2013年08月01日 17時19分
ジュソンエンジニアリング

ジュソンエンジニアリング、2審でも米AMAT提起の特許訴訟に勝訴

GWANG JU-SI GEYONGGI-DO, SOUTH KOREA, 2013年8月1日 16時35分 - (JCN Newswire) - 世界的液晶ディスプレイ製造装置企業、ジュソン・エンジニアリング(以下「ジュソン」、KOSDAQ036930)とアプライド・マテリアルズ(Applied Materials、以下 「AMAT」)の2社間での特許訴訟が、10年にわたって続いていた。

2011年、台湾新竹地方裁判所では1審時に、ジュソンはAMATの特許を侵害したとはいえないという判決を下し、ジュソンが勝訴した。しかし、それに対しAMATは、台湾特許裁判所に控訴したが、台湾特許裁判所は2013年7月31日の2審(控訴審)でも1審と同様な判決をし、ジュソンの技術力がより優位性をもっていることとなった。同件は最高裁判所(Supreme Court)に上告できる。

AMATは液晶ディスプレイ用のPECVD装置部門では高いシェアを持っていた企業。台湾のディスプレイ市場が非常に大きく成長する可能性を秘めているだけに、ジュソンは台湾市場への新規進入のための努力をしていた。その結果として2003年度は、CHEMEIに第5世代級PECVD装置の供給に成功し、他のパネルメーカーからの引合が入るなど、ジュソンへの好機が訪れていた。

ジュソンの市場参入は液晶パネル市場での長い間優位性を持っていたAMATを脅かすことになるため、AMATにとっては無視のできない脅威となったと思われる。このためAMATは2003年、ジュソンの第5世代級PECVD装置がAMATの特許を侵害したとの主張を始め、該当装置の販売差止仮処分を申し立てることにより、ジュソンの装置をCHEMEIを含め、台湾のパネルメーカーへの販売を出来なくなる様にした。また、AMATは2004年、新竹地方裁判所にNT$178,200,000の損害賠償請求訴訟を起こしたが敗訴し、特許裁判所に控訴したことがある。

2013年7月31日、特許裁判所の2審判決でも再び勝訴したジュソンは「今回の判決により、AMATが特許侵害だと主張してきたPECVD装置の特許技術は、ジュソンの独自開発による新技術であることが改めて立証された」とし、「今後は競合他社の無差別攻撃に対しても戦略的に防御ができるようになり、競争相手から自分を守れる」と自信をうかがわせた。

報道関係の問い合わせ先:
ジュソン・エンジニアリング(株)
戦略企画グループIR/PRチーム
朴晋佑(パク・チヌ)
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jinwoo.park@jusung.com

概要: Jusung Engineering Co., Ltd.