202-384-1011
dcope@promontory.com

概要: Promontory