2013年07月23日 10時08分
シルバコ・ジャパン

エイアールテック、Silvacoの自動配置配線設計フローを採用してミックスド・シグナルICをテープアウト

Yokohama, 2013年7月23日 10時00分 - (JCN Newswire) - 株式会社シルバコ・ジャパン(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:デイビット・ハリデー、以下シルバコ)は、株式会社エイアールテック(本社:東広島市西条大坪町、以下エイアールテック)がシルバコの自動配置配線ツールSpiderを中心としたEDAツール・フローを使用してミックスド・シグナルICのテープアウトに成功したことを発表しました。

アナログ、RFの設計分野において高い技術力を有するエイアールテックは、今回ミックスド・シグナルICを設計するにあたり、自社開発のスタンダードセルを用いたレイアウト設計にシルバコの自動配置配線ツールSpiderを採用しました。Spiderを用いることにより、目標レイアウトサイズ以下でレイアウトを完了することができ、スケジュール通りにテープアウトを行うことに成功しました。

一般に自動配置配線ツールは非常に高価で、最新の微細プロセスを必要としないアナログリッチな設計にはオーバースペックになりがちです。一方、Spiderは必要十分な機能にフォーカスすることで、ミックスド・シグナルICにおけるロジック回路の自動配置配線に最適なソリューションを提供しています。

エイアールテックの代表取締役社長の岩田穆氏は、次のように述べています。「当社の課題であったロジック部のレイアウト期間短縮とレイアウトサイズ縮小を、Spiderの採用により、設計コストを低減した上で解決することができました。シルバコの迅速なサポートにより当初のスケジュール通りテープアウトをすることができたことに感謝しています。」

シルバコのCEOであるデイビット・ハリデーは、次のように述べています。「エイアールテックのような優秀な技術者が多く在籍するデザインハウスに、Spiderが採用されたことを大変嬉しく思っています。限られた時間の中でツールの導入、テープアウトまで達成できたのはお互いの技術者が密接に協力した結果と考えています。今後もシルバコはすべてのお客様へベストソリューションを提供することをお約束します。」

概要:株式会社エイアールテック

株式会社エイアールテック( http://www.a-r-tec.jp/ )は、2001年に広島大学発ベンチャーとして設立され、大学の新技術の活用、産学協同の研究を進めて、最先端の技術開発、製品化を行うことにより、通信・制御・医療分野の産業と半導体産業の発展に貢献しております。特に、高精度、低雑音のCMOSアナログ回路(アンプ、AD変換器)を核としたアナログ・デジタル・センサー・RF回路を搭載したLSIとそれを応用したモジュールの設計受託、試作、開発、製造を行なっております。

概要:株式会社シルバコ・ジャパン

株式会社シルバコ・ジャパン( www.silvaco.co.jp )は、1989年に現在のSilvaco, Inc.の日本支社として設立、1995年に日本法人として登記されました。シルバコ・ジャパンは、日本のTCADおよびEDAソフトウェア業界におけるトップ・カンパニーを目指し、技術サポートと営業の強化、研究開発環境の拡充に全力をあげています。事業拠点を横浜本社および京都オフィスに構え、充実したサービスを展開しています。

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